今年のうちに

副音声の紅白つけながらニコ生とユーストのサンミュ忘年会を見るというカオスな状況なんですが、私は何をやってるんでしょうね。とか言ってたらうしろシティのUstも始まるし。


お笑いを見るようになってから3年ほど経ちまして、今年つくづく思ったのは結局私はどこにいっても人を見てるんであってジャンルを見てるわけではないんだなーということでした。今なら好きな芸人さんの好きなネタを見るのが好きなんであって、お笑いライブ全てを愛してるわけでもなければ、お笑い全体を考えることが出来るわけでもない。
音楽でもジャニーズでもそうだったし結局ずっとそうなんでしょう。
まぁだから、来年も好きな人がいるところに行って好きなものを見る余暇活動にせっせと励みます。きっと。


そして私が好きで見ているごくごく狭い範囲での「ライブシーン」においては、今年はずいぶん状況が変わったように思います。KOCの後から急に。でもおそらくは、去年のTHE MANZAIの後からゆっくりと。
優勝したバイきんぐだけでなく、上位陣に軒並みテレビの仕事が増えたように見えます。今えらい状況になりつつあるうしろシティに関しては、メディアに出さえすれば売れると2年前から無責任に喋りあっていたもので、むしろうしろシティでもこんなにかかるのか!と言う感じですが、かもめんたるがすごいなぁと。


テレビで「ロケットライブ」と「ワラッタメ天国」と「日10演芸パレード」と「日曜ゴールデンで何やってんだテレビ」が始まり、私がお笑いを見始めてから一番、ネタをテレビで見る機会があります。
そうすると、ライブの告知コーナーでもメディアの告知をよく聞くようになりました。
私が見ているライブ芸人さんたちは、はっきりと「テレビに出たい、売れたい」という志向がある人たちなので、めでたいことだなぁと思います。


とはいえ今のところテレビよりライブに費やす時間の方が長いので、自分に関係のあるところですと、いろんなくくりで新ネタをおろすライブが始まっています。
エルシャラ清和さんがキャプちゃんとムートンと、賞レース対策のために毎月新ネタを3本おろす「ネタ9」を立ち上げて、この間プレバージョンの「ネタ6」に行ってきたのですが、もうはっきりとバイきんぐ・ロビンフット・チャーミングの「フルコース1000円」を踏襲しているそうです。
マセキユースの漫才師組ばかりの「空飛ぶサンパチ」にはなにしろ浜口浜村がいるので来年はぜひ一度行きたいと思ってるのですがなにかしらかぶりやすいんだよなぁ。
ホリプロコムはダブルブッキングとオキシジェンとヒデヨシが新ネタをおろす「2SET」を始めるそうで。
なによりびっくりしたのが我らが太田プロがまさかの新ライブを始めたことです。「エイトライブ」。認定漫才師とトップリードで新ネタしばりではないんですがゲスト3組も2本ずつネタをやるライブで、こないだ行ってきたんですがこれがもうむっちゃくちゃ楽しいわネタは実験的だわであのライブを重視しない太田プロまでが動いたとなるとこれはもうほんとに、ライブでネタをやることがはっきりと売れるための足がかりになるんだと認識されたんだと思いました(太田は売れる=タレントとしての成功なので。それはそれでちゃんとした方針だと思います)。


おそらく、賞レースの勝ち上がりが普段のライブの評判や予選の会場受けと近くなって、会場受けが無視できなくなってきた、予選で受けるためには味方がたくさん必要、そのためには続けてライブで見てもらう必要がある、と言う思考なのかなと思うのですが。
わかんないですけどね。THE MANZAIの予選は見ましたが、会場受けと近いけどイコールではないなーと思ったので。
味方までは行かなくても、観客が見慣れているかどうかで受けるまでの時間がだいぶん変わってくるというのはTHE MANZAIの予選を見ていて実感しました。「事務所ライブでしか見られない面白い人」というのがたくさんいるのは知っているのですが、そう言う人は予選だと受けるまでに時間がかかってしまうのでどうしても制限時間がある予選では損してしまうように思います。
賞レースが全てではないので、この流れがこれからライブシーンにどう影響してくるのか、興味深いところではありますが、まぁ全体を見ることは出来ないので、変に批評に走ったり俯瞰しようとしたりせず、ただただ好きな人のおもしろいネタがたくさん見られたら幸せです。


なんにせよ好きな人がいるところに行くので、来年FKDがばんばんテレビに出始めたらテレビも見るようになると思います。身はひとつ。


と言うのが、今年のうちに書いておきたい来年への心構え。