4/9〜4/30

9日土曜日。前の日のフライの残りでホットサンドを作って朝食にする。原宿で装苑が「アクセサリー蚤の市」をやっているらしいので、午後深くなってから出かける。北参道のアッシュペーバレー(アッシュペーの店がひしめき合っているので勝手にこう呼んでいる)を見回り、ハバダッシュリーでサンダルを買わず、目的のギャラリーに着いたが何もやっていなかった。そこで検索して、蚤の市が来週だと知った。こういうこともあるか。新宿に移動して、伊勢丹をちょっと見て紀伊國屋書店本店に行く。川上美映子氏の朝日新聞の連載が本になっていて、思わず声をあげてしまった! ずっと待ってた! 待ち切れず紀伊國屋の地下の「JINJIN」で読み始めたら、一番好きだった一文には修正が入っていた。宮部みゆきの「初ものがたり」にしろ、森見登美彦の「聖なる怠け者の冒険」にしろ、忘れられないほど好きな一文にこそ修正が入るのだが、これは単に、他にも修正が入りまくっているけど私が覚えているのが好きな部分だけだからそこにしか気づかないだけだろうか。

おめかしの引力

おめかしの引力

もう一冊買ったのがこれ。彼女の曲は芽むしりさん(id:taira-bon)に教えてもらった「ミッドナイト清純交遊」しか聞いたことがないし、この本の奥付を見るまで「やすこ」だと思っていたくらいにあまり興味も触れる機会もなかった。ただ、一度誰かのツイートを見て、なんかよくブロックする人らしいという印象だけ持っていた。
少し話は飛ぶけど、詩歌を読む時には、いつも、間に何もかましたくなくて、ただ詩と自分だけが対峙して、時に「この詩は私のものだ」と思えることが至福で、だから作者による朗読が一番嫌いだ。この詩に特権的に近いのは私でございという顔をして出てこられるだけで、もう詩と向き合えない。ましてや人間の声で読み上げられたものなんて。
だから、好きな歌人とか詩人とか歌手とかのネット上の発言もあまり見ない。いざ作品に触れるときに邪魔くさいことになるから。簡単にいえば先入観を持ちたくない。
何が言いたいかと言うと、最果タヒ氏が編集した「彼女」なら、たぶん一番いい先入観になると思ったのだ。この先彼女の歌を聴くことがあるかわからないけど、その時に、ネットで見かけた中途半端な先入観をもっているよりも、とにかくこの1冊を読んで全然知らない彼女への強固な信頼できる先入観を持ってしまえば、この先目にするなににも左右されないで聴けるだろうと思ったので買った。別に近々に彼女の歌をがっつり聞く予定はないのだけど。買うかどうか一番逡巡したのは、彼女を知ってる知らないではなく、本文書体のウェイトがめっちゃ太いと言う理由だった。印刷が全部マゼンタよりもそこ。太い本文苦手なんだよなぁ。『ミッキーかしまし』も、腹抱えて笑ったのにあの太い書体が苦手過ぎて『ミッキーたくまし』は買えなかった。今検索したらこの2冊まとまって文庫になってる上に解説が中島たい子さんだ。読んでみようかな。ちくまなら書体大丈夫だろうし。
この話、続けてもいいですか。 (ちくま文庫)

この話、続けてもいいですか。 (ちくま文庫)

「JINJIN」でたらこクリームパスタを食べて帰宅。スーパーに寄ったら鯛しゃぶ用の刺身が半額になっていたので買う。『おめかしの引力』は寝るまでに読み終えた。


10日日曜日。本を読んだり靴下を繕ったりしていた。Bonne Maisonの一番大事な靴下、5年以上前に母が買ってきてくれたこのブランドの最初の一足がついに摩耗して穴が開きそうになってしまった。これがないと靴が一足ないくらい困る。
お弁当のおかずを作って、夕飯はねぎを大量に入れた鯛しゃぶを食べた。


