最近見たテレビ

しくじり先生立川俊之先生の回を見た。おもしろかったー。声出すどころか手を叩いて涙流して笑った。
ネタ番組やってくれないかなーと思い続けてるけど、テレビでネタ見てもライブのようには笑わないので、テレビで大笑いできるのってやっぱりテレビ用に作られたバラエティなのかなとも思う。とはいえ中京テレビの西東さんは羨ましすぎる。
この番組はお正月にやってたオリラジの再放送で初めて見て、おもしろいなーと思ったもののいつやってるのか知らなくて前回のさとう珠緒先生から見始めた。藤崎マーケット先生とかジャルジャル先生の回もあったのか。見たかった!


人選もすごいけどどういう打ち合わせをしたらこういうふうになるんだろうなー。おもしろいなー。
東京をふらふらしてるだけでテレビクルーから話を聞かれることは何度かあって、毎度思うのは「この答えを言ってくれる人を探している」ということだ。多様な意見を聞きたいのではなく。
立川先生の「J-POPの魔法の言葉」のくだり、めちゃくちゃ笑ったんだけど、あれは立川先生が直接的に「失敗から学んだこと」でもないし、「そのワードを使ってヒットを飛ばして復活を果たした」でもない。「俺みたいになるな」という番組のコンセプトからは外れていると言えば外れている。ピンポイントな「答え」ではない、しくじった……というかなんか極限の体験をした人が、今思っていること、体得したことを話しているだけで、でもそこがむちゃくちゃおもしろい。「腹くくりすぎでしょ」と言われるまでになったその人そのものがおもしろい。キーワード検索ではたどり着けない部分が。


立川先生が結局今カバーソングを歌っていると言うことについては、妙に納得した。ちょうどこないだ読んだこの本


第4章「今日の写真について」の15節がまさに「自分で撮らないという方法もある」。この本を読んだだけの私がファウンドフォトの何をわかっている訳じゃないけど、「何を撮るのか」ではなく「すでに撮られた写真でどんなイメージを表現するか」というのは、「何を歌うのか」ではなく「すでに作られた歌をどう歌うのか」と同じことのような気がする。
「誰が作るのか」を「誰が歌うのか」が超えるためには、結局は芸柄の話みたいになるんだけど、歌う人の人生まるごとが関わってくるんだろう。希有な体験をした立川先生がそこに行くというのは意味のあることなんだろうな。


ドーンと行ってガーンと下がって、もっぺん復活おめでとうみたいなわかりやすくととのえられたエピソードの羅列ではなく、そういうことがあって今はこんな風でこの先はわからないと言うせつなさが良い。録画見てからずっと、頭の中で「それが大事」が回りっぱなしだからダウンロードランキング急上昇とかはあるかも知れないけど。


あと、平成ノブシコブシの吉村さんはこんな風におもしろい人だったのかと初めてわかった。今まで目にした番組では、どういう人なのかもわからなかったんだけど。前回「片道分の燃料で来るから!」と叫んだのが吉村さんだったと思う、たぶん。笑ったなぁ。若林氏との取り合わせも素敵。若林氏が担任役だから、生徒役に格上を持ってこられないが故のキャスティングがのびのびしてて見てて楽しい。これは別業種の気安さか、生徒役が立ち上がったのを立川先生が茶化したところ、おもしろかったなー。誰かが誰かに萎縮してるところは見たくないなやっぱり。


とか呑気に見てたら次回がおかもとまりちゃん! ええええ頑張ってー! 急に「跳ねて仕事増えると良いな」的欲が(太田の全ての若手に対して親目線)!


ところでのびのびしてたと言えば「時間がある人しか出れないTV」のフルパワーズ福永さん! すばらしかったー!
ライブでずっとひげ面を見ていたのでなにかひげにまつわる企画なのかと思ったら頑張ったアピールだったのか。
スタジオに来てからの福永さんずっとすばらしかった。ライブで見ている(と言っても私はそう頻繁に見てる方じゃないけど)福永さんの良いところが全部出てた(私の思う福永さんの良いところ:若武者で優勝して「ここにいる人大体全部イケるってことでしょー!」と叫ぶところ)。岡村さんがそれを許してくれる雰囲気のある人なんだろうナー。


太田の若手を見てて思うのは、「調べて作る」系のネタがうまい人が多いと言うことで、この番組太田向いてるんじゃんーとか思ってたら次回がビギン!ナウって! しかも調べる系じゃなくてなんか怪我しそう系! ぎゃああ大丈夫ー!?(二度目の親目線)