シャベオーガディナーショー

10/21 19:00
シャベオーガディナーショー

クラファンの返礼のディナーショー。今回はお土産にアクキーをいただきました。

かわいい! シャベさんがインタビューしてるところも、オーガマンが足組んでるところも、2人でボールチェーン1本なのもかわいい!


まず最初にシャベさんがいらして(客側が全員揃ってたから、開演時間より数分早く入ってきてくれた)、オーガマンを呼び込み。今日はグローブ赤いんだなぁと思った。



オーガマン登場。シンプルにかっこいい。

影マイクで大賀社長がアテレコしてくれるから、目の前にいるオーガマンがお客さん見て話してくれる。これにわーって感動して、そうか、私はオーガマンを話さない方のヒーローだと思ってるからこんなに新鮮なのかと後からわかった。


この二人の並び結構めずらしいかも


シャベさんが「今のうちに写真撮って! 仕事してるうちに!」とか言ってた気がする。


ひとりずつの席を回ってくれる。

シャベさんが「オーガマン変身解除します」

出て行って


即戻ってきた



この並びはもっとレアかも



シャベさんが変身解除に行ってる間、大賀社長がお話ししてくれたんだけど、MC不在でも一人で話せるあたり、社長ってやっぱり普通の人とは違うなぁと思った。


シャベさん変身解除

ここからはおふたりでいろんな話をしてくれたんだけど、いやもう本当に興味深いことばかりで。特撮のトークショーで「キャッシュフロー」って単語聞くとは思わなかった。超楽しい。



もちろんドゲンジャーズの話をしているのだけど、その話の軸足がずっと「企業活動」にあるので、これまで聞く機会があった笹井さんのトークのどれとも違っていて、こういうの聞いてみたかったー!という話の連続だった。




これまで文才ある人(作家)のファンだったことも、才能あるクズ(芸人)のファンだったこともあるけど、私がこんなに面白がって福岡まで何度も行ってるのって、笹井さんの「経営者」って要素が大きいんだろうなー。もともと制作側の話を聞くのが好きなのだけど、制作して出役やって、さらに「経営」の割合がこんなに大きい人の話を聞く機会はまずないように思う。



大賀社長のnoteが大好きなので、そこに書かれていたことをさらに詳しく聞けたのもすごく嬉しかった。
我々が目にしていない仕事のこと、目にしている仕事でも、それを実現するまでに想像もつかないようなことが起きること。そういったことを聞けば聞くほど、ほんとうに、つくづくほんとうに、観客である自分が見ているものは表層の表層の薄皮一枚の部分なんだなぁというのがしみじみわかった。




自分も会社で働いているから、素人の考えることなんか全部考え尽くした上で、世に出る時はもうプロジェクトとしてはほぼ終わってるというのはわかっているつもりだけど、それにしても、こんなにもあらゆる方面からこんなにも深く考え、試行錯誤し、知恵も汗も絞り尽くされた先で、私が見ているものはできているんだなぁと、途方もなかった。

最近読んだK-PRO児島さんの著書に、こんな文章があって、首がもげるほどに頷いた。

目に見える部分だけではわからない、目に見えない事情が、恐らくどんな事柄にもあります。
それさえ頭に入れておけば、何かあったときにすぐにカッとなってイライラしたり、不安に思ったりしなくて済むと思います。
児島気奈著 笑って稼ぐ仕事術 お笑いライブ制作K-PROの流儀 (文春e-book)

どっちかというと、「目に見えない事情」の方がほとんど全部で、目に見えているものはその結果の氷山の一角よりさらに小さい氷の一片でしかないんだと思う。
だからほんと、結果をああそうなのねと受け止めればいいだけなのに、完全に見えないもののことはすぐ忘れてしまうから、たまにこうやってチラッと見せてもらえると、その奥にあるものの大きさを思い出すことができる。

とはいえほんとの裏事情を知りたいのではないのが面倒なところなのだけど。私がどれくらい裏事情知りたくないかというと、自分が行ってない、下手すりゃ知らないヒーローのイベントの揉め事目にして疲弊するのが嫌すぎてTwitterやめるくらい知りたくない。他の界隈のことは知らないが、ローカルヒーローTwitter界隈、公式のアカウントがアナウンスを出していないことに対してお気持ち表明で人を動かそうとする関係者のアカウントが多すぎる。
もちろん私にそれをやめろという権利もないが、強制的に表示されるようになったおすすめタブで目に入ってしまうのでTwitterごとやめるしかなかった。



今回おふたりが話してくれたことは、普段話さない話の中の、それでも話せる部分を話してくれたんだろう。
私のオタクとしてのスタンスは、体裁を整えて取り繕って見てもいい状態にしたものしか見たくない。知らされない部分は知りたくない。そうやって楽しいところだけ見て、なるべく長く楽しくいたい。
不安にならずそのスタンスを維持するために、聞いてもいい程度のちょっと深い話を公式から聞かせて欲しいなんて、ほんと、凡人の愚かさというか我儘な話なのだけど。でもそれを絶妙に叶えてくれるから博多まで行ってしまうんだよな。ほんとうに、何度「こういう話が聞きたかった……!」と思ったか知れない。恵まれていると思う。



世にも珍しい企業を立ち上げた笹井さんのことはずっとすごいと思っていたけど、薬局(しかも老舗の)をやりながら、前代未聞の業務……業務っていうのかなドゲンジャーズって。業態? いや事業かな? とにかくそれをやっている大賀社長はまた別のベクトルですごいと思った。
ドゲンジャーズのスポンサーのシステムなんて、普通に大賀薬局経営するなら絶対に考える必要のないことなのに、その仕組みを一から笹井さんと考えて作ったんだものなぁ。


薬育活動の今後についてとか、もう応援しますとかいう次元じゃないもの。ついていきますってなるわ。



もう室内はおとなしくiPhoneで撮ったほうがいいのではと思った2枚。




終盤のビンゴ大会で、プレゼントの私物を説明しているところ。


最後のご挨拶前、結社のクラファンのイベントだから締めの挨拶は自分がするので大賀社長お先にお願いします、みたいなことを言っているところ。なるほど普通なら、大賀社長がトリなのかと思った。


大賀社長も笹井さんも、会の冒頭から最後の挨拶まで、力強く「続けていきます」と言ってくれた。そしてそれが言葉だけじゃなくて、そのためにあらゆることを今まさにしているのだと信じられる。
笹井さんが最後のご挨拶で、「悪の秘密結社代表取締役社長の笹井でございます」と名乗ってくれたことが、なんだかひどく嬉しかったので、「シャベオーガディナーショー」だけどわざとこう書きます。大賀社長、笹井社長、楽しい時間をありがとうございました。