11/7〜11/15

7日土曜日。前日同期会があり、3人の同期のうちのひとりから年内で辞めると告げられる。ほんとうに大好きな同期。オタク気質の人と出会う機会の多い私の人生にたまに現れる、心の深いところに根差すぜんぜんオタク気質じゃない人のひとり。帰宅後こたつからうごけない。朝、化粧もそのままに起きる。
前日から「最近朝起きられないがテンションのあがる朝ご飯があれば起きるのではないか」と考え、テンションのあがる朝食を模索している。なかしましほさんのレシピを全部薄力粉に変えてスコーンを焼いてみる。さっぱり膨らまないが味はおいしい。バターが高いとはいえ買うよりは安いかなー。1コ260円くらいするもんな。前日に作ったフルーツサンドの残りも食べる。
はやめに出て映画でも見ようかと毎週思うけど思うだけで、結局この日も16時近くなってから出かける。伊勢丹の英国展に行ってマーマレードクロテッドクリームを買い、フィッシュアンドチップスを食べる。ビネガーが正式と分かってはいるがタルタルソースかけて食べたかった。英国展を上から下までだーっと見て、1階のザ・ステージが羊まみれの上撮影可になっていたのでうはうはと写真を撮ってきた。
急いでバティオスに移動。ぐりんぴーすとやさしい雨の「ニコイチ」を見る。どちらもとてもよかった。やさしい雨については、こんなにちからもやりたいこともある人たちが、よくあんな少ないライブ数で我慢できているなぁと去年と同じことを思った。
しかし今回の客入れのまずさときたらこれまでの太田プロ主催ライブの中でも屈指のまずさだった。お手伝いの人が「整理番号」と「指定席」の区別が付いておらず、番号順に呼んでくれという客に向かって「席決まってません」というのはもう技術がどうこうではなく、たのむから一度でいいからお金払って「開場に間に合いたい」と思うくらい見たいライブに行ってみてくれと祈るしかない。
ともあれライブはとてもよく、余韻でなぜか速く歩けなかった。


8日日曜日。またスコーンを焼いてみる。いろんなレシピを参考にしてみるがやはり膨らまない。もうこうなれば最初っからうずたかく作っておけばいいんじゃないかと思う。午後から新宿に行って、高校の時の部活の友達2人と会う。1年ぶりくらい。ピザを食べながらなんやかや話して15時ごろ解散。せっかく出てきたので浅草橋の貴和に行き、色々と買い物を済ませて帰ろうとしたらなぜかぼーっとしていて家とは全然違う方角の飯田橋に行ってしまった。飯田橋には前の職場がある。同期の転職を告げられてからとにかくなにか調子がおかしい。
近所のスーパーで半額になっていたいくらを買って醤油に浸ける。お弁当は全部どんぶりにすることにして、牛丼の具とメカジキのステーキを作ってある。


9日月曜日。月笑に行かない月曜日。近所のスーパーで牡蠣が4割引きになっていたので牡蠣好きじゃないのに買ってしまう。前に醤油で煮たやつだけ食べられたのでそれを真似してみる。なかなかおいしかった。同じく4割引きのまぐろのたたきと、昨日の半額のいくらで二色丼にする。
帰りに駅の本屋でこの本を見つけた。

活発な暗闇 新装改訂版

活発な暗闇 新装改訂版

とても良い本だったので買おうかと思ったが、なんか知ってる気がするなーと後ろの方を見たらはたして新装版だった。念のためamazonで書影を確認したら旧版を持っていた。実家にあるはずなので買わずに帰る。
しかしそうか詩かと思い出し、実家から持ってきた分だけなので数冊ではあるが家にある限りの詩集を積み上げて片っ端から読む。引っ越してきてすぐ、長田弘の『最後の詩集』を読んで、この一節に深く肯ったのだった。

思うに、歳をとるにつれ
人に必要となるものはふたつ、
歩くことと、そして詩だ

「詩ってなんだと思う?」より

一通り読み終わって、やっぱり詩だったなと思った。私が地獄みたいな気分になっても、地獄みたいな気分に沿う詩があって、この地獄に来るのは私が初めてじゃないのだと思えば少なくともそれに酔う気にならなくなる。同期が辞めることは変わりないけど、私が病みついていたところで、やっぱり辞めることに変わりはないのだ。


10日火曜日。あまりに仕事が暇なので翌日に有給を申請したら、午後から急に入ってきた仕事で全く慣れない作業をすることになり、止めどころがわからず21時まで残業する。遅くなったので夕飯はいくら丼で済ますが、冷蔵庫の中にあったキャベツがずっと気がかりで仕方なかったので揚げ玉と煮る。1週間以上前に買ったものだけどなんともなっていなかった。レタスと比べるとキャベツの方がずいぶん保つんだな。


