シン・ドゲンジャーズ第1話

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「シン・修羅の国へようこそ」

あれ、1話のサブタイトルってあるのかな。前はニコ動で確認してたんだけど。今まだなんのサブスクにも入ってないんで入ったら確認します。
それはさておき、5期はじまった! おめでとう! ありがとう!

やー嬉しい。今年は(というかオーガマンのスピンオフから)MXでの放送がなくて、録画できない&メトロポリスの円盤が出ていないということで手元に残せないのだろうかという一抹の不安はあるが、だからこそリアルタイムで新作を見られるありがたみを改めて噛み締めないとなと思っている。
今年も予告見て思ってたのとすでに全然違ったね!となっているので、覚書を書いておく。いや予告で見たメイド執事vsキタキュウマン@キャナルがかなり1期そのままだったから、今の彼らで1期をやるみたいな、リメイクじゃないけどリマスターみたいな可能性もあるのかなとちょっと思っていた。
でも開始早々、これまで積み重ねてきた物語をヤバちゃん八変化で振り返ったので、ちゃんと時間が経っているとすぐにわかった。
ヒャクトーバンくんの相手がSSAの社長じゃなかったのはなんでなんだろう。エルさんと対峙した角の生えたヤバちゃんだけ知らないんだけど、あれはいつかのドゲコンに出てきたモフモフヤバちゃんとはまた別なのかしら。とはいえ私はドゲコンは行けたり行けなかったりなので、別の時に出てたら知らないんだけど(最初のスーパーライブも行けてない)。
カリバーさん一度吹っ飛ばされてからしばらくいなかった気がするんだけどなんかあんのかな。撮影日が違っただけかな。
しかしなんつっても対キタキュウマンがタケノコ社長なのが胸熱すぎた。ひらおー! やっぱこの二人だよねぇ。1期の夜の屋上……。
田中くんを一度倒したことのあるコミック社長で「お前にはもちろんこいつだぜ」って言って、その後キタさんが田中くんに「逃げろ」っていうところ、まんま1期のクライマックスだし、でも、田中くんの啖呵は想像じゃない。そこからメモリーズモードで「その名はルーキー」はもうご褒美みたいだった。
グレイト2くんに言った「(銀河の力を)受けた結果がこれだ」で、確かに今のマーク4の姿はアフェクトシステムの力を使ったからだもんなーと、ほぼ忘れていたことを思い出した。そう、ナイスバディの最後で結社がみんなフォームチェンジした時、「そうかドラマの都合で姿を変えられるの、悪役の方だけなのか」って思ったんだった。あれなんかすごいツボだった。ドゲンジャーズのひとりひとりは実在するから、放送が終わっても続いていくそれぞれの運営の活動の方針や都合があるから、劇中の都合で姿変えるわけにいかないのかー!って(修羅王丸はどっちもずっといるという認識)。
そんな現実の都合を一人で背負ったヤバちゃんが劇中でどんどこ強くなっていくという、私はドゲンジャーズのこういうところが大好きだよ。

でもこの後がまさかもっと好きだと思わなかった。なんかツルッとした白い人がいる……と思ってたヤバちゃんが、経営者として燃え尽きて成長した姿だなんて思わなかった。侵略じゃなくて経営!
私がこんなにドゲンジャーズに、悪の秘密結社にはまってるのって、多分結社が会社だからだと思うんだよね。現実でも劇中でも。だからまさかそっち方面の「成長」が全面に出されてくると思わなくて、えええってなった。あの侵略ではなくて経営のところ、戦闘で張り詰めていた雰囲気からの「ムカつくー!」の緩急最高にドゲンジャーズだったな。