11日月曜日。遅刻。定時で退勤。ロックンロールカラオケナイトに行く。まさか最後に残ったマストのライブがカラオケナイトになるとは思わなかった。今回もとても楽しかった。馬場さんが大口開けて笑っていると、不思議と全部を肯定されているような安心感がある。風松とも浜浜とも違うけど、馬場さんは結構特別の芸人さんの一人だと思う。とはいえおそらく馬場さんが一番見てほしいであろうジンカーズの単独ライブには、行ってない程度の客だけれど。ジンカーズの単独ライブは「FIVE」がとても好きで、その次の「ROLL」は私の好きな感じとは違うかなと思ったので「SERVE」は休んで「vain」は行って、今は足が遠のいている。編年体の歌集を読んでいるみたいなものだから、そういう時期もあるだろう。しかし普通のネタライブに行っていないと、「最近のネタの感じが好きだから今度の単独は行ってみようかな」と言う機会がないから印象が更新できない。
シークレットゲストのランジャタイがとてもポップにあの場になじんていて、選曲が全部ずるいぐらいにぴったりだった。きちがいのようでいて、ちゃんと自分が見えていて、でもやっぱり頭がおかしい。清和さんがずいぶん酔っていた。


12日火曜日。定時で退勤。しかし当代随一のライブプロデューサー馬場さんにひとつ言いたいことがあるとすれば、月曜からあんなハイカロリーのライブをされた勤め人の一週間がどんだけつらいかわかってくれということだ。金曜などと贅沢は言わない。せめて木曜にしてくれ。終業後4時間20分丸椅子に座った翌日から4連勤6時起きってもうガチで体調にかかわってくる。
芸人さんのアカウントばかり集めたリストを見ていると、みんなライブに来て下さい来て下さいと呼び込みをしていて祭りの参道のようだけど、「内容以外をどうすれば来やすいか」を考えている人はほぼほぼいない。人が作ったライブに出るのが主流だからだろうけど。時間が遅いとか、ご飯食べながら見られるとか、短くて次の日に響かないとか、そういう内容でないことで気を使うことなく成立してきた文化と言うのは、結局対象が若いのだろう。無理がきく人が来ればいい。何があろうと行くと言う情熱のある人だけ来ればいい。そいう言うものはシュリンクしていくんじゃないかと思うのは、自分が年をとってしんどくなってるからで、私の見てない部分で新しく若い人が供給されているんだろうと言うのもわかっている。ずいぶん前だけど、綾小路きみまろのライブが14時からと知って感動したんだ私は。公演が客層に合わせることをしないなら、客層の方が自然に寄っていくはずで、時間と値段から今のお笑いライブを見るのに一番いいのは大学生だと思うんだけど私の見ているライブではあんまり会わない。ゲレロンとかならいるのかな。「行けたら行く」程度の軽い層を取り込むライブができないものかなとずっと思っている。快適そうだから。
あまりに疲れているので牛肉に頼ろうと、会社の近くのスーパーで3割引きのサーロインを買う。実家がひれステーキ派だったので、噂に聞くサーロインステーキとはどんなものなのか食べてみたかったのだ。結果、実家がひれだった理由がよくわかった。弁当の残りのかぶと、長いことごろごろしていたコーンクリーム缶をスープにした。
新しく始まったドラマ「重版出来!」を見る。キャストがすばらしい! 五百籏頭さんがまじ五百籏頭さん。心ちゃんも三蔵山先生もぴったり! そしてゆうきまさみ先生描き下ろしの漫画! 原作大好きでもこんなによかったと思える映像化があるのか。ドラマ見るの下手くそだけどこれはいけそうな気がする。


13日水曜日。定時で退勤。語らせろ!を見る。新道さんがすごかったしおもしろかった。しかしあんなに考えに考えに考え抜いているのに、なぜご自身の衣装があれなんだろう。そしてテレビを見ていないなんてもったいない。あの考察にテレビという要素を加味したらもう無敵じゃないのか。Mさんとオムライスを食べて帰る。


