2/25〜3/11

25日木曜日。とにかく朝から金曜日な感じがして仕方ない。周りの同僚に聞いたら全員そうで、もう多数決で今日は金曜日で良いんじゃないかと言う話になる。月曜からすでに火曜日っぽかったのだけど、この日の金曜日感はもう半端なかった。休み時間に一緒に運動している派遣さんと話していて、「月曜日に世界のどこかで誰かがタイムリープをして、私たちは記憶がないだけで実は月曜を2回やっているから疲労だけが残っているのではないか」と言う説に落ち着く。少し残業して退勤。


26日金曜日。定時で退勤。前の日があまりに金曜日すぎて、この日は逆に週末感がなかった。会社から直で実家に行く。


27日土曜日。魚市場の市民感謝デーに行く。袋いっぱいに詰められた穴子が3,000円で、帰ってから母が数えたら25匹以上入っていた。昼ごはんにキムチパスタを作る。


28日日曜日。幕張のイオンに行く。相席スタートが来てるらしかった。昼ごはんにたこ焼きを焼く。マンガワンでの「らんま1/2」の公開がこの日までだったので、少し課金したが追いつかず、結局実家のipadと父のアンドロイドにまでインストールして読み終わった。らんまは読みながら何度も天を仰ぐほどにおもしろかった。キンドルで全巻ほしい。しかし子どものころは乱馬が「強い」と言う理由で、もてることに一切疑問を抱かなかったけど、この年になって読んでみると乱馬って優柔不断だわにぶいわその場その場でいい加減だわやさしいことの一つも言えないわで、こいつ絶対年取ったらもてない! おとなしくあかねの尻に敷かれているのがいちばん!と心から思った。


29日月曜日。有給休暇。4年に1度の肉の日だそうで、肉に強いスーパーに行く。開店前の行列でマンションの上の階の人と会う。牛肉はあまり安くなかったが、豚肉は全部位が100g100円だった。昼ごはんにトレビスとエシャロットのリングイーネを作る。母は食べ疲れとかでパスした。夜になってから帰ったら帰宅ラッシュとぶつかり、巻き寿司やら肉やら穴子やら大荷物を持っていたので大変だった。次からもっと早く帰らないと。夕飯は持たせてもらった韓国風巻き寿司を食べる。


3月1日火曜日。残業して退勤。夕飯に実家から貰ってきたタンシチューを食べたら涙が出るかと思うほどおいしかった。あまりにおいしかったので半分でやめて翌日に残す。毎日驚異的においしいものを食べたら逆に痩せられるんじゃないだろうか。


2日水曜日。定時で退勤。タンシチューの残りと巻きずしの残りを食べる。巻き寿司は固くなっていたがふかしたら元に戻った。ふかすのが万能過ぎて、蒸し器がほしい気持ちが日に日に強くなっている。


3日木曜日。定時で退勤。「あのニュースで得する人損する人」を見ながらご飯を食べる。阿諏訪さんのサイゲン大介がリンガーハットのちゃんぽんで、このコーナーでお店の名前が出たの初めてじゃないかな。いつも「あの有名チェーン店の」とか、濁す。夕飯は鳥胸肉と白菜を冷凍しておいたホワイトソースでシチューっぽく煮たものと煮穴子。Iちゃんのお見舞いに行ったときに頂いたマルセイバターケーキを大事に取っておいたのだが、賞味期限が来てしまったので泣く泣く食べた。おいしかったー。


4日金曜日。昼ごはんは同僚とそばを食べに行く。定時で退勤。愛用しているnakamuraの靴のかかとが限界まで減ってしまったので送り返して修理してもらおうかと思っていたのだが、これが何週間も不在になるとほんとーに困るので、上野駅に行ったついでにミスターミニットでやってもらう。前の方にも滑り止めを貼ってもらって4,000円ぐらい。しかしなんだか歩きづらくなってしまった。なにが違うのかわからないが確実に違う。無駄金使った予感をひしひしと感じる。結局店に返さないとだめかもしれない。「そのみつ」の靴も底が減っちゃってるから修理に出さないといけないんだよな。スーパーでマグロとサーモンの巻き寿司を買う。夕飯を食べてからだらだらして、風呂に入らなければと何度も思うのだが立ち上がれなくて寝落ちて4:30に一度起きてまた寝る。


