10/20〜10/26

20日土曜日。晴れ。まんぷくで２人が結婚。告白シーン可愛かったな。実家に帰る途中でヒロタのシュークリームを買う。昼ごはんはお好み焼き、夕飯はローストビーフにしてもらう。

21時からドラマ「フェイクニュース」を見る。怖かったな……。後編では政治や企業も関わる陰謀が明らかになりそうだけど、実際世に数多く起きている「炎上」はそんな裏もなくただただ善意と悪意と野次馬根性で起きているのだとしたら、そっちの方が得体が知れなくて恐ろしい気もするな。なんにせよ後編楽しみだ。そしてリツイートなんてするもんじゃないなとも思った。暴力を行使する道具を手にしている自覚を持つべきだ。

途中から「ミックス。」も見る。映画館で見たんだけどこれの瑛太はまじでかっこいいよなー。汚ったない格好してるんだけどそれがまたいい。蒼井優が何より最高。そしてトレンディエンジェル斎藤さんをこんなに正しく起用した映画見たことない。この映画、結末が違ったらあと２、３回目見に行ってただろうなというくらい中盤の盛り上がりが好き。

21日日曜日。晴れ。昼ご飯に食べたいものはないかと聞かれたので、鯵のお寿司を作ってもらう。父はポケモンのイベントに出かけて行った。

月曜からのお弁当用のカレーとか油とかビタミンCとか色々もらって、母とそごうに行って色々買ってもらって家に帰る。東京駅でメルヘンのサンドイッチと船橋屋のハロウィンあんみつを買って帰って食べる。

紀伊國屋書店が電子書籍ポイント25倍をやっていたので「Mr. Clice」を今出ているところまで全巻大人買いして読む。

22日月曜日。晴れ。新婚さんのまんぷくコンビかわいいー！　 みんな無事に戦争から帰ってきてほしい。そして丙種が異様に似合うハセヒロ。ほぼ定時で退勤。同僚とジムに行く。同僚は思うように結果が出ておらず、私はちょっと結果が出たので調子に乗って、お互い動機は違えど週２回にしたいという点は一致した。しかし運動しない奴が調子に乗って数増やしてどっか痛めてまったく運動しなくなるパターンがありありと想像できるので、とりあえずお試しに今週は２回行ってみる予定なのだ。

この日から新しいアイテムを導入した。

【送料無料】 ワコール CW-X cwx スポーツ レディース アンダーギア スポーツブラ AB・CDカップ サポートブラ HTY168セール

この運動しない私が珍しく運動しているものだから、母と一緒に探しに行ったら買ってもらってしまった。走っても全く胸が動かなくてとてもいい。

運動後、もう１人の同僚と銀だこの飲み屋で飲んで帰る。私はウーロン茶。

23日火曜日。晴れのち雨。まんぷくは蚊帳の中での「おいで」の破壊力が凄すぎた。「夏目漱石の妻」の「おばかだねぇ」に匹敵する色気だったが朝ドラという国民的コンテンツゆえに焼き払う範囲がまた半端なかったようでツイッターえらいことになっていた。

お昼に携帯を見たら母から近所の人が急死したとメールが入っていたので電話する。この間の日曜、実家から帰るときに家の下で会って「あら来てたの？」と声をかけてもらった。15時過ぎくらいだったのだけど私はなぜか「こんにちは」と言おうとしたのに「こんばんは」と言ってしまって、言い間違えて恥ずかしいなと思った。月並みすぎるけれどあれが最後だなんて思うわけがなかった。生まれた時からのご近所さんだった。でもおいおい泣くとか会社休んでまでお葬式に駆けつけるという間柄でもない。ただただびっくりした。今もびっくりしている。そして考えてもどうしようもないのになにか考えてしまって、自分の心臓が動いてるのなんて奇跡みたいなものだと思う。

残業して退勤。仲のいい派遣さんもこのところ色々あったらしく、今日は喋ろう！と最近開店したカフェに行く。閉店まで話して、お互い聞いてくれてありがとうと言って別れる。帰宅して、洗濯しながら母と電話。夜の放送でもう一回まんぷくを見る。

