つまらないことを先に書いてしまいますと、今回は事前に、太田プロ所属のアイドルというかタレントと言うか、まぁとにかく女の子が歌うと言うのがわかっていました。結果、前座の時間だったのと、両脇に控えていたギャルズの手塚ジャスティス氏が絶妙にリズムに乗っていなかったので、終わった後には忘れるくらいでした。見てる間は若干いたたまれなかったけど。
それと、今月からなぜか急に制限時間が厳しくなり、徐々に暗転→真っ赤な照明とバネみたいな音で強制終了と言う非常によろしくない演出(?)がされていました。オチは聞こえないし、ネタに集中できない。
先月トップリードが時間オーバーするまで制限時間があるとも知らなかったのに、なにを急に。しかもそれを事前にこっちに説明しないものだから、たいへん戸惑いました。うっかりアンケートに書くの忘れちゃったんだけど、来月もやったらアホほど文句を書き連ねてこようと思います。
さてここからは楽しい話。
今月も月笑は楽しかった! 今回はGIIIに久々の人がいっぱいいた。なんでだろう。年間上位20位にはあんま関係なさそうなんだけど。
前説はギャルズ。先月前説あったっけ? 戦艦蓮見氏が、キャラ入ってないとえらいポップだった(笑)。アイドルの子が出てきてからは特にふつーの良いお兄さんだった。
今回のMCはインスタントジョンソン。意外なことに月笑になってから初の1位だったそう。思わず泣いてしまったらしいすぎさん「2年前に1位とったときのことを思い出して自然に涙が出てきた」。
全体的に台本を全く読んでいないじゃいさんが自由でひどい(笑)。前座で歌ったアシスタントの子に「あれだけ音と口が合って……」っておーい!
FREE MONKEY
「野球部」。エンタメ学院の2期生だそうで。若いコンビだなーと思ってたらもう一人出てきた(笑)。トリオ名が今一つじゃないかなーと余計なこと思う。
猫柳ロミオ
「金スマに出たよ」。久々に涙そうそうにのせて、きっちりタキシード。金スマのオリラジの回の再現Vに出た話。これで今年は終了だそうです。まぁ確かに年間20位には入っていない……。私はこの形の漫談が一番好きですよ。
ぐりんぴーす
どつき漫才。二人ともネクタイとジャケットになってた。
本日は晴天なり
「ターザンの雌」。ここで初めて時間オーバー。
ばくれつパンダ
「タイムマシン」
村瀬雄一
「藤森慎吾とコカドケンタロウの漫才」。十八番の二人を使って漫才。似てるしおもしろい。こないだ「タレント名鑑」を見ていて、芸人の物まねでネタそのままやるって何の意味があるんだろうと思ったんだけど(本来の尺ならもっとなにか仕掛けがあるのかもしれませんが)、村瀬氏は物まねしたうえで何かしらするから素直におもしろいと思う。
クロヤギ
「クロヤギ的ショートコント」。おもしろかった! 絶妙のはずしとブラック感。
関口ジョニーズ
久々ー! 仮面舞踏会からのヘビーローテーション。関ジョニさんの頭身って武器だわ。
六六三六
「結婚式の司会」
どてちんレンジャー
「中継」
おかもとまり
「岡本夏生」。スパンコールのボディコンで、客席にまで降りてハイテンションでずーっと喋りつづける。これは……! いや結果から言うと滑ってたと言うか客席退いてましたが、今までのネタよりずっと応援したくなるなー!
