10月の月笑

太田プロライブ 月笑
10/15 新宿明治安田生命ホール 18:30


なんか今まで感じたことがない雰囲気だった月笑。
前説は六六三六。いい感じで頑張ってた。


MCはトップリード。8位でも元気に生きてますというのは決して強がりではないんだと思うんだけど、なんかぎくしゃくしてるというか、あのー最初のルール説明とか業界関係者の方々が……が終わった時に、すでに18:50だったのね。普段時間気にしたことないから何分くらいやってるのかとかわからないしこれが普通だったのかもしれないけど、この日は「なんか長いなぁ」って思って時計を見たから時間がわかった。そういう風に思うの自体、3年通ってて初めてだった。
G3とG2は合間合間でMCが喋るんだけど、いつものトップリードは(というか新妻さんは)どのネタもすごく楽しんでるんだけどこの日はそうでもなかったようなのも、なんか雰囲気が違う一因だったのかなぁ。途中和賀さんにケンカコントみたいのをしかけたんだけど不発で。

G3

小出真保

ものまね。なぜピンなんだろうと言う気持ちはぬぐえませんが、ネタは面白かった! 太田プロライブであのベッキーをネタにするとは痛快!(詳細は省きますが)

永利優妃

ものまね・顔芸。トップリードがしきりに「フレッシュな新人が」と言うから、これはよっぽど若いかよっぽど年嵩かどっちかだろうなと思ってたら前者で8歳。ロビーで見かけた子がまさか出演者だったとは。
さすがにここで8歳の子をなじるほど大人げなくはないですが、事務所ライブだからって好き放題やりたいんだったらチケット代をとるなと太田プロには言いたい。「ライブ」として1,800円のチケットを売っているなら、ちゃんと良いライブになる努力をしてください。いや贅沢は言わん。もう15度くらいでいいから客の方を向いてください……。

LOVE40

漫才。で、そのあとに出てきたのが70歳のバネッサさんで、もう書いちゃうけど竹馬に乗って出てきました。……。前にも書いたけど、じゅーぶん飛び道具なんだからそうひねらんでも……。
相方さんをまたぐときに失敗して、どえらいこと踏んづけてたようで、そのときにクロワッサン氏が「怪我したら後の人出られなくなっちゃうんだから!」といったもんだからガチで怪我したんじゃないかとほんとに心配になってしまいました。ちょっとしたことで気分は左右されるものだなぁ。

下村尚輝

漫談。まったく同じ調子でかけあいをする人。この芸風は好きだ。

末吉くん

ものまね。いつもの。

G2

ギャルズ

コント「盗撮」。シンクロ芸をするのがもとのギャルズのふたりじゃなくてベーグルさんと戦艦蓮見さんってのがちょっとおもしろい。

FREE MONKEY

漫才「仲良し」。いつも達者な両脇二人が何箇所かとちってたなー。途中から急にテンポが悪くなったような。

このみ

漫才「ちょっと盛る」。久々に見たこのみは、広島弁漫才になっていて、格段に安定感が増していた。お国言葉ってだけでこんなに変わるのか!? ただ、広島弁で野方をdisるというのはなんかよくわからんなーと思った。いっそ広島のネタにした方が見やすいのでは……。

ぐりんぴーす

漫才「みんなと違うこと」。いつもよりちょーっと調子悪かったような。ブラパイみたいなへ理屈だなー(笑)。

BURN

漫才「1日所長になりたい」。先月のパターンですね。身を切るところがいちばんおもしろかった。美少女ヌードル出てたのかー。

やさしい雨

コント「銀田一先生」。おもしろかったんだけどオチが思いだせない……。

火災報知機

コント「万引きGメン」。おもしろかったー! ここまできてやっと爆笑が! 高松さんのらしさと小林さんのらしさがちょういい感じで出ててたまらん! 時間いっぱいで警告音が鳴った時に客席から「ああー」って声が漏れたのは「ここに入れられないなんてもったいない!」ってことだったと思うんだけど、判定はセーフで結果見事1位と言う。大納得です。

ブラックパイナーSOS

漫才「スマホガラケー」。これも面白かった! 最初「なんか設定に違和感があるなぁ」と思ったのをまるっとひっくり返してお見事! 言葉のチョイスもいちいち面白い。

アイデンティティ

漫才「田舎に泊まろう」。この番組の漫才の題材としての人気っぷりっていったいなんなんだろう。もう終わった番組のことを言われてもわからんしこれから知りようもないからバラエティあんま見ないものとしては戸惑うのよ。

サイクロンZ

「勢いだけでマジック」。前よりマジックの手数が減っているように感じた。

ゲスト

スパローズ

漫才「18年の重み」。袖で平子さんに「今日は重いぞ」と言われたそうで、わかるもんですね(笑)。でもさすがでしたね。面白かった。漫才の〆が告知(しかも月笑と同日のライブ)って!

