4月の月笑

4/9 明治安田生命ホール 18:30

ピンポン

漫才「お天気レポート」。おもしろいしオチも良いなーと思ったんだけど、いかんせんねろめさんがあまりに変わらずねろめさんなので、前のコンビとどう違うのかわからなかった……。

朝一番

漫才「ジェスチャーゲーム」。女性二人のコンビ。サンパチが顔とかぶっちゃってたのでもうちょっと下げた方がいいと思う。

高橋小形

漫才「しりとりをすぐ負ける」。おもしろかったー! ここはエンジンかかるのにちょっと時間がかかったりするんだけど、今回は最初からぽんぽんぽんぽん受けてて素晴らしかった! おふたりのいいところもばっちり出てたなー。今までの高橋小形の1分ネタでいちばん受けてた!

LOVE40

漫才「生まれ変わるなら」。じゅーぶんに飛び道具なんだから、奇策に走るのは早いんじゃないかと思うなー。

くじら

ものまねスターシリーズ。時間を気にしてらっしゃいました。

ぐりんぴーす

漫才「山手線の駅名を言う」。あきりたりの設定と思いきや、1分の設定を実にうまく使ってて、すっごくおもしろかった!

本日は晴天なり

コント「文化祭」。展開的にダンスはもっとキレキレの方が良いんじゃないかなーと思ったんだけど、そもそも私はISSAのダンスの正解がわからないことに気づいた。

末吉くん

ものまね。いつもの感じ。

GII

ウラフジ

コント「サドル売り」。初めて見るコンビ。おもしろかった! 小道具の凝り方にネタもご本人も負けてない。オチも良かったなぁ。どうしても丸付けたくて1組はここにしたら投票してた人が2人しかいなかったぜ……。

新宿カウボーイ

漫才「自転車」。とっちらかりぶりがすっきりしていた、と書くと訳がわからんな(笑)。出目は3。

25%

コント「オーディション」。意志の強さを感じるがこーれはわかりづらい。ネタ見せだと業界のそっち側の人が見るからオッケーなのかなー。

BURN

漫才「ディズニーデート」。いつもの感じで。月笑は同じ事をやっているとわかりやすく順位が下がるんだよなぁ。料理屋みたいだと思う。変わらずおいしいと思わせるにはちょっとずつおいしくなってないといけない、と言う。

火災報知器

コント「麻薬取り締まり」。先月出演しなかっただけでなんだかとても久しぶりな感じ。おもしろかったなー。ことらさにキャラ付けされていなくても高松さん演じる刑事の得手勝手ぶりよ。

神宮寺しし丸

漫談「ネタ見せ→EXILE」。サンパチマイクの前で漫談! しかし展開がさすが独特だった。

やさしい雨

コント「親子」。いつも通りしっかり作ってるコントでした。山場があった方が良いのかなとも思うし、それがここのコントの良さになるのかも知れないとも思うし。

ブラックパイナーSOS

漫才「自立」。痛い痛い耳が痛い! おっきい鳥がいつまでも巣にいてすいません……。今月はがっつり最後までしゃべくりで、おもしろいし大満足。いやほんと、今年ふつーに認定されてくれないかなー!

ゲスト

梅小鉢

コント「暗転中」。他のネタでも思ったんだけど、ネタの展開がものすごく不自然なんだよなぁ……。このネタも、最初のセッティングの後で黒子役の人が捌けない理由がひとつもない。腑に落ちないと笑えないのです。

柳原可奈子

「子役:アニーのオーディション」。初めて見るネタ。相変わらず素晴らしい。子役がほんとうに滑稽なんだけど、馬鹿にしているのではなく、観察している視線がわかるからうっすらと怖いくらい。

山田邦子

ウクレレ漫談。最近ハワイアンを習っているのかな? 楽しそうなネタでした。

GI

360°モンキーズ

ショートコント

マシンガンズ

漫才。ダブルツッコミで女のネタとか。途中西堀さんがすっこーんとネタを飛ばす。ネタのうちなのかな?と思うくらいきれーに。そこだったか、「お前はかわいいな!」と急に相方を褒める滝沢さん(笑)。