GII
高橋小形
「推理物」。おもしろかったー! 高橋さんが髪型を変えていた。すっきりして良いと思う。もっと長く見たいなここは。キャラクターがさらに前面に出てくると良いなぁ。
ベーグル吉村
「改造人間シンジ」。基本的に録音してあるんだけど、たまに喋る。
古賀シュウ
「ものまねちょい足し」。いつもの感じ。ある意味名人芸なので、事務所ライブでやるネタかなぁとは思う。
BURN
「ブス」。容姿ネタは嫌い嫌いと言い続けた私ですが、最近普通に笑っている。名言多いわー。
メンソールライト
「スケジュール→実家」。うまいこと言うのを逆手にとって、お母さんの話にして笑いをとっていた。終わった後じゃいさんが「冠あげたいね。桂とか」と言ってすぎさんに「そんな気軽にもらえるもんじゃない」と言われていた(笑)。
やさしい雨
「結婚のあいさつ」。やりたいことはわかるんだけどちょっとつかみきれないというか冗長だったなー。
赤プル
「うちの旦那」。おめぇらいつまでもいつまでも……のフォーマットで、「うちの旦那馬鹿にしてんじゃねぇかんな」。すぎさん曰く「ドキュメンタリー」なネタ。勝負かけてきたなー! いやーなにしろ旦那さんがくらげライダーの松丘さんだから、内輪ネタで終わらずひどい亭主からボキャブラ芸人あるあるにまで発展するという(笑)。ネタが続く限り頑張ってもらいたい。
ブラックパイナーSOS
「不動産」。相変わらずの一点突破。おもしろいなー。喜びのジェスチャーがちょっと古いかなー。よそのライブ色々出てほしいといつも思う。
ゲスト
ゆりありく
月笑で見るのは2回目。りくくんますます芸人ぽくなってました。
柳原可奈子
「今だけは会いたくない女」。単独から。なにもかもが見事。
GI
風藤松原
「タクシー」。復帰の風藤松原まさかのGI。
認定漫才師バッジは付けていなかったけれど、1ヶ月半ぶりの漫才は、それはもう見事なものだった。とにかく松原さんの安定感! 9月に月笑でほとんどネタ飛ばしそうなくらいふらふらして、風藤さんに助け舟だされっぱなしだったり、SSPで完全にネタ飛ばして風藤さんに2回耳打ちされてた人と同じ人とは思えない……! 松原さんが安定してるとこんなに安心感があるのか風松の漫才って。
今調べたらSSPが9/7で月笑が9/12だった。調子悪かったんだなぁ。
松原さんはつっかえもせず迷うことなく、そしてなによりどっしりしてた。ちょっと今までにない存在感だった。入院中に良いだけ伸びてた髪を切って、すっきりした顔をされていた。
風藤さんも散髪していて、表情までこざっぱりしていた。ああ、二人で漫才をできることが当たり前でありいちばんいいことなんだなぁと思った。
ほんとにね、なんだかすがすがしいお顔だったんですよ、ふたりとも。
客席もとっても受けていた。ワードのひとつひとつに、ぼかん、ぼかんと笑いが爆ぜるようだった。波のような受け方とはまた違う、どんとした手ごたえのある受け方だった。
末吉くん
「物まね」。GIの尺だとちょっと持て余すかなぁという感じ。愛嬌があるなぁ。
新宿カウボーイ
「漫才」。ジャンル:新宿カウボーイだなぁ。
火災報知機
「ニートの先輩」。おもしろかったー! 漫画的に跳躍していく設定に、高松さんが全然負けてない。最後、あれ、そうだとするとここの矛盾は?と思ったところでさらにオチ。世にも奇妙な物語のように収拾した。いやー良かったなー。
360°モンキーズ
ショートコント
マシンガンズ
「グルメリポーター」。滝沢さんが暴走しまくり叫びまくる新ネタ。ダブルツッコミのときはその名の通り二人の役割にあまり差がなかったんだけど、この形ははっきり違う。西堀さんの手綱具合に、なんか仲良しだなぁと本筋と関係ない感心をする。しかし聞きとれないところが多かった……。
トップリード
「天使と悪魔」。ついにきた。ついに公衆の面前で、ただただいちゃいちゃするためのネタをつくりおったよ(語弊があります)! わかったよにんにん、今回は和賀さんに口説かれたかったんだね……。そうだねいつも好きだって言われてすぐオッケーしてたからあんま情熱的に口説かれたことなかったもんね……。
単独のネタだとそんなにいちゃいちゃしないんだよなぁ。そこが不思議。
あと、あのネタを受け入れる和賀さんも不思議と言えば不思議だ。コンビってそういうものか。
インスタントジョンソン
「ガイゼン」。単独のネタだそうで。これがもう、桁違いに素晴らしいネタだった! DVDに入るのでぜひご覧いただきたい。詳しくは書かないけど、キャラクターも設定もインジョンにぴったり! とくにゆうぞうさんが素晴らしい。あのままあのキャラアニメ化できるよってくらいのキャラの立ち方。
応援団とかカラオケが有名だけど、前回のヤクザのコントと言い、インジョンの世界観もすごいよなぁ。KOCで、世間のイメージ覆して度肝抜いてほしい!と心から思った。ガイゼンがもう一回見たいのでDVD買います。
ED、予想通りりくくんパニックが(笑)。威嚇されて飛び退る芸人さんたち(笑)。舞台にいるのを見るとちまっとして見えるんだけど、帰りしな、会場外でお洋服を脱いで四足で歩くりくくんを見たら予想外におっきくて、これに威嚇されたらなるほど怖いわと納得。
そんなりくくんを避けるため、上手袖ぎりぎりにいた松原さんがちょっと内側に! ありがとうりくくん!
松原さんは、ふらつくこともなくあくびすることもなく、しゃんと立っていて言ってしまうがすごくかっこよかった。ナガシとなにやら喋っていた。ナガシと吉川さんの私服はかっこよかった。
緞帳が下りるとき、風松は相変わらず最後まで頭を下げていた。