SSH。なんて楽しい90分

Simple Set HARF
9/8 V-1 16:00


SSH見てまどこさんとご飯食べて帰ってきた。いやー楽しかったー! K-PROさんの短いライブの満足感ハンパない。
客入れが芸人さんが歌ってる歌のコンピみたいだったんだけど、最後らへんにさりげなくFKDがCD出そうってなったときの曲が差し挟まれてた。


三拍子、磁石、風松と気心知れた三組で、OPから企画までずーっと楽しかった! 最初のネタ順だった三拍子が出てきて「OP楽しかったね」って言っちゃうくらい。
そんなOP、ほんとにふつーに喋ってたので具体的な内容は覚えてないんだけど、順繰り自己紹介していって最後の三拍子で高倉さんが「2013年認定漫才師……」と言って拍手を受けたので「みんなだよ!」とワーワー言われる(笑)。松原さんもずるいって言ってた。久保さんが「あっち二組は三年連続なんだよ!」と諫める(笑)。
仲は良いけど遊びに行ったりはしないよね、と話していて、久保さんと松原さんがでもここは好きなものが一緒なんですよねと、せーので「松原:二時間ドラマ」「久保:二時間サスペンス」微妙にあわない(笑)。
どのシリーズが良いの?と聞かれて、ふたりともやっぱり100の資格ですかねーと言ったら「風藤:100の刺客!?」と勘違いして驚いてしまう。松原さんが「101匹わんちゃんじゃないんだから」なにその可愛い例え。「松原:渡辺えり子さんが資格を100個持ってて……」「風藤:認定漫才師も!?」
あとは結婚するとかしないとかの話をしてたかな。風松はどっちもしたい、永沢さんはしたくない。「永沢:帰って家に人がいるのがイヤ!」「風藤:(松原さんを指差して)いるんだよ!?」
高倉さんと付き合って別れると一年以内に結婚して子供までできるらしい。「久保:子供ほしい人はどうぞ」って(笑)。


以下ネタ順に
三拍子「東京オリンピック→半沢」。今日は絶対三拍子からオリンピックの話聞けると思って楽しみにしてたのよ。その日のニュースをネタにするのももう普通にやってしまうけどほんとにすごいことだよなぁ。「長尺で8分くらいって言ってましたが、僕ら普段のK-PROさんのトッパレで8分くらいやってますからね」
風藤松原「ことわざ2013var.」 。月笑でやってたのを長く。途中すごく被せてたのは、わざとなのかとばしたのかどっちだろう(笑)。途中松原さんがアドリブっぽくなんか言って、風藤さんが「うまい」って誉めたんだけど声が小さくて聞こえなかった!
磁石「不良とケンカ→メガネライダー」。途中さっさんがネタ飛んで、「永沢:今俺が悪いみたいな顔したー!」


企画はプロデューストーク。各組がさらに上を目指すために、お互いにどうしたら良いか指摘しあおうと言うもの。
最初は風松から。他の四人がホワイトボードに指摘を書いている間に、ふたりで勝手に自己分析を始めるんだけどまー的確つーかなんつーか。
「松原:声ちいさいでしょ、練習しないでしょ、セリフ忘れるでしょ、あとなぁなぁでやってるよね」
「風藤:間違えても怒んないよね。お互い。まぁまぁ俺も間違うことあるよって」
久保さんに自己分析ハンパないと言われてました。いやーわかってるんですね。いやわかってるんだろうとは思ってたんだけどやっぱりわかった上での今なんだから、やっぱり見てる方が言えることなんてほんとになんもないんだなーと改めて思いました。
高倉さんからのアドバイスは「仲悪くなれ」。仲が良すぎてなぁなぁになってるんだったら、もっと厳しくした方が良いんじゃない?と。
もっと激しくやった方が良いんじゃないかと言う話からだったか、関西弁に戻せば?と言われて二人で関西弁でことわざの前のところをやったんだけど、松原さんが口数が多くなって語調が激しい。
皆から松原さんが怖いと言われて却下。松原さん前にも関西弁だと怖いと言われたらしい。確かに私も前になんかで見て、関西弁だと松原さんの方が年上に見えるって思ったことあったわ。
きつすぎるので京都弁はどうだろう、はんなりやってみてと言うことになってはんなり漫才(笑)。完全に女口調だったんだけど(そして京都弁はエセなんだけど)、これは合ってる!と言われて、今よりさらにゆっくり、まったりに磨きをかけた方が良いんじゃないかと言うことになる。でも夫婦漫才だとも言われてた(笑)。確かに女口調の松原さんに京都弁の風藤さんが突っ込むと旦那感がすごい。
その後だと思うんだけど、永沢さんが「もう足りないところとかなくて後はタイミングだと思うんですけど」と言いながら返したホワイトボードが

