言葉にならない

FKD48 4th LIVE 〜明暗〜
1/24 座高円寺2 19:00
出演:アルコ&ピースオジンオズボーンかもめんたるキャン×キャン、三拍子、磁石、タイムマシーン3号、ダブルブッキング、トップリード、流れ星、Hi-Hi、ななめ45°(下池のみ)


FKD48の4回目の本公演。発足からちょうど1年ほど。
やったことは、まさかのCDデビューの選抜メンバー(9人)を決める大喜利と、ユニットコント11本なんだけど、内容を細かく書くことができない。最初からもうずっと、見ている間中楽しすぎて処理しきれなくて涙が出そうだった。笑いすぎて泣いてもいたけど、とにかく壮年の芸人さんが大勢舞台上でわっちゃわっちゃやってるだけでもうどこを見て良いかわからないくらいみんな楽しそうで面白くて、1年経って、ああこんなに良いユニットになったのかと思った。
ちゃんと残したいと思ったんだけどやっぱりダメだな。筆舌に尽くし難いことが多すぎる。当日のツイートを転載する。



FKD:今日は風松はいなかったけど、運大喜利と言う「今日欠席の人の書いた答えを籤で引いてそのまま答える」ゲームで、風藤さんの答えが四つも読まれて二つ勝っていた。暗いチームのコントは、松原さんのサプライズパーティー。いない人も一緒に作ってるのが良いなぁ。
posted at 23:23:25


今回のアンケートで「入れたい組は?」と言う質問があった。最初ごろは新しい人きたらやだなと思ってたけど、今日のライブみたらもう誰が入っても丸ごと愛せる自信がある!目当てが誰とか関係なく、FKDが好きだー!
posted at 23:24:54


FKD:久保さんが最初から最後まで絶好調で、あんなに太ってるのにどんだけ軽やかなの。OPで久保さんの踊りを誉める高倉さん。横で一緒に踊ってたちゅうえいは、高松さんにつっこみに行ったたきうえさんの剣幕に自分が怒られるのかとびびって即踊るのやめてた(笑)。
posted at 23:28:41


FKD:体力大喜利でガンちゃんがマイクをとったとき、すぐそばにいた上田さんがすっと横に並んで「はいどーもHi-Hiですー」って入ったときのかっこよさときたら!
posted at 23:30:39


FKD:かっこいいと言えばドリフコントの磁石よ! 最初サンパチだけで、山本さんの言ったとおり次が漫才なのかなと思ってたら出てきたのががっつり正装の磁石ってー!!!! あのためだけに衣装持ってきたとか、自分たちの価値わかりすぎだろう……! 雑談みたいに漫才してるのがかっこよすぎた!
posted at 23:33:50


FKD:女装コントは衣装も性格設定も、皆キャラにあってるところがすごいなと。たき子の格好したいー。そして圧倒的な永子の美しさ。あの脚! ショートパンツ! ざっくりニットから覗くインナーの紐が色っぽい! そしてヒール履いて歩いても膝曲がってない! 勝てる部分が何一つない!
posted at 23:40:14


FKD:永子の後に新妻ゆうこちゃんを見ると、あぁ純朴な良い子なんだろうなって思うよ。たきうえさんの毒牙にかかりそうになったとき(人聞きが悪い)、あなたは和賀くんと幸せにならなきゃダメー!と思ってしまったよ。
posted at 23:42:45


FKD:ユニットコントは事前に決めてたやつだけかと思ったら盛り沢山だった。黒田槙尾下池のネタ書いてない方トリオの漫才がおもしろかったー! 今回の下池さんの存在感よ。私最初ななめがひとりしかいないって気づかなかったんだ……。
posted at 23:46:00


FKD:ドリフコントの役割分担は、マイクの出しはけがアルピ、漫才が磁石、それを写メ撮るのが上田さん、パラパラが黒田槙尾下池、傍観が川元さん。なにこの幸せしかない光景。
posted at 23:53:40


FKD:大喜利の決勝、相棒の選び方が各々らしかった。上田さんは迷わず食い気味で「永沢ー!」ってしがみつきあうし、平子さんはそっちも見ずに「う大」ってビジネスライクでかっこいい。手を挙げた篠宮さんを素直に選んじゃう酒井さんに、「スケジュールが一緒の方が良い」と久保さん選ぶ高倉さん。
posted at 00:04:09



個々のメンバーは集まった当初から面白いのが当たり前で、だんだんと楽しくなっていき、今回の公演ではそれも超えた幸福感に充ち満ちていた。
彼らはまだ「吹き溜まり」にいるはずなのに、なんでこんなに幸せに感じるんだろう。
ひとつはその場にいないメンバーも一緒になって公演を作っていたこと。出演する人が出演しない人を大事にしていて、出演しない人もFKDを大事にしていた。それが嬉しい。
もうひとつは、それぞれが自分と他人にできることをわかっていて、任せたり任せられたり、ふったりふられたり、その信頼と技術が頼もしい。
この間のエントリの内容とかぶるんだけど、FKDのメンバーにとって、メンバーそれぞれのコンビ名はもう「冠」だ。一組一組の、個性と、技術と、ネタをわかって一目置いている。
都内でトップクラスの芸人さんが一堂に会する、ということが最初は価値だったのかも知れない。でも今は、その中にあってコンビの存在が見えたとき、そのコンビの存在と価値をこれまで以上に思い知る。演者しかわからない尊敬の念を、舞台に立つ人を通じてこちらも感じているのかも知れない。こんな素晴らしい公演を見てしまったら、FKDがまるごと、それぞれのコンビだって好きになる。やっている人たちがお互いにお互いの良いところをわかっていて、それを見せてくれるんだから。


世間的にはまだ無名かも知れない。でも、本人と、仲間と、観客にとっては唯一無二の才能あふれる人たちだ。彼らを宝物のように大事に思っている。でも「芸人」という仕事はそればっかりじゃないのもわかってる。そんな彼ら自身が自分とお互いを誇りと敬意を持って扱い、全力のエンターテイメントを見せてくれる。私はものすごく幸運な観客のひとりだ。


コンビや事務所を超えた仲の良さとか、化学反応とか、感じることはたくさんあるけどとても書き表せない。ただ続けて欲しいと強く強く思う。きっとここから何かを起こせる。売れるのが後からついてくるくらいの何か。