ミラノ風ドリア食べたい

「食べ物を粗末にしてはいけません」という教育を受けてきた者としては、やっぱりどーしても手放しには受け入れられないサイゼリヤ食べ尽くし。しかし、しかしその道徳的嫌悪感を凌ぐほどの楽しさを感じてしまっているのは否定できない……!
食べ物で企画をするのはやっぱりどうかと思うけど、でも、視た後どうしようもなくサイゼリヤに行きたくなってしまって、それはオードリーがやっとこさでも「うまい」と言い続けた成果だろうから素直にえらい。でも来週はこれよりずっときついんだろうなー。頑張れ。終わってるけど。


MVPはやっぱり「戻ろう!?」なんだけど、他にも見所が満載過ぎてもうどこ抜き出せばいいのかわからないぜ。相撲! 相撲!「トキワ荘の青春」を観て以来、私の中で「お金のない青年の娯楽=相撲」なんですよ。どんだけときめいたか!
トイレに行って「頑張ろう」とか(そこを映せ!)、高校からのベルトとか、「ごめん」とか「泣きそう」とか、もうなー……。おもしろいんだ、たしかにおもしろいんだけど、それとともにほんとに可愛くて微笑ましくてなんべんも視たくなっちゃうんだ。
アイドルと違って芸人さんは芸を売る人だから、どこまで楽しいんで良いのかその辺のボーダーが相変わらずわからないんだけど、でも、やることなすことすべてで人を楽しませるのが彼らのお仕事なら、視てるだけで口角上がっちゃうってのは、ものすごい武器を持ってるのと同じ事だと思うんだ。


スタジオの先輩たちが春氏のキャラを脱がそう脱がそうとするのも嫌な感じがしなくて、春氏はキャラを外しても痛々しくないから楽しかった。むしろ、今出尽くしてるオードリーの新味をいかに出すかと腕を振るう芸人の皆さんがかっこよかった。
若氏をいじるさんまさんもそうだし、ペケポンの上田さんも毎度おなじみのネタを振りつつおもしろくする手腕が素晴らしかった。
若手芸人楽屋でぶっちゃけ裏話(だっけ?)で勝俣氏が言っていた「司会者の方の味付けが違ったのかと思う」と言うことの意味がわかった。出演者にしろスタッフにしろ、料理する側の気概がある番組が、必然的におもしろい。で、そう言う番組は私が思っていた以上にたくさんあった。


ま、だから、昨日の生放送の視聴後感の悪さと言ったらうたばん以来だったけどね……。最初登場をいじられたとこから嫌な予感はしていたよ(乾笑)。
つまんない番組を視た後に口をついて出る言葉はいつも同じだと気付いた。曰く、「雑だなぁ」。