太田プロライブ 月笑
7/9 明治安田生命ホール 18:30
前説は六六三六。客としてはあまりひねらない方が声は出しやすいですよ(苦笑)。
まるお
漫談「デブの叫び」。元ライフラインのまるおさん。ピンになってからは初めてかな? とにかく声が出ていた。
ばくれつパンダ
漫才「愚痴」。THE MANZAI落ちたー、から、「トップリードさんみてーなコントやりてー!」。単独のお手伝いをしてたんでしょうね。
吉岡祥吾
ひとりコント「ダイエットスクールの勧誘」。下ネタだったけどおこられてないかなー。どえらい勢いで噛んでた。「じゃい:さわやかなしし丸ですね」。
くじら
ひとりコント「駐禁おじさん」。渚のハイカラ人魚に乗せて。受けてたー。一か所爆発した後笑待ちできないもんだから聞き取れなくてもったいない!
坪下健也
ひとりコント「おっかけのおっかけ」。客席から悲鳴が起きる(笑)リアリティと持ち前のキャラクター。おもしろかったー。ブラパイ山内さんが彼の出現を脅威に感じているらしい。17歳。
村瀬雄一
ものまね「本田選手」。私は元ネタがわからんのよね。
赤プル
漫談「うちの旦那」。先月相方いじりまでみちゃったからちょっと物足りない。
末吉くん
物まね「教頭先生役の平泉成」。1分コーナーを使いきらないという。斬新。
BURN
漫才「組んだ理由」。そろそろブスに一個乗っけてもいいんじゃないかしら……。
GII
LOVE40
漫才「バネッサが心配」。入りの「医療費負担も3割から1割になったんでしょう?」が秀逸すぎる。リアルなところほど面白い。うまいへたはおいといて、つっこみは笑わずやりきってほしいなー。「じゃい:ステキな余生の送り方ですね―」爆笑。
古賀シュウ
ものまねショーパブのメニューをそのままやりきる。前にも同じタイトルで月笑でやってたけど、中身は違うような。
火災報知機
コント「服屋」。
ぐりんぴーす
漫才「犬は家族」。おもしろかったー! 私のこの日いちばんはぐりんぴーすでした。前半も達者なんだけど、後半のどんでん返しがもう! 捨て身の漫才はたまらんね! GI行けるかと思ったんだけどなー。先月の前説もびっくりするくらいおもしろかったし、頭角を現し始めたんだなー。ぜひとも来月も頑張ってネタ見せ通ってほしい……!
どてちんレンジャー
コント「新人議員にインタビュー」。なんか散らかってしまった気が。
アイデンティティ
漫才「迷子センター」。毒の塩梅を気にして見るようになった。一部濃いめ。
新宿カウボーイ
漫才「免許がほしい」。爆笑問題に褒められたからか、私がそう聞いたからか、なんだか全体的に余裕が見えてとてもよかった! 出目は4。
ブラックパイナーSOS
漫才「お兄さん」。おもしろかったー。ブラックパイナーはどんどん外のライブに出て漫才師の印象を強めていった方が、見てる方も笑いやすいんじゃないかと思う。
アルコ&ピース
漫才「彼女がほしい」。スーツの酒井さんと、私服の平子さん。彼女がほしいという導入で漫才をしようとする酒井さんに平子さんがガチなことを言い始め……と言うネタなんだけど。うーん。
月笑に限らず、最近のアルピのコント漫才は、そういう台本なのか、雑なネタをいい加減にやってるのかもうわからないんですよ。わからないってのは、それだけうまいってことでもあると思うんだけど、酒井さんを担いで「GIIIでお会いしましょう!」で去っていくこのネタと、「パイロット」を同列には思えない。見るたびに「これはわざとなのか手を抜いているのか」って考えるのも疲れてしまったし、もう実際がどうであれ「雑だなぁ」って思ったらそれが私の感想で良いや、私の目が節穴であっても良いやと思ってしまった。
さらにこういうことをツイッターで書くと平子っちが検索してdis認定する可能性があるので、書くこともなく、なんかもう最近はアルピを見ていないことになってる気がしてきた。disってるんじゃないんですよ。感想が好意的でないだけで。
