年度が変わった。仕事は私の範疇に限って言えば暇である。なのに出社している。中止が決まった会合の冊子とかを、なぜか作っている。やらない集いの案内とかいうと、なんとなくクラフト・エヴィング商會みがあるが、種を明かせばwebのみに掲載するとかそういう仕事がある。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200330/k10012357551000.html
ちょうど今朝のNHKニュースで雇い止めにあって寮も出ざるを得なくなった人の話してたけど、なんで合わせてこれ紹介しないんだろ。
ロックダウンロックダウンと喧しいが、日本に移動を制限する法律は感染症予防法に基づく72時間に限ったものしかないと今回のことで初めて知った。ロックダウンしたい人はなにをもってロックダウンと言っているのだろう。都知事を含めて。
（交通の制限又は遮断）
第三十三条 都道府県知事は、一類感染症のまん延を防止するため緊急の必要があると認める場合であって、消毒により難いときは、政令で定める基準に従い、七十二時間以内の期間を定めて、当該感染症の患者がいる場所その他当該感染症の病原体に汚染され、又は汚染された疑いがある場所の交通を制限し、又は遮断することができる。
行動を制限することに関してはいまのところ北海道知事が出した法的根拠のない緊急事態宣言と自粛要請が限度だと思うのだけど。新型インフルエンザ等対策特別措置法に基づく緊急事態宣言を出してできることの一部はもうやっている。
https://www.jsph.jp/covid/menu1/index.html
クラスター対策班の資料が公衆衛生学会のHPに載っているので興味深く読む。二番目の資料を読んで、NHKの番組で対策班が「この20がつながっていなかったら終わりですよ」と言っていた意味がやっとわかった。
NHKが朝ドラと大河の撮影を休止。TBSが感謝祭のとりやめと、ドラマ三本の開始を延期。
とてもいいと思う。ちょっと安心した。キャストもスタッフも無事なうちに止めてほしい。そして朝から晩まで再放送をしてほしい。
一昨日ジャニーズの無観客配信を見たときはなんといい試みかと思ったのだけど、もうあの出演者の中にも感染者がいたかもしれないという段階だったと気づいて己の浅慮を恥じる。みんな必死で「今でもできること」を考えているけど、「今でもできること」をいざ実行する「今」になったときにもう状況が変わりすぎている。考えたことを想定した状況でできるのは、二日が限度なんじゃないだろうか。三日でもう世界が変わっている。
じゃあ二週間後にできることって？と考えてもわかるはずない。この疫病対策が日常になった後もできることは？
とりあえずジャニーズは全楽曲をサブスク解禁したら継続的な安定した収入を得られるんじゃないだろうかと誰でも思いつくようなことをなんで書くかといえば私が「オレンジ」聞きたいだけです。せっかく嵐が先鞭をつけてくれたんだから活用しようぜー。
同人誌印刷所のおたクラブさんがエイプリルフールに「虚無売ります」という真摯な記事を書かれていたのだが、消えてしまっていた（２日現在）。
同業者の端くれとして、ただでさえオリンピックのせいで即売会が変則で売り上げが心配だった同人誌印刷所がコミケまで中止でどうなってるのかとても不安だったのだけど、雇用にまで言及していた。
「2」の軽症者専用施設についてはもう第一波の時から言ってる気がするんだけど（書き留めてないから定かじゃないけど）。韓国は鬼のような速さで建ててたよなぁ。選手村……。
かなりの雨の中帰宅したら、奈良の糸季さんから靴下の端材が届いていた。マスクのゴムにするのだ。
ならまちの靴下専門店｜広陵町の老舗靴下工場直営 – 奈良の靴下 糸季
こないだ奈良行ったときに一抱えほども買って帰ってきた天然素材の靴下屋さん。ちょっとずつおろして使ってるけどめちゃくちゃいい。あったかくてむれなくて化繊アレルギーでもかゆくならない。奈良の靴下市もいつか行ってみたかったけど、いつかがほんとにいつになるかわからなくなってしまった。
紙のマスクをずっとやっているとかぶれてしまうので、まぁどうせウイルス防げないしとつけていなかったのだけど、先週くらいから自分はすでに感染していると想定して布マスクをつけるようになった。自分が飛ばす飛沫なら布でもある程度抑えられるだろうと。私よく喋るし。
そんな布マスク愛用者の私ですら、総理大臣が布マスクを二枚配ると言うニュースに卒倒しそうになった。あまりのことに地元選出の自民党議員に意見を送る。
マスク配ること自体の是非よりも、まず生きていける見通しを示せという憤怒がわからない限り何度でも同じことをするんだろう。マスクでもお肉券でも。
百歩譲ってその背後に深謀遠慮があったとしても、この信頼関係のなさの中でそれ出してくるのはもう為政者として駄目だろう。医師会が医療危機的状況宣言を出している緊迫感とのギャップ。
専門家会議の会見を見る。オーバーシュートの前に医療崩壊が来る懸念。
医師会も専門家会議も、要するに来る医療崩壊に備えよともうずっと前から言っている。今対外的に会見をしてこれを言うのはなぜだろう。国民に行動変容を求めているからか。まさか政府が全然聞く耳持たないからじゃないだろうなともうそれくらい不信感しかない。マスク二枚。
クロ現プラス「感染爆発の重大局面② 治療の現場で何が起きているのか」を見る。風評被害にあった病院の人が、差別のような行動をした人にも差別をしようという意識があったのではないと言っていてはっとする。私はとてもこんな風に考えられなかった。差別許すまじといきり立つこともまた分断なのか。
東京都の新たな感染者は66人。ようやく居住地ベースの区ごとの感染者数が出る。