エルシャラカーニ

漫才「動物園」。いつも同じ感想のような気がするけどこの日も高値安定でお見事。清和さんの髪がなんか黒く見えた。

柳原可奈子

メモに「あの女」って書いてるわ(笑)。先月と同じあの人ですね。間で一回レッカペで見たけど、あのわかりやすさを100、先月を20とするなら今月は70って感じ。自由自在と言うかこうやって調整かけてくるのかというか……。もうすさまじいです。
最後のモノローグだけは先月の「幸せってわからないけど……」の方が良かったなぁ。今月はちょっと直球過ぎた。濁しながらもあからさまな方が恐ろしい。

G1

360°モンキーズ

いつもの

メンソールライト

漫談「立ち飲み屋」。見事だなぁ……(ほれぼれ)。もう客が笑うとか笑わないとかも全部ひっくるめて笑いにしてしまう。

インスタントジョンソン

コント「ご本人登場」。おもしろかったー! 久々にポーキーさんかと思いきや思わぬ展開で。インジョンのこういうコント大好きー。しかしあの「優しくけなげになんてできなかった それでも女は女」って歌が気になってしょうがないんだけどオリジナルだろうか。

アルコ&ピース

コント「訪問販売(壺)」。短期間で見るの3回目。最近では出色のネタではないかと。前にも書いたけど平子さんの単語のチョイスが素晴らしい。

マシンガンズ

漫才「物忘れ」。最初の物の名前が出てこないあたりがまるでエルシャラみたいで、どどどどうしたの……!と戸惑ったんだけど、人の名前が出てこないくだりになったらとたんにマシンガンズ節でとっても楽しかった。

新宿カウボーイ

漫才。最後にさいころを2個転がすシステムに変わっていた。

風藤松原

漫才「フリに答えて」。新ネタいくつか。その新ネタのところで一個全く伝わってないのがあったけどそれ以外はひとつひとつ受けてた。受けてたんだけどうーん。なんか松原さんが元気ないのともちょっと違って、ただただ淡々とこなしてるように見えてあまり楽しくなかったなぁ。なんだかずいぶん精彩を欠いていました。今年初TOP3落ちだけどまぁそうだろうなぁ。今月ゲストも漫才師だったし、印象に残らなかったかなぁ。

トップリード

コント「ヤクザ」。凝ったコントだったんだけど、最初新妻さんと和賀さんのどっちがボスなのかわからなくて、新妻さんがなにをやっているのか理解するのに時間がかかってしまった。で、その間にも話はどんどん進むから、結構中盤までわたわたしてしまった。
トップリードのコントってめちゃくちゃ情報量が多いから、ちょっとくらいとりこぼしても大丈夫なのかと思ってたんだけど、あの情報が一つ残らず全部ないとあのコントは理解できないんだと、これはこないだテレビでKOC見てて思ったことなんだけど。
今回のコントも、新妻さんがもっとあからさまに舎弟っぽかったら最初からわかったんだけどなぁ、と見終わってから思った。演技し始めたらもちろんわかる。でも演技力を発揮するより前の段階で、説明なしでわかるヒントがもうちょっと欲しかった。


エンディングでスパローズが何度か「これが太田プロライブですかー(悪い顔)」って言ってたんだけど、いやほんとスパローズにはもうちょっと良い時に出てほしかったな……。先月とか。
新妻さんとかねきよさんがメモをとるのとらないのというくだりをやっていて、そこにメモを持った松原さんが寄っていったんだけど、実はそれは5556で練ってきた団体芸で結果邪魔をするという(笑)。
ところが後日、おかっちラーメンでこの行を風藤さんがふって見事成功するという……。ほんとに何がどう転ぶか分からないなぁと思った。
G3のことはG1が終わる頃にはだいたい忘れているんだけど、しかしこの月はほんとに風松の漫才が今一つどころか今三ぐらいだったので、翌日の寝覚めが悪いくらいには引きずったのでした。