14日木曜日。定時で退勤。阿佐ヶ谷のCHARADEで「ねじ・ヤーレンズ作戦会議」を見る。良いライブだったー。ヤーレンズはふたりで話している時よりもねじといた方が芯を食った話をしてくれるんだな。レポート禁止のライブなので何も書かないけど、真剣に話すときの楢原さんの顔はちょっと泣く前のような表情に見えてぐっときた。楢原さんの泣くとこみたことないから想像だけど。
21時ごろ、ズンという地震の衝撃が2回続けてあった。21時40分ごろ表に出たら熊本で震度7地震が起きていた。Mさんと青葉で油そばを食べて帰る。災害時はRTが増えるので、フォローしていな人のツイートが眼に入り易くなって参る。少なくとも自分はこの地震に関してはなにも書かない。募金が始まったらする。


15日金曜日。少し残業して退勤。楽しみにしていた民王の放送日だったが、これを見てから寝たらたぶん命にかかわると思ったので録画が動いたのだけ確かめて、日が変わる前に寝る。夕飯はかぶのコーンスープの残りと、スーパーで買ってきた出来合いのローストビーフ。月曜のダメージを結局週末まで引きずったが、その後2回もライブに行った私も悪いは悪い。


16日土曜日。一週前に間違えたアクセサリー蚤の市の日だったが、この日は人力舎のSpark!二連荘だったので結局行かない。1日であんみつのネタが5本も見られてしまった。うれしい。伊勢丹に少しだけ寄ったらもうフランス展が始まっていたが時間がなくて見られなかった。帰りにスーパーに寄ったらメバチマグロのサクが4割引きだったので買っておいた。


17日日曜日。余っていた食パンと卵でフレンチトーストを作って朝食にする。K-PROさんの一週間興行の発売日だったが、10時〜12時の間に注文していた家具が届くことになっていたので、ローソンに行けなかった。いつも一緒にチケットを取っている方たちにお願いして事なきを得て、待っていた家具は10時10分に届いた。
その後雨風がひどくなり、全く外に出られなくなったので前日に買っておいたマグロでユッケを作ってどんぶりにして食べる。だいぶん暗くなってから買い物に行き、お弁当を作る。遅くなったので夕飯はトマトとアボカドと豚しゃぶのルーコラマヨサラダだけで済ませた。


18日月曜日。少し残業して退勤。翌日の有給を申請する。夕飯は真鯛のムニエルにした。熊本地震にまつわる、被災した当事者でない人のツイートが喧しい。注意喚起は必要だとは思うけれど、例えば毎日顔を合わせる同僚に「香水きついですね」の一言も言えないポイズンな世の中なのに、どうして目の前にいない、会ったこともない人の意識を変えられると思うのか。啓蒙ってそんな生易しいことじゃないだろう。とりあえず自分の家の備蓄を考えることにする。


19日火曜日。有給。伊勢丹のフランス展に行ってパフェを食べる。肉系のイートインもおいしそうだったが、どれも割高感が否めなかった。OLYMPIA LE-TANがサンリオとコラボしたイベントをやっていた。どっからどうみてもキティちゃんの筆箱の、とんでもない値段のクラッチバックとか、ものすごい技術でキキララがビーズ刺しゅうしてある灰色のトレーナーとかを売っていた。店員さんもいろいろ教えてくれて、私の顔見れば絶対買わないとわかるであろうに12万のボトムも嫌な顔一つせず試着させてくれた。思わず帰り際店員さんに「楽しかったです」って言っちゃったよなんも買ってないのに。店員さんは「ありがとうございます」と言ってくれた。その後西口のユニクロに行ったらOLYMPIA LE-TANとユニクロがコラボしててTシャツ売ってたので脱力した。長年探していた理想のなんでもないプリーツスカートを見つけて買う。3千円。
丸ノ内線で銀座に移動して、新しくできた東急プラザ銀座店に行く。正面入り口上がってすぐの大変良い立地にアッシュペーがあり、これが久しぶりにアッシュペーが好き放題やってんの見たなと言う振り切れっぷり。ほしいものはなかったが(あっても買える値段ではない。丸襟のシャツが6万3千円とかだった)、とても楽しい。とりあえず上の階まで全部見て、evamevaが出てきたあたりでなんか丸ノ内っぽいなと思ったら「かぐれ」と「giraffe」が出てきたのでほんとに丸の内みたいだった。KITTEに入ってる木工小物屋もあったな。「紙和」と「京東都」だけの店なんて初めて見たなー。観光客向けなんだろうな。特に買うものはなかった。「根室花まる」で軽く寿司を食べる。
有楽町の無印に移動して、箪笥の仕切り用の板を買う。とても重かった。クレヨンハウスの「いいね!」の防災特集にローリングストック法が詳しく載っていたのでそれも買い、その一環としてカレーを2袋買った。