  • テンションを直す
  • 体調を治す
  • 先輩づきあいをする
  • 髪を切る
  • 気合いが足りない
  • ハングリー精神
  • オリジナルギャグ
  • キャッチーなキャラクター

みたいな感じでびっしり!
ここから松原さんがギャグをすることになり、「ギャグなんかないですよー」と言う松原さんにあるよと耳打ちで教える風藤さん。なぜご本人が忘れてるの(笑)。
結局同じギャグをどんどんテンション上げて3回やらされた松原さん、疲労してらっしゃいました。
風藤さんも別のギャグを普段通りとハイテンションで二通りやったんだけど、見事に緩急ついててさすがだった。


三拍子には風藤さんから「久保さんのキャラ」。久保さんがデブのオーディション行った話とか、デブが弱い話とか。
2人とも大きい上に声も大きいから威圧感があるんじゃないか、もっと優しくやってみようと、風松みたいなゆったり漫才を終始笑顔でやってみる。これがなかなか良い感じ。しかし私にはこれも若干夫婦漫才に見えたよ。漫才の究極ってひょっとして夫婦漫才なのか。


磁石には松原さんから「佐々々々木のやる気」。高倉さんからは逆に永沢さんが熱すぎるのがだめなんじゃないかと言われて、永沢さんによるさっさんの愚痴とか今の自分が遅刻しない理由とかを色々話してくれた。
風藤さんから永沢さんにスベリキャラをつけた方が良いのではと提案。永沢さんも後輩のすべるのに前出てくるやつとかやっぱりかわいもんね、いじりたくなると納得したところで誰かが「ちゅうえいとか」ちゅうえいは滑ろうとしてないけどね!と訂正したのは久保さんだったか。
そう言う意味では流れ星はどっちもいじりやすいしなんで売れないんだろう?と言う話になりかけて、「流れ星の話になってる!」と我に返る(笑)。
あまちゃんのブームもあるし、東北弁でやった方がかわいく見られるんじゃないかと、さっきやったネタを東北弁と広島弁でやってみることに。ぎゃーなんて贅沢。永沢さんの流暢な東北弁は意味がわからない部分が多々ありすぎて、さっさんの広島弁はあんま聞けなかったけどかわいかったー!
永沢さんは東北弁の方が幼く見えたな。確かにかわいい。こっちの方がいいとされるも、急に東北弁にしても変えた感が強いのでちょっとずつとか……と検討。〆の挨拶くらいはほんとに方言になっちゃいそうだった。


告知でFKDオールナイトトークライブが10月11日にあると知らされました。あとは珍しく風松が明日の月笑の告知して、「へばまんず!」で終わり。


はーいやもう楽しくて楽しくて。OPのフリートークも企画の提案を織り込んだ即興のネタも隅から隅まで力量が満ち溢れててみんななんてすごい芸人なんだと再認識しました。見慣れちゃってるけど、私は今確かにある文化の最高峰の一群を見てるんだなぁ。


企画の指摘は、いちいちもっともで、だけどお互いにそれがもっともだけど、でも、とわかった同世代での企画だったのでほんとに興味深くかつ楽しいばかりでした。さらりと実演するお試しの漫才に、他の2組がげらげら笑ってるのもほんとに楽しそうで微笑ましくて。
足りない部分を欠点としてあげつらうのは簡単で、それを努力で埋めることもひょっとしたらそんなむつかしいことではないのかもしれない。
でもそれで売れるのかって言われたらきっとわからない。足りない部分を埋めるのではなくさらに掘る方が、売れる道かもしれない。売れるまできっとなにが正解か誰にもわからない。いろいろ試す時間のあった彼らには、そんなこととっくにわかってる。
だからやっぱり、見る方にできることなんて、見て笑ってたまに拍手することくらいなんだなー。


とは言えこないだ「ひょっとしてFKDで自主ライブ的なライブも配信も定期的なトークライブすらもやってないのって風松だけじゃないか」って気づきそうになって怖くて確認はしてないんだけど、しかし風松の動かざること山のごとしっぷりってやっぱあの世代でも群を抜いてるような……気が……なんだろう自分から動くの恥ずかしいくらいシャイなんだろうか。そのへんいまだによくわからない。
なぁなぁならなぁなぁの会話を、それそのまんま配信してくれても嬉しいんですけどね個人的には。昼のFMみたいにさ。