芝さんかっこいい

モグライダーを初めて見たときのことを覚えてない。ツイログとブログで検索して出てくる一番前の記述が2011年11月3日なんだけど

あ、モグライダーの細い方の子! こないだ初めて見て、なんでこんな少女漫画の学級委員長みたいな子が出てきたのかと。@細かすぎ
posted at 21:10:11

テレビで見たらしい。「こないだ」に当たるライブでのモグライダーについて何も書き残していないんだけど、おそらく10月7日のジャンピングイエローだと思う。活動休止していた浜口浜村の復帰ライブだったから行った覚えがある。
マセキのすごいところは日付がわかってたらネタが出てくるところだ。有料だけどニコ動にあった。「世界陸上」。見てみたけど全然思い出せない。
この時かどうか定かではないけど、まだ髪を下ろして白シャツを着ていた芝さんを見て、サナトリウムから抜け出てきたような線の細い美青年なのに、ひとたび喋ったらあまりに口が悪くてギャップすごいなと思ったことがある。


撮った写真で一番前のは2013年4月1日のyardだった。髪は上げているけど白シャツ。



今のジャケットになる前、通販で買ったらサイズが大きすぎたというジャケットを1度だけ見たことがある。あと、ジャケットの下が開襟の黒シャツだったのも見ている。
なのに全く書き残してない。


さっきから何をやっているかというと、何で今私がこんなに芝さんにムチュウなのか原因を探っているのである。


ツイログを見てみると、一番わーわー言ってるのは単独の直後だった。参考にならない……(誰のであれ良い単独を見ると一時的にトチ狂う癖がある)。
単独は2013年3月23日。こんな前から今のテンションなわけがない。6人のライブの前身のSSHが今年の3月8日。エルシャラとのツーマンのSSHが5月18日。まだ遠い。


となるとやっぱり、遠因はザンゼンジの耐久ライブだろうナァ。8月24日。これがまた疲労がすごくて何も書いてないんだよ……。でも見ていてどんどんモグライダーが好きになっていったのがわかった。
あの1日のことを思い出すと、OPのリンダリンダで6人のライブのメンバーとラブレターズが飛び出してきたときが真っ先に思い出される。身ひとつで跳ね回っていた彼ら。


耐久ライブ中の6人のライブでの1枚。



先週の日曜の6人のライブ(仮)でも、三福さんが耐久ライブが終わったとき、芝さんがメインMCである自分たちと同じくらいやりきった顔をしていたと言っていた。
これですっかり好きになったところに、カラオケナイトでボルテージが上がって、こないだまた6人のライブに行ったりしての今、かなぁ。ついに東部第33部隊まで行っちゃったぜ……。いや前から行ってみたかったところにしし丸さんゲストだったしさ……。


今までのカラオケナイトで歌った曲は氷室、ラッツ&スターチェッカーズ……年サバ読んでないか。




こないだの6人のライブ(仮)での1枚。




芝さん、まったくつかみ所がない。
ものすごい兄貴肌に見えることもあれば、ものすごい舎弟感を出していることもある。
とんでもないチンピラなのかと思えば、きっちり進行もする。
6人のライブで自分たちのことを、同世代の芸人さんの中では真面目な方だと言っていた。確かにそうだと思う。あのライブの企画の成立のし具合とオンタイム加減と言ったらない。
でも単独ライブ「大往生」が終わったとき、「会場に火ぃつけてやろうかと思ったんですけどね。明日ルシファーがやるんでやめときました」と言ったのが全然冗談に聞こえなかったのも覚えている。
大きい会場で見ても見劣りがしないのに、小さい会場で見ても見づらい圧がない。
見る度に違う芝さんのことをここ数日考えていて、結局何も書き表せないと諦めたんだけど、でも見る度に同じことを言っているのには気づいた。「芝さんかっこいい」。


その場と、相対する人によって、かっこよさは変わるけど、芝さんは常にかっこいい。どの相手でも、場でも、魅力があふれてこないことがない。


内田樹のこの文章を思い出した。

競技武道の場合、敵がいることによって、私の側は可動域や動線が制約されたり、動きの選択肢が狭められるというふうにマイナスの方をカウントしていくのですけど、合気道はその逆です。相手がいることによって、自分単独ではできないことができるようになると考える。新たに何ができるようになるのかを考えていく。与えられた環境を「自己実現」を阻害する否定的なものととらえないで、つねに自分の潜在可能性を引き出す新しい機会ととらえる。

『時局』インタビュー

最近はブログも著作も読んでないので今はどういう考えをしているのかは知らないのだけど、この文章のことはよく覚えていた。
モグライダーの今の漫才がまさにこれだ。ともしげさんが間違うから芝さんがつっこめる。ともしげさんの間違いは漫才の邪魔ではなく、それによって可能になる芝さんのつっこみが漫才を成立させる。
先輩と相対するときは後輩の顔を、後輩と相対するときは先輩の顔を、同世代の仲間には進行を、そして相方にはつっこみを。周りの全てを障害ではなく自分の選択肢を増やすものにしてしまえる。そのたびにあらわれる魅力は千差万別で、でも見ている方はいつだって「芝さんかっこいい」と言ってしまう。


NGKでのサーキットに安田さんが応援に行くと決まって、芝さんは漫才中でも隙があったら「安田ー!」って叫ぶから!と嬉しそうに言っていた。あんな破顔して言うの見てるとほんとにやっちゃいそうだと思ってしまう。たらし込まれている。
大きな大会もプレッシャーも、芝さんの新しい魅力を発揮するための装置になる。起きうる全てを引き受けて、きっとまたかっこいい。






芝さんかっこいい。