20日水曜日。残業して退勤。新しく買った箪笥の最上段にアクセサリーを収納していて、昔作った指輪が全く似合わなくなっているのに気付く。手が老けたなとここ1年くらいでつくづく実感している。ツイッターで聞いてみたら欲しいと言ってくれるお友達がいたので別にしておく。夕飯は簡単に済ませたくてもやしと竹輪の入った焼きそばにした。


21日木曜日。少し残業して退勤。出井さんが「不毛な議論」のつぶしたい若手ランキング5位に入っていたと聞いてPodcastを聞く。夕飯は真鯛の天ぷらと竹輪の磯辺揚げ。


22日金曜日。定時で退勤。いよいよ民王スピンオフ「恋する総裁選」の放送日である。残業なんてしている場合ではないのである。しかも「ジャンポリス」に風間くん、「ミュージックステーション」にスピッツも出る。帰宅してすぐ洗濯して、強力粉を練ってラザーニャを作る。食べながらMステを見た。BABYMETALを初めて見たんだけど、ボーカルがあまりにも歌がうまくて、後日アイドルオタクの同僚に生歌か確認してしまった。ものすごい声量。スピッツは、マサムネくんが歌いだしをとちっていたけど、それを見守るメンバーの演奏がたいへんあたたかくて、やっぱりスピッツ大好き。後ろでタンバリンをたたいていた人がスカートの人らしい。そんでスカートは1人しかいないらしい。これが現時点で私の知っているスカートの全て。
食器を片づけて風呂に入って洗濯物を干して、紅茶淹れてケーキスタンバイして万全の状態で23時15分を迎える。やればできるんだな。待ちに待った貝原第一秘書主役のスピンオフは、期待以上にがっつり政治ドラマでおもしろかった! もっと貝原萌えだけ詰め込んだ適当な物を想像していた(失礼)! 放送終了と同時に配信の始まった「秘書貝原と6人の怪しい客」に即座に課金。しかしクレジットカード情報が削除できなくて気分を害する。ともあれドラマ自体は楽しかったー続きも楽しみ。あとうちはテレビよりiMacの方がはるかに大きいので(iMacを買うとき間違えた)、すごく快適に見られた。テレビ、もうちょっと大きいほうが良かったかな……一人暮らし始めたときは、こんなにテレビ見るようになると思わなかったんだよな……でも大きいの置けないしな。
そこから火がついて、つい録画してあった通常放送の民王を見始めてしまう。3時半ごろ寝る。


23日土曜日。女子会のため渋谷に行く。定期を忘れて一度取りに戻って遅刻。IちゃんNさんAさんDさんとスペイン料理を食べながら大話をぶちまけあって徹頭徹尾楽しかった。帰宅するAさんと無限大ホールに行くNさんを見送り、さらにその後の無限大ホールでのライブに行くIちゃんDさんとお茶して別れる。渋谷パルコを冷やかしに行ったら、正面入ってすぐのアッシュペーがusagiになっていた。ぜんぜん知らなかった。ぱりゅこでヒール靴を悩み、地下のLIBROを見て帰る。あそこは装苑のバックナンバーがあるんだな。とはいえもうすぐ渋谷パルコ建て替えだけど。昼に食べ過ぎたので夕飯は食べずに寝る。