5日土曜日。土日の寝坊とブランチが肥満を招くと言う記事を読んだので、6時台に起きたがそもそも寝落ちからの二度寝なのでどうかとは思う。しかも朝からチーズフォンデュを食べる。お風呂に入った後なぜか「らんま1/2劇場版 決戦桃源郷! 花嫁を奪りもどせ!」を見てしまう。早起きした休日の朝から何をやっているんだろう。これ映画館に見に行ったような気がするんだよなぁ。しかもあんま面白いと思わなかったような……。しかしこの映画のEDの「a Piece of Love」は今でも好きだ。歌っていたピカソは今どうしているんだろうとHPを見たら、バンド以外の仕事もいろいろやりつつ今も活動していて去年末にはライブをやったようだった。
昼前に出かけて新宿でLさんに会う。久しぶりに会えてずーっと楽しくて、特に、「あのニュースで得する人損する人」の話で盛り上がれたのが嬉しかった。あれは、お笑いのライブ行く層が絶妙に見ていないのだけど(みんなあの時間ライブ行ってるから見られない)、何と言うか結構大事な潮目の一つな気がして仕方ない。パン焼くためだけに大坂からシンクロック呼んでくるってなかなかだぜ。
一人暮らしをするようになって、ゴールデンタイムのバラエティを見る機会が増えたのだけど、つくづく思うのは「実用書」ばかりが売れるのは本の世界に限ったことじゃないんだな、と言うことだった。「あのニュースで得する人損する人」にしろ、「ソレダメ」にしろ(この番組はへーへーはーはー言うSEがうるさくて1回しか見ていないが)、明日の家事に使える即効性のあるものが求められている。古くは「伊東家の食卓」から「ためしてガッテン」まで、影響力のすさまじさ。文芸書が売れないのとネタ番組が増えないのはたぶん同じ理由だ。私みたいにテレビをその向こうにある文化の窓みたいに思っていると、テレビ番組を作品のひとつとして考えるから腹が立つことが多いのであって、たぶん「テレビ」は大多数にとってそういうことじゃない。でもテレビ番組の中には作品として素晴らしいものもあるから話がややこしい。
「文学は実学である」と言い切った荒川洋治さんのエッセイが思い起こされる。

(前略)こうした作品を知ることと、知らないことでは人生がまるきりちがったものになる。
 そのくらいの激しい力が文学にはある。読む人の現実の生活を一変させるのだ。文学は現実的なもの、強力な「実」の世界なのだ。文学を「虚」学と見るところに、大きなあやまりがある。

荒川洋治「文学は実学である」『忘れられる過去 (朝日文庫)』所収

Lさんと別れた後伊勢丹をうろうろする。人が多かった。伊勢丹はいつ行っても心から楽しい。ルミネの無印に寄る。引っ越してからこの無印の追加用ストッカー買って帰るの何度目だろう。そんな大荷物を増やした後でオカダヤに行き忘れたことを思い出し、高島屋ユザワヤに行く。いつものことだがカット台もレジ列もどえらいことになっていた。
帰宅してすぐ無印で買ってきた「ポリエステル綿麻混・ソフトボックス・長方形・中・フタ式」で下駄箱の上の雑然としていたスペースを整理して台所の上の戸棚を空ける。新しく1コ、フィスラーの鍋をお迎えすることになったのでその準備。姉が滋賀のアウトレットでめちゃくちゃ安い放出品を見つけてくれたのだ。夕飯は冷凍卵でサンドイッチを作って食べた。バケットはふかしたら柔らかくなって口の中を負傷することがなくて良かった。ユザワヤで買ってきたこぎん刺しの糸でジャンパーの摺りきれたところに継を当てて、日が変わる頃にお弁当のおかずを作った。