辣腕のコント師であるアルピが、コント漫才でTHE MANZAIの決勝に行ったことはほんとにわくわくしたんだけど、こんなにコントに帰ってこないとは思わなかった。アルピのかっちりしたコントが見たいっす。オチの台詞を前のコンビからとってきたりもしないやつを。
ゲスト
デンジャラス
コント「いらいら病」
GI
メンソールライト
漫談「立ち飲み屋」。髪をおろしてから好調だな―。低くて渋い笑い声がぐーっと響く感じで、他とはちょっと違う受け方。続けるって大事。
トップリード
コント「邪魔」。単独から早くもシングルカット。途中珍しく新妻さんがつっかえそうになるけど大した問題でもなく。ボールのところで思ったんだけど、全部ではなくても例えばボールくらいは小道具として本物使うって方法もあるよなー。コントなんだから全部マイムでやらなきゃいけないってこともない。本物のボールがあったらカラスのところで一個説明を省ける。
単独を見て、やっぱり白シャツ黒ズボンで無から全てを作りだすのがトップリードのコントだなぁと改めて思ったのだけど、小道具についてはなにかこだわりがあるのかな。聞いてみたい。
360°モンキーズ
ショートコント
マシンガンズ
漫才。タイトルがつけられないんだけど、ツイッターの話からうそをつく話。途中、西堀さんが「トゥース」のポーズをしたときに滝沢さんが「おもしろくなっちゃうわ!」と言い、滝沢さんは春日氏のことをおもしろいと思ってるんだ……となぜか感動。
ギャルズ
コント「野球選手のお見舞い」。先月、先々月と比べると明らかに低調だったなぁ。途中、トップリードと演出がかぶったところがあったんだけど、彼らはトップリードの単独の裏方をやってたのでよくわかっていたのでしょうね。「まさかネタがかぶるとは」と言いながらもなんとなく余裕が(笑)。
やさしい雨
コント「明日のジェイ」。すまん、ついていけなかった。暗転多用のネタは苦手だ……。
風藤松原
漫才「言葉を付け足す」。松原さんのつかみが上田さんのパクリ(笑)。ベストネタで飛ばすことも止まることもなく、アドリブ少なめながらとても安定しておりました。よかったよかった。先月ほどではないけどなかなかよく受けてました。
インスタントジョンソン
コント「裏取引」。終盤が風松の大喜利パッケージと似てた(笑)。香盤が逆じゃなくて良かった……。
EDは松原さんが出てきてすぐ風藤さんに寄って行ってなにやら話していた。そのまま下手でマシンガンズと風松が並んでて、時々西堀さんと風藤さんと松原さんがなんか話したり。
告知をやっていたら松原さんがぬるーっとアシスタントのいくらちゃんに寄って行って、なにやらずっと喋っている。あまりに静かだからなかなか気付かれなくて長引いてたけど、口説いていたらしい(笑)。「松原:クレープ食べに行こうって言ってました」ってナンパと言うよりかどわかしだよ! 年の差20歳だよ!
全体的にうっすらと、トップリード単独の余韻が残ってたような気がした。若手はずいぶん見てたりお手伝いしてたみたいだから、そういうことはあるんじゃないかなーと思うんだけど、まぁ主観です。
実際のところは、単に私が余韻から抜けてなかったからそう見えただけなんだと思う。「邪魔」を、新ネタとしてあれだけで見るのと、単独の中のネタと思ってみるのではだいぶん印象が違うと思う。たぶんいつも通り月笑で初めて見てたら、慌ただしいなぁって思う部分もあっただろうけど、単独の中で見るとそういうの一切思わなかった。これはなんなんだろう。
結果はトップリードが1位。風松が2位。単純に客受けだけで言ったら マシンガンズ≧トップリード>風松 だったように思うんだけど、票数としては僅差で、こうなると「3票入れる」ってルールが効いてくるなぁとこないだの清和さんの話を思い出した*1。
それにしてもGIIIにピン芸人の多いこと!
今月はぐりんぴーすが出色だったなぁ。ライフラインは解散しちゃったけど、高橋小形と切磋琢磨してどちらも月笑常連になってほしいです。