ラママ。阿佐ヶ谷姉妹がとんでもない切っ先に腰掛けてにこにこしてた。

ラママ行ってきた。久々だったなー。電車が3回も止まったせいで開演に間に合わなかったから柱の裏を覚悟したんだけど、存外見やすい位置に座らせてもらえた。ラママの座り位置はほんと運任せだわ(開場にはまず間に合わない)。


風藤松原は一本ネタ前半のトリで「中学生になったら」。久々! 最近普通のライブではほんとに新ネタばかり見てた上にこないだ月笑も行けなかったから、きっちりしたタイプのネタ見るのほんとーに久しぶり。風松にとってラママはコンテスト扱いなのかな。一個一個のボケがよー受けてました。


コーラスラインに25%が出てきてびっくり。ここに限らず後半どんどん笑いが少なくなりつつ完走する組がけっこういた。私もだけど笑えなくても止めようとまではあんま思わないんだよなー。むしろ最後どうなるか気になっちゃって。
ジンカーズが「ダム建設反対」で0本完走。笑い待ちまでするばっちりさ。
タブレット純さん久しぶりに見られてうれしかったー! みかんの白いやつの歌だった。短いよ! もっと聞きたいよ!
そしてなんといっても阿佐ヶ谷姉妹の「阿佐ヶ谷二人暮らし日記」がすごかった。ジャンル朗読! もうなんか、先頭を行き過ぎて周回遅れに見えるとか、速すぎて止まって見えるとか、そういうレベルの突き抜け方だった。見てる間中こないだ読んだ津村記久子のエッセイの、女子テニスプレイヤーに打ちのめされた話を思い出していた。こじらせなんてしゃらくさいものの先の手触りが確かにあった。モテるとかモテないとか美人とかブスとかそう言う「ネタ」全部、ヴァン・デ・ヴァル投げでぶん投げて、生きること生活することを訥々と語る。女芸人と言うジャンルがあるのなら、私はひとつの最先端を見たんじゃなかろうか。なにを普通の顔してとんでもないことを成し遂げているんですか。おふたりがまぶしく輝いていた。拍手が長く長く続いていた。
晩婚とか独身とか生きづらい女とかを語る前にまず阿佐ヶ谷姉妹だ。今、阿佐ヶ谷姉妹だと強く思った。


追記:
一夜明けて、阿佐ヶ谷姉妹のあのネタがもっぺん見られるならどこでも行くぞとブログとか見てみたんだけどあんまり細かい告知がない。でも変ホ長調とやるライブが7月にバイタスで15:00と19:00のツーステだっていうから行く行く昼間なら早く帰れるから楽だしーってローチケ行ったら昼の部売り切れてた。ライブってオーラスから売れるもんじゃないの! 大人の考えることは皆一緒だな! 見る前から客層に馴染めそうで今から楽しみです。