24日日曜日。昼近くまで寝てしまって腰が痛い。ラザーニャを作ったパスタの残りがあったので、それでカルボナーラを作ってお昼にする。
岡崎体育「MUSIC VIDEO」のMVを見て、あんまりおもしろくて声を上げて笑う。母と姉に教える。その後我慢できなくて母に電話する。母は昔、私につきあわされて神奈川テレビのミュートマジャパンでビデオクリップ(って言ってたよね昔は)をさんざん見せられているので話が合う。その頃たくさんクリップを見た結果「新人のビデオクリップは 1.走る 2.自転車に乗る 3.海かプールにダイブ」と言う結論に達していて、それを完璧にやっているのがミスチルのデビュー曲のクリップだった。
遠いほうのスーパーに買い物に行ったら六花亭のバターサンドを売っていたので買ってしまう。結果会計が3,000円を超えてしまう。前にも同じことをやった。覚えている。自転車で卵を持って帰るのが下手糞で、帰るまでに必ず1コは割るのに懲りて、持ち帰り方を工夫してみる。ニラ玉とキムチ炒めとお弁当の残りで夕飯。お弁当のおかずを作る。


25日月曜日。ごま油と料理酒を買ったので食費が残り300円になる。Qさまカズレーザーさんを見ながら牛肉と揚げ茄子とシシトウのサラダのようなもの(実家で食べてた料理なので名前がわからない)を食べる。


26日火曜日。帰宅が遅くなる。冷蔵庫にあったパプリカと茄子で煮浸し、冷凍庫にあったうなぎを使ってうなぎ入りのニラ玉を作る。お金がなくなると大体ニラ玉を作っている。洗濯だけ済ませて「重版出来!」を見る。この週の漫画は帯ギュ河合克敏先生! 楽しい。放送終了後も公式HP見たり感想検索したりしているうちに寝落ちる。


27日水曜日。お風呂に入ってから出勤。校了待ちで足止めを食らうが、開演ギリギリでNegiccoのライブに行く。真ん中の子が10代かと思ったら、同僚に聞いたら27歳くらいですよと言われて驚く。終演後、同僚の友人とその友人と引き合わせて貰ったらお笑いの知り合いのNさんとIさんで世間は狭いなと思う。不思議なメンツで飲む。


28日木曜日。少し残業して退勤。荻窪の本屋「Title」で最果タヒ氏の新刊のイベントをやっているので出かける。乗換駅で「メロディ」を買い、電車の中で読む。イベントの展示は青焼きで詩がデザインされていて、青焼きとても懐かしかった。前の会社にいたときはまだフィルム出してたから自分で青焼きやってたなぁ。私が毎月やってた青焼きは政党新聞のだったから白い部分の方が多かったのに、なぜかベタの青い部分が懐かしかった。蒸着する前は真っ青だったからかな。懐かしい。

夜空はいつでも最高密度の青色だ

夜空はいつでも最高密度の青色だ

1階の棚も隅々まで見て、復刻されていることすら知らなかった『武井武雄手芸図案集』を見つけて驚く。
武井武雄手芸図案集 刺繍で蘇る童画の世界

武井武雄手芸図案集 刺繍で蘇る童画の世界

そのすぐ後に装苑の中をぱらぱら見たらそこに復刻のことが載っていた。最近装苑買ってないからなぁ。
著者も出版社も知らない本を見つけて、興味をひかれる。こういうのが、意味のある棚の本屋に来る醍醐味だわなと買う。
はたらかないで、たらふく食べたい 「生の負債」からの解放宣言

