ドゲンジャーズハイスクール第3話

nico.ms

ますますおもしろかった! 3話!
ピザの作り方を教えに来たグレイト2くん、前回最後に田中家で練習してたのは対高校生への挨拶だったのね。なんで新しい名乗り考えてるんだろうと思ってた。年下にいいとこ見せたかったんだなぁ。かわいいなぁ。
バイトながらピザクックさんの地産地消の精神をしっかり遵守している2くん。親父に比べたら「普通」という言葉で真子ちゃんの関心がグッと向くところが見事だった。

2くんが実はグレイトZではないこと、それを悪の秘密結社側は知っていてヒーロー側が知らないことについては、ショーの12.5話と、クラファンの台本の12.5話と、芦屋のショーでも触れられていたのでこっちとしてはそれが当然と思っていたのだけど、2くんというか陸にとっては結構重い秘密だったんだなぁと今回初めて気付いた。
考えてみたら、グレイトZはドゲンジャーズをまぁまぁ散々な目に合わせているのに(ドゲンジャーズが許したとはいえ)それを自分がやったこととして背負い込んだの、結構な腹の括りかただよなあ陸。
あ、でも、一番の大乱闘は現実にはなかったことになってるのか! あーそれはすごいな、あれがあるとないではだいぶ違う……。
超越銀河グレイトDXキャノンが養生テープまみれなの、何度も失敗してがっしゃんがっしゃん落としてボロボロなのかと思ったんだけど、よくよく見たらDXグレイトマグナムもDXグレイトボウガンもくっつけてあるのか。彼なりに父を超えようと頑張ってるということかな……。しかし3話になって初回のぶっ飛ばされてたヤバちゃんの詳細が明かされると思ってなかったよ! ほんと何一つ予想通りなことはないよドゲンジャーズ。あのキタキュウマンとの「戦ってから言って?」の会話とても好き。メイド執事さんとの会話も好き。

今回のハイライト、MAKOとグレイト2の「内緒同盟」、すーごい良かった……。なんか、内緒同盟は今まで見たどんなコンビとも似ていなくて、あの二人だからこその可愛さで、その可愛さにびっくりしてしまった自分は、コンビとか男女ペアとかについて本当にステレオタイプに囚われているんだなぁと思った。嫌いなものにこそ囚われがちなんだよな、矛盾するようだけど。
教えるようで教えられて、助けるようで助けられて、先輩後輩でありながら絶妙に対等な二人のアクションかっこよかった! あの2くんの腕にMAKOちゃんがぶら下がるみたいなアクション(技の名前がひとつもわからない)見て、ライト級のヒーローが一人いるとアクションのバリエーションが広がるんだなぁとわかった。

女子高生の描きかたも内緒同盟もステレオタイプから程遠いのに、お約束が好きなあたりのバランスがつくづく面白いと思う。好きな相手が自分が変身した姿に恋しちゃいました! なんて、もう、クリーミィマミからの伝統芸能じゃん大好き。

涼子ちゃんがあまりに働き者なので1話の選挙シーンを確かめたんだけど、別に実行委員ってわけでもないのかな。ただ実行委員長の真子ちゃんと仲良しだからあんなに働いてるんだろうか。キャンセル料で先生を丸め込むし、家庭科の先生に多分何か頼みに行ってるし、山代ガスに根回ししてるし、なんかすごく社会人ぽいというか営業っぽいと言うか、こんなふうに働くNo.2を現実の方の結社でよく見るような……副社長の……

この涼子ちゃんの働き方といい、2くんの「学校ってこんなに朝早かったっけ」といい、普通の会社組織で働くサラリーマンとして「わかるー!」ってなることが多い。大人になってからなんかの用事で学校行くと営業時間(?)の早さにびっくりする。大学に卒業証明を取りに行ったとき思った。
そんなサラリーマンとしては今期はなんか、「新人の指導係をすることは、むしろ先輩社員の成長を促す」という社内教育の基本みたいなのを感じるのだけど、先週のルーキーも今週のグレイト2もドゲンジャーズの中では新人寄りの立ち位置だから、来週のヤマシロンを見てから改めて考えたい。

正蔵さんが元経営者で元経験者って言ってたの、今後の展開と関わりがあるかは置いといて地味に気になった。花形特撮の代表を退いたんだろうか。グレイトZは無期限放送休止って言ってたけど、グレイトシリーズ自体が止まったんだとしたらいったん会社を解散したほうが現実的かなぁ。単に正蔵さんが引退したなら陸が花形特撮で働いてそうな気もするんだが。

そんな社会を知った人々が知ったふうなことを言うのに、反抗するでもなく「大人ってみんなそう言うんですね」という真子ちゃんがすごくよかった。素直で成長期真っ最中の、こういう女の子なんだなっていうのが、なんだかすごくわかる気がした。

画面外の覚書

どうも今期は土曜の夜に前話のメイキングが上がり、本放送後にNGシーンが上がるらしい。
youtu.be

福利厚生がすごい。

youtu.be

鹿児島のショーも上がった。見たかったやつなので嬉しかったんだけど見たら主に人件費の面で度肝抜かれた。

上野のヤマシロヤさんでは福岡より一足先にポップアップが始まり、初日にダンゴさんがいたと聞いて行ったのだけど残念ながら会えなかった。しかし福岡タワーの先端ボールペンはあっという間に売り切れたようなので、行っといてよかった。

京都の方含めて、いろんな人が行っていてみんな優しいなぁと思う。映画館での舞台挨拶でシャベリーマンさんが、こんなにスタッフに愛されている作品は珍しいと言っていたことを思い出した。