11日水曜日。昨日の仕事が気になりつつ休む。起きてから何をしていたかも何を食べたのかもあまり覚えていない。また午後遅くなってから出て、伊勢丹に行く。北欧展の6階の特設会場は英国展に比べるとずいぶん規模が小さかった。英国より北欧の方が飛びつく人多い気がするんだけど、会場の半分以上を占めていたお歳暮に比べたらニッチな市場かしら。
ずっと玄関に、靴ひもを結ぶ時に足を乗せる台がほしかったのだけど、家具売り場でこれぞ私の欲しかったものだと言う理想的な丸太を見つけてしまう。見つけてしまうが丸太のくせに39,960円もしたのでやめた。我ながら冷静だった。
前から実家にちょうどいいと思っていたお鈴がきていたので買う。小さいのにとてもいい音がする。ローズベーカリーのスコーンを買って食べる。私が作ったのもそう負けてない。
中野に移動してヤーレンズトークライブを見る。サイフォンでコーヒを淹れながら話すと言う、Vスタ離れした洒落感。もうずいぶん話してるなぁと思って時計を見たら30分しか経っていなかった。その調子で2時間楽しかった。
帰りにMさんとアザミで夕飯を食べる。毎度目移りしてしまうメニューの豊富さ。デザートがすべて終わってしまっていて悔しかったのもあって、その場で月末にまた来ることを約束する。


12日木曜日。引き続き慣れない仕事で21時まで残業する。隣の席のたいへん仕事のできるプログラマーに、そんなに苦しんでるの珍しいですねと言われる。夕飯はカルボナーラを作る。


13日金曜日。会社行事で懇親会的なものがあり、寿司が出たので今日は夕飯これで良いやと思っていたのだが、帰りに飲みに行く同僚の一団と会いなぜか私も行くことにしてしまう。財布に900円しか入っていないのに。21時ごろまで飲んで帰る。翌日実家に帰るのにパテドカンパーニュを手土産にしたかったので会社の近所のスーパーに行くが、レバーが200gからしか売っていない。必要なのは60gだけで、しかも私はレバーが嫌いなのでこんなにいらない。家の近所のスーパーはこの時間売切れてるかもナァと思いながら行ったら案の定売切れていた。そこから3駅離れたスーパーに行くがなく、1駅歩いて戻ったところにあるスーパーでやっとみつける。帰宅したら23時で、酔っていたのもあって少し寝る。2時ごろ起きてパテドカンパーニュの仕込みをして、おととい買っておいた鳥胸肉の下処理をして冷凍して、3時ごろ化粧だけ落として寝た。


14日土曜日。起きてすぐ風呂入ったり洗濯したりパテドカンパーニュ焼いたりルーローファン煮たり母にあげるコットンパールのネックレス作ったり。実家からこたつ布団のカバーが届く。これに夏掛けを入れてこたつ布団にしてしまえば、冬の間のしまう場所を考えなくていいというものである。
余ったレバーとねぎとにらでレバニラを作る。たぶんおいしいが、レバーが嫌いなのでよくわからない。昼過ぎには出ようと思っていたのになんやかやで夕方頃家を出て実家に帰る。パテドカンパーニュたいへん喜んでもらえる。夜中まで母としゃべって寝る。客用布団を打ちなおしたそうでふわふわだった。『活発な暗闇』はやはり実家にあった。

活発な暗闇

活発な暗闇


15日日曜日。午前中から美容院に行き、そのまま千葉に行く。来年秋になくなることになった千葉パルコを通ってお別れを済まし、千葉市美術館に行く。「杉本博司 趣味と芸術−味占郷/今昔三部作」展須田悦弘氏の作品がたくさん出ていて、しかも撮影可だった。父にもらったパナソニックコンデジを試すが、メモリーカードが16Mしかなくて低画質でしか撮れなかったのでよくわからぬ。帰りにまた浅草橋に寄って貴和で千円分くらい買う。お腹がすいて異様に生クリームが食べたくなるが何を食べていいのかわからない。ルナルナをみたら判断力がなくなる時期だったので、何かを決めることは諦めて、シモジマを上から下まで見たりして時間を無駄にして帰る。
夕飯にキャベツと豚肉のチーズ鍋を作り、スーパーで買ってきたショートケーキを食べる。そのまま弁当を作ればいいものをぐだぐだぐだぐだして、23時にもうまずいとやっと作り始めて1時間で終わる。すぐ寝ればいいものをまた月曜が来るのが嫌過ぎてぐだぐだぐだぐだして3時ごろ寝る。案の定致命的に寝坊をする。