12月の月笑

太田プロライブ月笑 クライマックスシリーズ
12/12 明治安田生命ホール 18:30


一年の締めくくり、クライマックスシリーズ
前説はLOVE40。年齢差40歳のエンタメ学院出身コンビ。「おもしろい」よりも「ほほえましい」が先に立ってしまうけど、バネッサさんが飴ちゃん出すところからの飲食禁止の流れは良かったなぁ。最後のコマドリ姉妹だけえらい声が出てた(笑)。がんばってほしいです。


スペシャルMCに彦麿呂さん、女性アシスタントが3人もいる賑やかな幕開け。磯部さーん! お久しぶりー!
銀色のスーツを「鰤です」と言う彦麿呂さんは、また厚みを増してました。
年間20位以上ということで、いつもはGIIの人たちにもキャッチフレーズがついていたので一応メモしてきた。

20位

どてちんレンジャー
「お先に勉強させていただきます」

「面接」。キャッチフレーズが末吉君かと思った。今までで一番スムーズと言うか、キャラクターと設定がはまってた印象。

19位

BURN
「底抜けきわどいBBクイーンズ」

「ブスだから」。なんぞこのキャッチフレーズ(笑)。ユイティがネタ飛ばしちゃってかなり大荒れ。終盤のブス界では〜のくだりがすっごくおもしろそうだっただけに惜しい。ちゃんと聞きたかった。この日は呼び方が「ゆいちゃん」だった気がする。

17位

クロヤギ
「アングラ乙女の郵便屋さん」

「怖い話」。なんと設定が大学生。明転ミスがあったけどそんなに響かなかったかな。

16位

アイデンティティ
「前期若年者芸人」

「推理物漫画」。キャッチフレーズが若干自信ない。ひさびさにちゃんとした一本ネタを見たなー。天丼がはまりまくってて、オンバトで安泰そう。

セミファイナル

3位

アルコ&ピース
封建社会が産んだ回らない歯車」

「OBの訪問」。最初から平子さんがいて、序盤ばっさりカット。テンポも早い。毎年思うがなんで3分なんだろ。

2位

インスタントジョンソン
 

「値切り交渉」。キャッチフレーズ忘れた。いつも通り「〜よろしくちゃん」だったと思うんだけど。コンパクトながらそれぞれのらしさが出た良いネタでした。

15位

神宮寺しし丸
「牙を抜かれたライオン」

「同窓会」。往年のトレンディドラマっぽいのにどこを切ってもしし丸色。すっきりまとまった良いネタ!

14位

高橋小形
「ささいな小競り合い」

「サプライズパーティ」。途中小形さんがおなじ台詞を二回言ったんだけど、キャラクターと相まって飛ばしたのかわざとなのかわからないくらい。なーんかいっこいっこのボケが、淡々としててドライで癖になるんだよなぁ。

13位

ダーリンハニー
「下北沢のヌーベルバーグ」

「光wifi」。本編とはあんま関係ないんだけど、小道具のpower bookが暗転中に運び込まれて、ぼうっとアップルマークが浮かび上がってるのがなんかすごいダリハニっぽかった。

12位

ブラックパイナーSOS
「イノセントな悪ふざけ」

「卒業旅行の打ち合わせ」。山野さんが来てたセーターが、色と言い襟刳りと言い袖の柄と言い、レトロ感を狙っているのかガチで80年代のものなのかすごく気になった。
ちなみにこれ。

11位

サイクロンZ
「おっちょこちょいなエンターティナー」

「マジシャンとアシスタント」。最初の手品を織り込むところがさりげなくてよかったなぁ。構えてない分なおびっくり。しかし最後の大ネタは最初からコートが気になりすぎる上に横から見るとよくわからなかった。


ここでセミファイナルの結果発表。インスタントジョンソン勝利。アルピが「どっちでもいいからトップリードをぶっ潰す」みたいなことを言うじゃいさんが「次のコント5人必要だから良かったら出て」と(笑)。