ギャルズ

コント「幼稚園の遊び」。結果から言うと今月の1位。納得。いやーすごかった。ベーグル吉村さんがピンでやってたときは、音響でナレーションするのと自分で台詞を喋るのの線引きがよくわからなくて、いっそ全部音響でやればいいのでは……?とか思ってたんですが、今回はその割り振りもばっちりで。すっごくおもしろかったしわくわく感ハンパない! ジャウーとティーチとギャルズには同じ新世代感を感じる!

トップリード

コント「しゃっくり」。オチに関わるのでものっそいぼんやりしたことしか書けないんだけど、途中まで「ものすごい新機軸きたんじゃないのこれ」と思いながら見ていた。新妻さんが捌けないで、そのまま何人も演じるパターンなんだけど、回収しないんじゃないかと思ったんだよね。結果回収したので、いつものトップリードだったんだけど。
回収しないコントは鬼ヶ島とかそれこそギャルズとか、破壊的なネタをやる人に多くて、トップリードみたいな演技をして、かつハートフルなネタでそれをやる人はいないのかもと、見ながら気づいた。それは都下でトップリードしかできないコントなんじゃないかと。まぁ早合点だったんですが。

アイデンティティ

漫才「クレーム電話」。前に月笑で見たことある気がするんだが。どうにもここの毒は毒と言うより棘に思えてしまう……。

インスタントジョンソン

コント「スリーピースバンド」。じゃいさんの底知れなさ、それを全肯定のゆうぞうさんが存分に出てて良いですねぇ。

風藤松原

漫才「ボキャブラリー」。以前の大喜利漫才ですね。この日は特に懐かしいネタ満載で、3年前に単独ライブで聞いて好きになったきっかけのネタが出てきておおっと思っちゃったよ。ベストネタ的構成だったせいか風藤さんも危なげなく、松原さんもどっしりしてました。ガチャピンとムックのくだりで遊びが多かったのも楽しかった。

アルコ&ピース

漫才?「お弁当の歌」。本当の意味での「漫才コント」の道を独走中のアルピ。パイロット→忍者→お弁当とどんどんエスカレートして、もう「笑いながら胃のあたりがカユくなる」という新しい地平に到達していた。

サイクロンZ

あてぶりダンス。まさかこのネタとは! 以前のように全身真っ白で表情のわからないサングラスと、今回の私服っぽい衣装と素顔ではこんなに印象が違うのかーと。前は「あてぶりマシーン」みたいな印象だったんだけど、当たり前なんだけど他のネタもやるひとりの芸人さんなんだね、と感じた。だから最後の大ネタがよりすごく見えた。マシーンならできて当たり前だからさ。


MCのサイクロンさんが全体的にかたくてまじめで(笑)、とにかくネタ見せを通らなきゃ出られないから大変だと何度も言っていました。


それで結果がもう出てるんですが、1位がギャルズで78票、2位が風松で75票。僅差!
アルピが41票で7位ってのが、どうにも不思議なんだよなぁ……。拍手笑いの量で言ったら明らかに風松よりアルピの方が多かった。「あんなの漫才じゃない!」と言う保守派のお客さんが多いなら、ギャルズのあれはジャンルなんなんだって話になるし(笑)。
関口ジョニーズさんのときもだけど、「なんか太田っぽい」ってのは確かにあるし、そういう人がちゃんと受けて上位に行くところは月笑の好きなところ。で、アルピが太田っぽいか太田っぽくないかというと、よくわからない。すごく馴染んでるし違和感もないのは確かなんだけど。


一度どかんと受けた若手が、同じパターンをやっているとだんだん順位が下がっていくというのも月笑の特徴なので、ギャルズがそれにどう挑むのかも楽しみ。今のギャルズは特色そのままにいくらでもネタのバリエーションが出てきそうなので。