24日水曜日。雨のち晴れ。まんぷくは疎開。親戚の人がとても優しそう。定型ならばこの後戦局が悪化するに従ってだんだん余裕なくなって意地悪に……となるところだけどこのドラマはそう言う定型を踏まないと信じたい。まんぷくを見ていると、話の盛り上がりとストレスって別物なんだなと思う。

定時で退勤。うどんを食べて映画館に行って「億男」を見る。佐藤健と高橋一生の演技が素晴らしかった。どうして同時期に撮ってるのに15年の時間の隔たりをまざまざと感じさせる同一人物をあんなに演じ分けられるのだろう。すごすぎた。話はなんというか、原作がどうなのかは知らないけど、クライマックスはもうちょい映画的に盛り上がる風にできなかったのかなーと思った。２時間の中にフックが無さすぎるのでは……という印象。公開直後のレディースデーなのにものすごいガラガラだったのはここが片田舎だからだけではなかろう。

帰宅してけもなれを録画視聴。途中でツイッター見たら晶を非難する見ず知らずの人のツイートが流れて来てブロックした。あの状況の晶にそこまで正しさと強さを求めるのはあまりに厳しすぎないか。人間そんな思う通りできないじゃん、と言うのがそもそもドラマタイトルなのだった。

25日木曜日。晴れ。電気で魚を一網打尽にする萬平さん。発明家としてのキラキラとした顔と、世間におもねることができない扱いづらい仏頂面。後者は正直、矢口蘭堂を思い出したね！　 彼もわがままプリンセスだった……。

定時で退勤。同僚とジムに行く。週２にしてみる、あくまで慎重にお試しである。ランニングマシンで25分走れる。前日ポプコーンなど食べたものだから太っていて、夕飯はプロテインで済ませる。夏用の布団を洗って乾燥機にかけたらえらい時間がかかった。

26日金曜日。晴れ。疲労物質が残っている感じがする。ストレッチが足りなかったか。まんぷくはハセヒロの絶叫と、鈴さんの憎みきれなさと。そして安藤サクラは上手いことを忘れるほど上手い。このまま戦争行かずに済むといいんだけど。会社はえらいこと休みが多い。みんな秋休み取ってて示し合わさなかったら被った感じ。久しぶりにがっつり残業。急遽スクリプト組んでも６時間かかった。手作業でも時間は同じくらいだったかもだけど、スクリプトならヒューマンエラーがないからなー。

帰宅して豚バラとキャベツをおたふくソースで炒めて明星一平ちゃん夜店の焼きそばに乗せてみる。満足感は増すが、あの具の足りない感じこそが一平ちゃんという気もするな。私は一平ちゃんが好きすぎる。普通の焼きそばももちろん作れるけど、「焼きそばが食べたい」と「一平ちゃんが食べたい」は別物なのだ。

夜もう一度まんぷくを見てハセヒロの演技の細かいところを確かめる。今日映画祭で公開された映画も見たいな。

10/13〜10/19

13日土曜日。曇り。まんぷくのために普通に起きる。来週から急展開だなー。危機的状況で色んな人の関係性が露わになりそう。ラブリン演じる加地谷さんが裏切る人なのか最後まで萬平さんと一緒にやっていくのか、今のところ全く判断がつかなくて落ち着かないんだけど来週わかるのかな？

せっかく起きたので、洗濯して部屋を掃除して、こないだの台風でこれまでとは違う汚れ方をした窓も拭いたが西向きの窓はどうやっても安全に吹けないので汚れが残った。これどうすりゃいいんだ。ようやく浴衣を洗って糊付けして、手洗いの洗濯もした。買い物に行く気力が湧かなかったので昼ご飯は家にあったものをかき集めてソーメンチャンプルーを作る。

昼寝しようとしていたら、白洋舎が預けていた布団と半纏を持ってきてくれた。前日に100グラム58円だった手羽元を五香粉で煮る。弁当のおかずにする予定。

夜はドロ刑を見てみるつもりだったのだが、母と姉とLINEのビデオ通話をしていたのでちゃんとは見られなかった。ビデオ通話って複数でもできるのね。ドラマは原作と全く設定が違うのはもうわかっていたのだけど、横目で見ていた限り別物としてみればいい加減な作りではなさそうなのでほっとした。原作が好きなんですよ。