はたらかないで、たらふく食べたい 「生の負債」からの解放宣言

店には40分ほど滞在した。雨の中てくてくと歩いて駅まで戻り、四谷三丁目に行く。駅の外に出た途端寒暖差で震えが止まらなくなる。そんなに寒かった訳じゃないんだけど、ライブの後とかもたまにこれになる。震えと、歯の根が合わなくなって、両腕が痒くなるの。何なんだろう。暖かいものを食べた方が良いのかなと途中のコンビニで肉まんを買って道端で食べていたらNさんに目撃される。一緒に坊主バーへ。Iちゃんから急遽提案があってAさんとDさんは先に着いていた。終電まで楽しく飲む。この日は姉に縫って貰ったカットソーで出かけていた。
帰宅後「内村てらす」でメイプルと馬鹿よが共演するというので見てみたら、ネタカバーをがっつりやっててめちゃくちゃ楽しかった。こんなライブで見ても嬉しい企画が地上波で見られると言うことになんかもう逆にショックを受ける。見られる理由は、ただ一つこの2組が売れたから、彼らを見たいという人がたくさんいるから。これまで、売れると言うのは必ずしも正義ではないだろうと思っていたのだけど、正義かも知れないと初めて思った。「人気」「ニーズ」そういうことと無関係ではないものを見ているのはわかっていたけど、無関係ではなくそれが全てなのだと、思いたくなかったけど、全てなのかもしれない。


29日金・祝。翌日来客があるので朝から大掃除。用があって母に電話したら「いつもきれいにしてるからそんなに掃除するところないでしょ」と、実家にいたときでは考えられないお言葉を頂く。学生時代の私と来たら、「入った泥棒が驚いて片付けて逃げる」「牛がゲツを吐いたような部屋」と言われていたものだ。「ゲツ」というのは広島弁らしいので表記もよくわからないが、吐瀉物のことであろう。まぁ物が多すぎた。昼ご飯は油を使いたくなくてキャベツとたらこのパスタ。15時からまた6時間ぐらい掃除。21時過ぎにスーパーに行き、ちょっと良いお寿司が安くなっていたので買ってくる。


30日土曜日。妥協なく片付けた部屋がこんなに快適だとは知らなかった。これがK点越えというやつだろうか。例えば台所で使っているスケールをちょっと磨いたら、これまで気にもとめていなかった微細な汚れをこんなに邪魔くさく感じていたのかと初めて気づいた。いやほんとにちょっとの汚れで、気にもしていなかったのに。昔ニトリで買った化粧用の鏡も、古いから仕方ないと思っていたのだけど磨いたらぴかぴかになって、そうしたら初めて、毎朝薄汚れた鏡を見るたびに知らず知らずのうちにテンションが下がっていたのかと気付いた。
NKH-FMの「今日は一日アニソン三昧」を聞いていたらびっくりするくらい良い曲がかかって、検索したら大森靖子さんの「さっちゃんのセクシーカレー」だとわかった。これが大森靖子さんか。思っていたより早く聴く機会が来た。もうあの本は読み終わっているので大丈夫。
昼ご飯はテーブルマークのHPに載っていたつけカルボナーラうどんを作る。最寄り駅までCさんを迎えに行く。衣替えで入りきらなかった服を貰ってもらう。半分以下になった。ありがたい。いい加減一人分のご飯作るのに飽きていたので、引き留めて夕飯も食べていってもらう。
Cさんを駅まで送って、この日から放送だった「トットてれび」を見たら衣装の!ワンピースが!悶絶するほど!かわいいいいいいいいい!!!!!! 途中で我慢できなくて母に電話したら、ちょうど父と「トットてれび」見ながら私が好きそうだねーと話していたそうで笑われた。いやもうほんとにすんごい可愛い。しかも「夢であいましょう」の曲を歌って踊るって最高じゃないか。昔CSで、わずかに残った「夢であいましょう」のフィルムを放送したときに見てすっごい好きだったんだよなぁ。特に若き日の美輪明宏(その頃は丸山明宏。目が潰れそうなくらいの美形)の「あいつのためのスキャットによる音頭」が好きすぎて、録画から音源引っぺがそうとしたくらいで、あれやってくれないかなぁ。
アニソン三昧最後だけ聴こうとNHK-FMに合わせていたのだが寝落ちる。でも「さっちゃんのセクシーカレー」を知ったので今回はもうそれでよかったんだと思う。