5/1〜5/6

1日日曜日。妥協なく片づけた部屋が快適過ぎてベッドの上から部屋を見渡しては悦に入っていた。完璧に片付いている状態がこんなに快適だとは知らなかった。和牛のすね肉を半額で買って、2時間煮込んでビーフシチューを作る。ルーを作ろうと溶かしバターに煮汁を入れたら、最初ダマとも違うなぞのとげとげの物体(すんごい固い)ができたが濾して事なきを得た。こないだホワイトソース作った時も、結構長い時間なぞの巨大固形物がフライパンに鎮座ましましてて、これはほんとに液体になるのかと不安になったし(最終的には溶けた)、ソース作るのへたなのかな私。ビーフシチューはおいしくできた。


2日月・有給。ドライマークは全部ウソだと思っているので、「プロウォッシュ」と言う洗剤を買って冬じゅう着ていた綿入りのジャンパーの洗濯を試みる。中綿がポリで身頃がコットンウールで、なんでドライなんだと思ったら袖がキュプラでできている。キュプラ・レーヨンを洗うときは30秒洗って30秒濯いで1分脱水してトータル2分以内で全てを終わらせねばならないらしい。実家から貰ってきたキュプラの裏地で2回シミュレーションをし、いざ本番。酵素系漂白剤で襟と袖口をぬぐっておいてから、キッチンタイマーをかけて洗面台に作った洗剤液で洗い、浴槽にためておいた水で濯ぎ、即脱水。1分脱水して出してみたら袖のキュプラはなんともなっていない。一度干しかけてみたのだけどもうちょっと汚れているところがあって、これ大丈夫だろうともう一回同じことをやってみたがやっぱりキュプラは皺にもならず縮みもしなかった。やっぱりドライマークは全部ウソだ。平安時代十二単なんて総絹だろうにあの時代にドライクリーニングがあったとでも言うのか(言いがかり)。昼ごはんは焼きうどん。この間買ったはずの青海苔が見当たらない。夜ごはんは冷凍してあった餃子、蕪と鳥ももの塩炒め、エビチリ。


3日火・祝。昼ごはんはビーフチューの残りをバケットの上にかけたものにチーズを載せてグリルで焼いたもの。連休の間ずっとサスペンスを見ていたのだが、この日は小京都ミステリーのチョイ役でまだ少年のようなクボヅカが出演していた。めっちゃかわいかった。夜はニューヨークの単独ライブ「GOLDEN NEW YORK」に行く。特になにをしていた覚えもないのだがなぜかぎりぎりの時間になり、しかも発券しておらず、さらにファミマ発券で途中下車する羽目になる。どうにか間にあった。ニューヨーク単独は今回もすばらしく、とあるコントが暗転した瞬間にかかった「私以外私じゃないの」でルミネが揺れるほど笑って、不思議とちょっと泣けた。この時代を共にしていると思ったからだろう。新しくできたエキナカのNewomanでケーキを買って帰り、「重版出来!」を見ながら食べる。


4日水・祝。半額で55円だった時に買っておいたサバのバジルオイル漬けで昼ごはんにサバサンドを作る。サバサンドの旨さをこの年になるまで知らなかったが、しみじみおいしいよなー。どこかに行くかと思っても、どうせ人多いしなーとくじけて、一日中暇を持て余していた。連休中今日の料理に出ずっぱりの平野レミさんのレシピで「食べたら串カツ」を作る。


5日木・祝。朝から久しぶりにスコーンを焼く。引っ越してきてすぐのころ、あんなに狂ったようにスコーンを作っていたのは私なりの引っ越しハイだったんだろうか。金がかかるわ気が重いわで引っ越しハイなんて無縁だと思っていたのだが、浮ついていたのだろう。
午後から出かける。遅刻してYちゃんとHさんとの待つ下北沢の飲食店に入った時ど派手に段差を踏み外して捻挫をした。そのまま相席スタート単独ライブ「ソトの気分」を見る。Nさんと会って指輪をもらってもらう。「相席ナイトクラブ」までの間に近くにあった整骨院でテーピングしてもらう。「浮気ライブ」は諦めて、薬局で湿布とテーピングを買って帰った。
帰宅してからは氷嚢を足に縛り付けて横になっていたのだが、重力が横向きにかかるだけで痛い。笑っちゃうくらいに痛い。なにより動けないから何もできない。捻挫捻挫と軽く言うから軽いものだと思っていたら、こんなに痛いものだったのか。冗談じゃないなこれ。運動しないので捻挫したことなかった。朝焼いたスコーンの残りと、もらいもののお菓子をかき集めて食べて飢えをしのぐ。


6日金曜日。迂回に次ぐ迂回で出勤。40分で着くところが1時間以上かかる。駅から会社までびっこ引きながら歩いていて年下の同期と最近子供が生まれた後輩に行きあう。最近子供が生まれた後輩が驚いて、コンビニの袋を持ってくれた。会社に着いたのでありがとうと言って受け取ろうとしたら、「席に置いておきますよ」と言って持って行ってくれた。たぶん私が逆の立場だったら、そこで渡してしまって席まで持っていくと言う気遣いはできなかっただろう。なんだかとても感心してしまった。
会社では階下に降りる用事は最小限にして、足に保冷剤をくくりつけてずっと自席で過ごす。とにかく痛くてまったくテンションが上がらない。はたからは不機嫌に見えただろう。少し残業して退勤。そのまま実家に避難する。母とHEY!HEY!NEO!を見る。すっごく楽しかった。母は最近「奇跡の人」を見ているそうで、しかし銀杏BOYZを通ってこなかった私は峯田氏の位置づけをうまく説明できない。ケンヨコヤマ氏がとんでもなくキュートであらせられた。足はぱんぱんにはれて腐ったような赤紫色になっている。