14日日曜日。曇り。まんぷくがないので起きられない。昼から新宿で初の脱出ゲームに挑戦する。シン・ゴジラのやつ。結構順調に解けたんだけど、最後の最後どう考えてもこんな簡単なわけがないしこれはヒントではないんだろうかというところまでは思ったのだけど、やっぱり出題者の意図通りに間違えてしまった。悔しいなー！　まんまとまたやりたくなってしまった。いくつか行ってパターンを掴みたい。

紀伊國屋書店に歌集を見に行ったのだけど、たまたま目に付いた武者小路実篤詩集が深く心に沁みたのでそっちを買った。

帰宅してからもなんやかややることかあって、関ジャムも終わるほど夜中になってから弁当のおかずの残りを作る。大根の塩煮と茄子のコチュジャン炒めと赤魚の味噌漬け焼いただけ。やれば20分なのに。

15日月曜日。曇りのち雨。萬平さんが暴力を振るわれている。加地谷さんはやはり萬平さんとチキンラーメンまで添い遂げないのだろうか。竹ノ塚くんの方が萬平さんを信じている。

仕事が暇である。定時で退勤。東京に用があったので、家の最寄駅に自転車を置いて電車で行く。結構普通に雨が降っていて参った。会社の最寄りに自転車置いてった方が早いんだけど、用事終わって遅くなった後会社の最寄りから家まで自転車漕ぐの嫌だし。自転車で帰らないと言う選択肢はないし。用事が済んで、閉店間際のサラベスでご飯食べて帰る。最寄りはまた雨が降っている。

16日火曜日。晴れ時々曇り。まんぷくがすごくいい。辛いシーンだけじゃなくて、野呂さんと牧さんのコンビで笑えるところもあり、最後は明日への展開も見える。長い半年の続きものではあるけれど、きちんと１日１話15分、１日を始める前に見る人の生活に寄り添うのだという気概を感じる。夜勤明けでこれ見て寝るぞという人にもきっと。

定時で退勤。豚バラでも煮ようと肉屋に寄って帰ったのに、牛乳買いにスーパー行ったらでかい鯵が２割引だったので急遽アジフライにする。そろそろお米買わないとなーとお米の棚に行ったら「ななつぼし」が２割引になっていた！　 これは嬉しい。

ツイッター見てたら流れて来た「提言騒動」のHPをずっと読んでしまい寝る時間になる。怖いなぁ。

17日水曜日。曇り。まんぷくの加地谷さんこれ普通に裏切るというか萬平さん帰って来ても受け入れないんじゃ……と不安がよぎる。寒そうなのでウールの上っ張りを着ていく。定時で退勤。同僚と運動に行こうとしたら、同僚の班にトラブルが発生して急遽１人で行くことになる。まぁ何人で行っても運動は１人でやるんだけど、しかし誰かと行くことにしていないと絶対行かない。行かない理由はいくらでもある。頭痛いとか疲れたとか帰って寝たいとか。ランニングマシンで20分走りたいところだけど今のところ15分が限界である。体組成計で計ってもらったら、通い始めた8/1と比べて脂肪が１キロ落ちて筋肉が１キロついていた。やった。去年７キロ減らしても隠れ肥満だった体脂肪率がようやく標準の域に入った。週一でもやらないよりはマシなんだな。

帰りはウールを着ていても普通に寒かった。夕飯はプロテインで済ませてけもなれ第２話を見る。お給料上がってほんとによかった。

聞いたことがまだない音が響いたら其れはしあはせに正解したおと

（光森裕樹『うづまき管だより』）

 この歌を思い出した。

18日木曜日。晴れ。異常に寝覚めがいい。早く寝たわけでもないのに、６時過ぎにぱっちり目が覚めた。何が勝因だ。運動したからか、夕飯軽く済ませたからか。

萬平さんを救うために福ちゃんが政治的手法を使おうとしている。がんばれ。そんな萬平さん、朝からまさかの犬食いで、絶対ハセヒロゆえの当て書きか、ハセヒロ本人の演技プランだろうと思う。大抵主人公の背中を押すものと相場の決まっている夢枕に立つ故人が、お母さんの都合のいいことしか言わないから笑ってしまった。ただの夢だと、このドラマは良い人がたくさん出てくるけどドライな視線で描かれていると思うし、それは実は福ちゃんの目線に通じるのではないかと思う。