10位

新宿カウボーイ
「今笑わないでいつ笑う?」

「犬が飼いたい」。いつもどおりの適度な暴れ方。

9位

メンソールライト
「毒舌饒舌二枚舌」

「バイト先の女の子」。あずき色のスーツで、照明を落としてピンスポで漫談。最後に「この後風藤松原が漫才やりますので」と言ってはける。

8位

風藤松原
「バラード漫才」

「不動産屋」。つかみで風藤さんが「コントをやるつもりだったんですが、メンソールライトがああいうので漫才します」と言うと松原さんきょとーん。ネタに入ってからは松原さんが安定してました。

7位

やさしい雨
お笑いアシンメトリー

「都市伝説恋物語」。いやーよくこんな設定考えついたな! おもしろかったー! でも最後のオチの見せ方が、「トップリードっぽい」と思ってしまった。クロヤギでも一個そう思うネタがあるんだけど、しょーじきあれはトップリード以外はあんまやらない方が良いんじゃないかなーと思う。演技で表現できなくてあれを選択したように見えてしまう。

6位

火災報知機
「青春ギャンブラー」

「ふたりでやってみます」。ショートコント集のような。こういうの初めて見たなぁ。太田芸人がこぞって絶賛する高松さんの力量を前面に出す作戦かなと思う。これからのネタにどう影響するのか期待。

5位

マシンガンズ
「銃はペンよりも強し」

「催眠術」。漫才の入りが「新たな金儲け手段として催眠術を思いつく」って(笑)。終盤の展開がカオスだった……。副社長に怒られてないと良いな……。いや下ネタではないのか。

ファイナル

2位

インスタントジョンソン
 

「犬探し」。ゆうぞうさんの女装が。てか衣装が(笑)。じゃいさんのナチュラルな狂人ぶりが遺憾なく発揮されておりました。いやほんと、コントの中のじゃいさんみたいな人が近所にいたら恐怖だと思う。安心して暮らせない。

1位

トップリード
「小さなコント工場」

「デートの練習」。ほんとここのコントには、たったふたりの間によくもここまでいろんな関係性を見いだせるな……と毎度感心する。あれだけの演技力が鼻につくことなく、まず関係性にひきつけられる。すごいと思う。最後ちょっとわかりづらいなーと思ったら翌日の青田買いではきっちり修正してた。さすが。

ゲスト

柳原可奈子

「北条マキお葬式に行く」。おお新ネタだ! 北条マキははどこに行っても北条マキだなぁとあきれてから、それが柳原嬢の素ではないことに驚く。そのくらいのキャラのブレなさ。

松村邦洋

「ものまね」。「森光子の家政婦は見た」でざーーーーーっと退く客席(笑)。不謹慎とかじゃなくて、ものまねの「業」のようなものを見た。そのあとの「織田信長オールナイトニッポン」は前に笑神降臨でも見たけどおもしろかったなー!


EDで結果発表。トップリードの三連覇。
しかし、トップリードの場合は1位で単独ってのはご褒美にならないよなぁ。逆にいえば「1位とれなきゃ単独できない」って罰ゲームの域だろう。あそこまでの人たちが。
まぁさすがにもうそんなこともないと思いますが、だったらそろそろトップリードが自社ゲストになって、他の若手が単独やるチャンスがほしいなーとも思います。なんであんなに単独やりたがらないんだろう太田って……。


EDにマシンガンズがいなかったので、毎年恒例ケンカコントがなくてさびしい。松村さん・柳原嬢・彦麿呂さんの「加湿器いらず」トリオが華を添えておりました。
どこだったかで、新妻さんが「しし丸さんのリハを見て、ネタを直してあげました」と。道理ですっきりしたネタだと思った! てか新妻さんすごいな……。


今年も一年通った月笑が終わり。今年はオフ・メロンパンドリル・コブラナッツ・佐藤ねろめ・ライフライン・トリオTHEトリオと超若手の解散が多かったなぁ。
太田好きと言ってもJr.ライブまでは行かない程度のファンなので、月笑に出たことない人のネタはわからないのだけど。
ようやく見られるかと思った風松のMCはお預けのようなので(来年最初は年間王王者がやるらしい)、来年は風松のMCが見たいと強く念じつつ通おうと思います。そろそろ年パス出してくれないかな太田プロ