「これはウソです」の信憑性

昨日の朝日新聞で、「ぜんぶウソ」がえらい褒められてた。

企画・演出担当の同局*1の安島隆さん(36)は「作り込んだ笑いをやりたいが、コントはセットなどお金がかかる。一方で、テレビ局は今やコンテンツ制作会社として様々な経路で売り出せる作品を作り出す必要がある。そんな引き算や足し算で考えた」と話す。

なるほど赤裸々な話。で、DVDの販売・レンタルをすると。売ってくれるのはね、ほんとにありがたいと思う。オタの財布を狙わないと。

僕らはテレビというメディアが、ネタと約束事に満ちた虚構の世界に「発展」してしまったことを知っている。そんな真実性への懐疑を逆手にとって、テレビが映す「現実世界」を風刺し、知的なユーモアに挑戦している番組だ。


2009/10/26 朝日新聞朝刊 フォーカス オン

赤田康和「周到にフェイクを構築」より(上も)

1回目は戸惑いが大きかったけど、確かに見方がわかってからががぜんおもしろい番組だと思う。テレビをテレビという物語ごと楽しむ気の薄い私にしても。


ところでこの記事、春日氏のことを「お笑いコンビ・オードリーの偉そうなほう、春日俊彰」って書いてるんだけどこの書き方は初めて見た(笑)。これって、オードリー=春日と言う認識から脱して、今は、オードリーはなんか偉そうなのと、なんか地味なのか、なんかスーツなのか、わかんないけど、とにかくもうひとりとのコンビである、という認識の方が大方を占めてきたと言うことなのかしら。

*1:引用者注:日本テレビ