出社したら会社の最寄駅にカフェができたという今年いちばんのビッグニュースに女子社員騒然となる。なんもねーのようちの会社の周り。定時で退勤。カフェの存在を確かめて帰る。夕飯は秋らしいメニューに見えるが、冷蔵庫にあったもので作ったらたまたまそうなったというだけである。

この日は頭痛薬を２包飲んでしまった。

19日金曜日。晴れのち雨。まさか加地谷さんがあそこまでストレートに黒幕だとは思わなかった。萬平さんが無罪だとわかってるけど黙ってる程度かと思っていた。登場人物がみんな萬平さんを好きで、でも福ちゃんの周りの人が萬平さんを応援してくれるのは福ちゃんのことが好きだからで、ほんとに愛されてる２人だなぁ。大谷亮平、逃げ恥のときより全然かっこいいな。雨が降ると言うので洗濯物を外に干せず除湿機をかけて出る。

少し残業して退勤、の前に一緒に運動に行っている同僚と今後の運動について話す。予報通り雨が降っていたのでポンチョ被って帰る。Mステに高橋一生が出たり「謝罪の王様」に竹野内豊が出てたりしたけどなんとなく見る気にならなくて録画だけした。ツイッターを眺めていたら、みんな精力的にライブ行ったりテレビ見たりしててすごいなと思う。

りんごにかけて焼くシナモンシュガーみたいなやつが値引きされて60円で売ってたので焼いて食べながら夜のまんぷくを見た。

10/6〜10/12

６日土曜日。晴れ。前日風呂に入らず寝落ちた。まんぷくを見ながらパンを食べ、洗濯と手洗いの洗濯と掃除をして風呂に入って風呂を洗う。疲れてまた寝る。昼に明太子風釜玉うどんを食べて15時ごろから青山に出かける。用事を済ませ、それだけでもう帰ろうかと思ったのだけどあんまりだなと思い直して、気になっていたKOMONOという店まで歩く。ララビギンに載っていた時計を買う。

ララビギンは私が唯一年間定期購読に申し込んでいる雑誌だ。なんでもララビギンに載ってからすごい反響だそうで、勝手に嬉しい。ラフォーレに行って揚げた芋を食べて帰る。朝から炭水化物しか食べていないので罪悪感が湧いて豚汁とさんまの蒲焼を作って食べる。

７日日曜日。晴れ、暑い。今日はまんぷくがないの寂しいなと思うのでこれはなかなか良い調子なんじゃないだろうか。朝から出かけるが着るものにめちゃくちゃ悩む。真夏並みに暑いのに一度涼しくなったら街の気分が変わるので真夏の格好はできない。友達と寿司を食べて帰る。お茶した店の抹茶のフォンダンショコラがハロウィン仕様だった。

８日月・祝。曇り。午前中は角煮の下茹で。荷物を出すついでにスーパーに行って、昼はまんぷくにご祝儀をと思いチキンラーメンのキムチ味にしてみた。美味しいけど最後らへん多く感じるのは麺がふやけるからだろうか。

なんか寝ても寝ても眠くて、活動的なことといえば角煮を作ったのくらい。へんな時間に寝たり起きたりしながら日が変わってからお弁当用の牛肉とセロリのオイスターソース炒めを作る。２時半まで寝られなかった。

９日火曜日。晴れ。朝落し物を拾う。会社に行ったら、金曜の私は火曜日を８日と勘違いしてたのかな？というくらい９日中の仕事が残っていた。思い出そうとしても３日前の記憶なんて皆無なのでとりあえず片付けた。少しだけ残業して退勤。夕飯は豚汁定食にしたんだけどおにぎり３つは多かった。満腹で苦しみながら高橋一生の新しいドラマを見る。何の話なのかよくわからなかった。寝る前にもう一度夜の放送でまんぷくを見る。咲姉ちゃんどうか良くなって。