転機になった会議が「去年の6月の末」ってなんでその時期なのかが気になって仕方ない。結社の決算6月なんだろうか。いや弊社がそうで。
ウザギちゃんが「気にしてないんじゃない」って言った時のシャベさんの「やめなさい」好きだったな。アドリブかな。
新しい結社のアジトもいいですね。前のアジトはほんとに悪の秘密基地という感じでかっこよかったけど、今回はよりオフィス感というか中小企業感が強くて、結社が会社なんだなーとより強く感じられてとても好き。あとみんな普通に出勤してくるの面白すぎ。シャベさんは人間だからわかるとして、メイドさんとか別に家あるの⁉︎となった。
しかしヤバちゃんはなんであのiMacを使ってるんだろう。昭和生まれの私ですら最初に買ったiMacあれじゃないぞ。
ハテナさんがさー、もう最高だった!「世界征服」というお約束ワードをここまでちゃんと考える、というのが、現実の会社っぽくてほんとーによかった。そう、実在して、街に馴染んでるからこそ、「世界征服」という絵空事が実は結構結社に似合わなかったことに初めて気づいた。日本征服をやめる理由が「借金」なのがもう、結社らしすぎて。
悪の総統として頑張るんじゃなくて、経営者として頑張るヤバちゃんが本当に好きだよ……。予告で白いヤバイ仮面は見てたけど、それが「ホワイトカラー」だなんて思いつくわけないよ! そういうところが好きだよ! ところで初めて見た時から頭がツルッとしてるなーとは思ってたんだけど、まさかストレスによる脱毛じゃないよね……? 正面から見ると全然違うのに、横から見ると白い部分がツノに見えて、ああヤバちゃんだなってわかるあのデザインすごいなぁ。
ウザギちゃんがお仕事モードになると完全にフォルムが女性でレディースのスーツ着てたけど、影ちゃんは体型自由自在なんだろうか。別の人? キャリアウーマンモード……?
シャベさんの持ってたパンフレットに「すばらしい未来のために 軽はずみな契約」って書いてあるように見えて笑った。似合いすぎるうちにも営業来てほしい。しかし全部の企業にいちいち素敵なロゴが作られているの、任せる部下への愛を感じましたね。みんな経営頑張って。

いやーでもやっぱり現実的に社会を支配しようと思うと、経済ヤクザみたいなことになるんだなー。と思ってからだと例えが悪すぎるんだが、YouTubeのおかげで見られるCM(地上波とは多少違うらしいが)で、数少ないドゲンジャーズのキャラクターが出てこないトヨタカローラのCMでさえシャベさんの声が聞こえるあたり、ドゲンジャーズもかなり博多の経済を掌握してるとまでは言わないけど浸透しているのでは……となる。悪どいか悪どくないかだけの違いで、劇中の結社と現実の結社のやっていることの方向性は同じに見えて、そういうとこが好きなんだよーともうこれ書くの何回目だ。
経営者といえばオーガマンも経営者だけど、そのへんの能力って今後の戦いに関係あるのかしら。

主題歌、相変わらず最高だった。入るタイミングもめっちゃよかった。ここから3ヶ月、何度もこの歌詞に立ち戻ることになる。1期の歌詞との対比がたくさんあったけど、1期では「全員集合!」って言ってたドゲンジャーズが「だいたい集合してる」になってるの、絆の変化を感じて一番好きだった。「大気圏の向こうから」って言ってるから最終的に宇宙行くのかなとは思ってたんだけど、まさか初回からとは思わなかった。

ED、ついにドゲンジャーズ音頭が⁉︎と思ったら違った。日本のなんでも盆踊りにする文化が好きなんですよ。ボンジョビで盆踊りするとか。先週末やってたナイアガラ盆踊りも楽しそうだった。
でもこのままドゲンカルチャーが根付いていけば、いつかきっと音頭もできるだろうな。その際はぜひガワに浴衣着せてほしい。

朝ごはんケータリングに「差し入れをくださった全ての皆様」と書かれていたので、私もクレジットされたことになります!
放送時期がいつもと違うこととか、制作実行委員会の前にわざわざ書かれた「応援してくださる全ての皆様」という初めて見る文言とか、きっとなんかあったんだろうなとは思うけどそれを教えてほしいわけではなくて、我々が知り得ない困難を乗り越えて放送が実現したのだけはわかるから、やっぱり届けてくれてありがとうと、3ヶ月間めちゃくちゃ楽しみとだけ思っている。

画面外の覚書


初回放送前日からラジオが始まった。私はラジオ好きを名乗れるほどではないが、「好きになった人に一番やってほしいメディア」は間違いなくラジオなので、Fukiさんありがとう。
あと、東京出身のFukiさんが福岡の話をするというのも嬉しい。昔大阪にはまっていた時に色々読んだけど、一番好きだったのは東京出身の坪内祐三が書いた『まぼろしの大阪』だったので、外の目線から好きな土地を語るというのが多分一番好きなんだと思う。