2023日本ローカルヒーロー祭

ローカルヒーロー祭楽しかったなー。なんか今年はひどく楽しかったなーとか思っていたんだけど、去年のこの写真を見て、いや去年もめっちゃ楽しかったわ!と思い出した。

去年の1日目の終わりの写真

やっぱり書いておかないと全部忘れるので、今年の思い出を書いておく。

今年はファンサが撮れてたら知らないヒーローもタグつけてTwitterに上げようと決めてパンフレットを買ってきた。
私はドゲンジャーズ以外全然詳しくないので、パンフがあっても知らないガワの同定って確信が持てないこともあるし(フォームが違ったりする)、名前間違えたりしたら失礼だしと結構勇気がいるのだけど、今年は頑張った。喜んでもらえた方もいたみたいでよかった。
なんでそんなことをしたかというと、2日目、たまたま行きあったヒーローにツーショお願いしたら、なんかすごい喜んで撮ってくれたのだ。私は小さな子供でもないのに。
それで思ったのだけど、私はこういうところにまでくるから麻痺してるけど、ローカルヒーローローカルヒーローであることに無条件で価値が生まれる場所ってここくらいなのかもなぁと。地元でどのくらい受け入れられているかとか、それこそ千差万別だろうし。
ちなみに私がそのヒーローに声をかけたのは、アテンドの人が◯◯のヒーローでーすよろしくお願いしまーすと声をあげててすごく声をかけやすかったという一点なのだけど、そしてピンショを撮り忘れたのでその方の写真は上げられてないのだけど、なんか、あんなに喜んで写真を撮ってくれたのがこっちもすごく嬉しかったので、このあまり一般的でないローカルヒーローかっこいいぜという気持ちをピン留めしておく方法は、写真と名前を揃えてアップすることくらいかなと。奇跡の一枚を撮って広範に流布させるような腕はないので、自己満足ではあるのだけど。

一応ピンのアップも撮ってはいるが、100%運任せである。


言い訳ではなくて、かっこいいポートレートを撮るのはお笑いの時から諦めてて、4コマ漫画みたいなのを撮ることに血道を上げている。

2日目OPのキタさんとシャベさんとか
1日目EDのシャベさんとブットンダーくんとか
これも2日目OPのキタさんとシャベさん

で、こういうのを撮りたいと、やっぱりキャラクターの性格や動きを知ってる方が撮りやすいので、なかなか知らないキャラクターは難しい。
この、「シャベ:こっちこいよ新人!」からのベテランの圧は気に入っている。

ゴシキメンさんのこのくだり、ひたすら各キャラクターの動きが最高だった。

これは1日目のショー中の社長。工藤静香が出るあたりヤバちゃんらしさが全開ですね。

1日目のマグマさんのショー、すっごい満足度だったなー。歌ってすごい。なんかすごい大団円感が出るというか、めっちゃ満足する。昔見た舞台の「ラストフラワー」が話は別に特に好きでもなかったのだが、最後にタイトル曲を星野源が歌うという反則級の締めで、全部大納得の大満足で帰るしかなかったのを思い出した。

まさか滝さんが生歌歌われると思わず嬉しかった。てかうまかった。

この切りたい柱感が伝わったら嬉しい。

2日目のショーは打って変わって普通でも変なドゲンジャーズショーの中でも相当変だったけど、私はあのショー、脚本家の意図とは別のところで、ここで見るからおもしろいショーだなぁと思った。
後日のキャスでシャベさんが言っていた、イベント全体を通しての外し、みたいなのも見ていて感じはした。毎年この時期だけ蘇我を襲撃しに来るのもわざとらしいもんな、という感じの視点だったけど。
私が一番面白いと思ったのは、AIに書かせたら、ヴィランも全員ドゲンジャーズにしてしまったくだりだった。

すぐにヤバイ仮面とハテナとガルガリは悪者、と打ち込んで書き直させたけど、その、「悪役を振るから悪役になる」というのが、この場でやるとひどく寓話的だと思った。
なにしろこの日はヒーローもヴィランもステージを降りたら仲良く写真を撮ってる祭日である。私もこのショーの直前、出勤する面々と行き合っていた。

並んで出勤して、袖のテントに仲良くぎゅうづめになって、ステージに上がった途端悪と正義で戦う理由は、その役割を振られているから。この2日間目にしていた賑やかな光景を借景にするものだから、あの一瞬のくだりがものすごい説得力を持ってしまって、ちょっと感心してしまった。

しかもこのショー、ずっと狂言回しの脚本家が舞台の隅にいるから、メタ好きとしてはどうしても画角に入れたくなってしまって困った。

画角といえば今年はデジカメの他にInstax Palを持っていったので、例年よりいろんな人に(友達も含めて)ツーショ撮ってもらいやすくてとてもよかった! iPhoneより広角で自撮りに向いている。あと見た目が可愛い。
ツーショで思い出しだのだけど、ドゲンジャーズの面々があんなに個別グリーティングしてるの見たの、私が行くようになってからは初めてだった。いうまでもなくコロナのせいなんだけど。
まさかあんなにみんなサインしてくれると思わず、結構びっくりしてしまった。最初に行った2020年も翌年も、接触はもちろんキャストからカードとか渡すのもダメだった。
自分がイレギュラーなタイミングから行き始めたんだなーと実感した。あと、私が最初にシャベさんに会ったのが2020年のローカルヒーロー祭なんだけど(笹井さんの方が先にバスツアーで会ってた)、あの年にチェキ撮ってもらった時、ちょっと不思議な動作をしたのを今でも覚えている。あんだけ接触して写真撮る人が、触れないからああだったのかと、今になってわかった。
すごい丁寧にグリーティングしてもらえて大満足で、その反面、時間が足りなくて他のヒーローとの交流は見られなかったなーというのはある。
しかしこれまでこういうのあんまり無理だったものなぁと思うと、これはこれで嬉しい。
どっちも本当で、次からグリと練り歩きで別の時間取ってくれないかなぁとか思ってしまうのだけど、活動可能時間的にそれは厳しいのかしら。
でもほんと、これが普通なのだとしたら、やっと普通を体感できてよかった。

ローカルヒーロー祭は会場広いし、いろんな人がいろんな場所に出てくるしで、見たいもの全部見るのは絶対不可能だし今年もたくさん見逃してるものはあるのだけど、それを見逃している時に私は別のものを見てたからまぁいいやと思えた。負け惜しみでなく。
それは多分、出る方も見る方も熱量の高いこのイベントそのものが楽しいからで、今年は特に強くそれを感じた。何を見たとか見ていないかを超えて、ローカルヒーロー祭が楽しかった。