10日水曜日。晴れ。BSのまんぷくのラストで「よっしゃあ！」と声を上げそうになる。朝はこうでないと。会社に着いてからなんでこんな髪バサバサしてんだろと思ったら、まんぷくに夢中になるあまり髪のセットを忘れていた。

同期に博多通りもんをもらって小躍りする。定時で退勤。同僚と運動しに行く。ランニングマシンで15分走って限界。帰りに薬局でサンテボーティエという目薬を買う。インスタでえらい綺麗な写真が流れてくるもんだからフォローしてたら欲しくなってしまった。こんな従順な消費者がいるだろうか。1500円もする目薬初めて買ったわ。

夕飯はプロテインでいいかと思っていたのだが、王将でモツ味噌炒めを買う。買ってから私が食べたかったのはマルチョウだなと気づいたがまあいい。

「獣になれない私たち」初回。できる人ばかり負担が増えて給料は上がらないリアルさが無茶苦茶ヘビーだったが次回も絶対見たいと思わせる見事な展開だった。楽しみが増えた。

夜もう一回まんぷくを見て、録画するのは夜の方が時計入らなくていいなと気づいたので週間予約を変えた。

11日木曜日。曇り。まんぷくの咲姉ちゃんの容体が深刻でつらい。会社で仲のいい派遣さんとけもなれの話をしたら、私が身につまされすぎて見られていないんじゃないか心配してくれていた。私はあんな理不尽に人の責任まで取らされたりしてないから大丈夫です。前日買った目薬がめちゃくちゃさしやすい。高いのってみんなこうなの⁉︎

定時で退勤。ふろ水ワンダー、片栗粉、麦茶という「これ切らしたらやばい四天王のうち３つ」みたいな買い物をする。あと１個は何かな。ごま油かな。

かねふくの明太子ソースと生クリームとカトキチのうどんでやばいほどうまい明太クリームうどんを錬成してしまう。カトキチのうどんとかねふくの明太子のそれなら冷食で売っているのだが、あれちょっと量が少ないのだけが玉に瑕だからいいのだ。母に電話する。

12日金曜日。雨のち曇り。咲姉ちゃんが亡くなってしまう。悲しい。咲姉ちゃんはきっとほんとに上手に母である鈴さんを立てて立てて今井家を成立させていたんだろうなと、直接の描写がなくても思う。鈴さんはきついけど、だからと言って単純にあの人を現代の感覚で毒親と断じるのはなんか違う気がする。鈴さんとは違う価値観を形作った福ちゃんたちの世代が子を育て、その子供たちに育てられたのが私の世代にあたる。今の鈴さんをきついと感じる私の物差しは、逆を言えば鈴さんのような親がいなければ存在しなかった価値観だ。その物差しで過去の人を測るのは、どんな時代も家族のために最善を尽くそうともがいていた女たちの存在に対してあまりに無礼だ。

咲姉ちゃんはきっとお母さんがお見舞いに来ている時に気を張っていたのだと思うし、自分が死ぬことをみんなに謝っていた。それを不幸と言うのもまた無礼であると思う。

そんなことを思いながら午前中だけ働いて退勤。新橋で母と落ち合ってスピッツのファンクラブツアー「GO! GO! SCANDINABIA 7」に行く。このライブはとにかく本人確認が徹底しているので、無事入れるまで緊張感がすごかった。ライブはものすごく楽しかった。母がここ何年も聴きたかった曲をやってくれて嬉しかった。オールスタンディングだったので下半身がバッキバキになる。ファンクラブツアーがほとんどスタンディングだったのはメンバーたっての希望だったのだができれば半分くらいホールにしてくれないかな…….。いや本人たちも今日の年齢層が「なかなかです」って言ってたし！

帰りに新橋のすしざんまい（24時間営業）でご飯食べて帰ろうとしたら、さすが金曜夜の新橋、見渡す限りの人、人、人。その全てがサラリーマン。お寿司食べてる間も新宿のホコ天のように人波が引きも切らない。こんな時間に新橋来たことないからこんなん初めて見た。新宿の喧噪とはまた全然違う。母ももちろんこんな光景を見るのは初めてで、すっかり感心して帰る。