6日日曜日。昼から出かけてネイキッドロフトで「あの時私は、何と言えばよかったのか」を見る。ルミネに寄ってニューヨークのDVDを引き取ってから神保町花月に移動して「コマンダンテコレクション in spring〜コーナー編〜」を見る。焼きそば専門店「みかさ」に行ってみたかったのだけど第一日曜は定休日のようだったのでまっすぐ帰る。神保町の交差点から新御茶ノ水駅までの道は、日曜だと18時台にすべての飲食店が閉まっていて暗くて怖いし、新御茶ノ水駅はえらいきれいなのに人気がなくて未来のディストピアみたいで怖い。最寄りのスーパーで刺身用のカツオが半額になっていたので、前にロケットニュースで見てやってみたかったオリーブオイルで煮てツナにするのをやってホットサラダにしてみた。おいしかったが、激賞されるほどの味でもなかった。
そんなご飯を食べながら見ていたR-1ぐらんぷりハリウッドザコシショウが優勝した。私は1回か2回しかザコシショウのネタを見たことがなくて、まだ面白さが分からないのだけど、ツイッターを見たらお笑い好きな人や芸人さんがほんとうに喜んでいてよかったなぁと思う。永野さんとメイプル超合金がブレイクして、ハリウッドザコシショウが賞レースで優勝する。とんでもないなとも思うし、わかるなぁとも思う。どの人も、客が選ぶことはあっても客を選ぶことはしない印象がある。だから次は虹の黄昏と錦鯉じゃないかと言う期待はごく自然なものだと思う。あのラインならそこだろう。言い訳をしない人が最後には強いのだと。次こそマツクラさんとルシファーさんのツーマンに行くぞと決意を新たにする。
喜びに沸くタイムラインを眺めていたらこたつ寝てしまい、暑くて目を覚まし追いだきのスイッチを入れ風呂が沸くまで……とベッドによじ登って気付いたら4:30だった。またやってしまった。このこたつ→あつい→布団の流れの途中で風呂に入れるわけがないといい加減学んだ。


7日月曜日。定時で退勤。ここのところずっとレバーが食べたい。レバー嫌いなのにレバーが食べたい。牡蠣が大丈夫になった今、明確に嫌いなものと言ったら納豆とパクチーとレバーくらいなのにそのレバーが食べたい。牛レバーを買うつもりだったのだが最寄りのスーパーで売切れていて、鳥のレバーをニンニク醤油につけて焼いたものをサニーレタスで巻いて食べた。やっぱりレバーは嫌いだった。真鱈の白子が半額だったので白子ポン酢も作る。


8日火曜日。少し残業して退勤。前日の残りのレバーでレバーペーストを作る。2、3日置いた方がいいと書いてあったのでこの日は食べない。何もする気が起きなかったので、夕飯は「マ・マー弾む生パスタ クリーミーボロネーゼ」にする。電子レンジで温めるといつも真ん中が凍ったままだから、ふかしてやろうとよくよく袋を見たら「フライパン調理の仕方」と言うのが載っていたのでそれに従った、こっちの方があつあつになって全然良い。サニーレタスのサラダと前日の残りの白子ポン酢を食べる。


9日水曜日。少し残業して退勤。翌日が同期会で外食するのがわかっていたので、夕飯をヨーグルトで済ます。書いていなかったのだが、実家に帰る前あたりから太った。太ったの一言で片づけてはいけないくらいにすごく太った。人生最重量である。理由として考えられるのが 1.小麦粉のお菓子焼き過ぎ 2.夕飯作りすぎ食べ過ぎ 3.寝不足。とにかく夕飯を作る量を減らすこと、多かったら翌日に回して同じものを食べるのを厭わないことを心がけねばならない。
洗濯と掃除をして、洗濯機や炊飯器の汚れが気になっていたところを磨いたりした。ご飯を作らないと時間と体力に余裕ができるんだなと思う。台所に立ってると興が乗ってきて次々作りたくなるから時間かかるし量も増えるんだよなー。わかってはいる。


10日木曜日。定時で退勤。同期4人でご飯を食べに行く。去年で退職した同期と2カ月ぶりに会う。全く変わっていなかった。辞めた同期は今3LDK(ウォークインクローゼット付き)に一人で住んでいるらしいのに、「ルンバがほしいんだけどルンバが走れるほど床が見えていないから買えない」と言うから他2人と盛大につっこむ。どんなふうに住んでいるのが全く想像がつかない。ちなみにうちは兎小屋のようなワンルームだ。


11日金曜日。残業して退勤。帰宅したら「しくじり先生 俺みたいになるな!」の全巻購入者特典DVDが届いていた! ぐりんぴーすも出演しているタイムマシーン3号先生の特別授業。土日のいつ見ようとはやる気持ちに、最近先々のことを「楽しみ」って思うことなかったんだなと若干さびしい気持ちにもなりつつ白菜と豚バラのかさね蒸しなどを作って食べる。先週の反省からお風呂は先に入る。