御神酒徳利のふたり

Hi-Hiトークライブ
10/28 新宿バイタス 19:00


書き終わったのに上げ忘れてそのままになっていたのだけど、上田さんのお誕生日(11/9)に日付詐称でアップ。


FKDきっかけで上田さんにほれ込み、漫才を見る機会が増えたらその漫才がまたおもしろい。そんなHi-Hiがトークライブをやると言うので行ってきた。新宿バイタスに行くのは実は初めて。あと、太田プロ勢は基本トークライブをロフト系でやるので、演者が立ちんぼのトークライブも初めて見た。やっぱりこっちの方が「ライブ!」って感じはしますね。どっちも好きです。


2時間ちょうど、立ちっぱなしで休憩なしで喋りっぱなし。とにかく楽しかった……! もうとにかく二人の人柄の良さと仲のよさにあてられっぱなしの2時間だった。風松トークに勝るとも劣らない和みの最大瞬間風速を記録したよ……。
上田さんは適当さこそFKDのときと変わらないものの、一回に喋る長さが段違いで、やっぱりFKDのときは意識的に短くしてるんだろうな、ぱっと踏み込んでさっと退くようにしてるんだなというのがありありとわかった。また岩ちゃんが、延々と喋る上田さんを止めもせず、うんうんって聞き続けて、上田さんが自分で脱線に気付いて元に戻ると言う、なんとも独特なトーク運び。お互いの間合いとか呼吸とかを、完全にわかりつくした二人だった。


高校の時から一緒の岩ちゃんに向かって、あんなに目をきらきらさせながらしゃべれる上田さんがすごい。
そして高校の時から一緒の上田さんを、いまだに感心させられる岩ちゃんがすごい。


まさに御神酒徳利。バンドもお笑いもトラック運転手をやっていたときですらもずっと一緒で、でも出会った時のまんま一緒にいること自体が楽しくてたまらないみたいだった。
高校のとき、学校で会って、家に帰って荷物を置いて、岩ちゃんの家に行っていたという自分の行動を岩ちゃんから聞いて、上田さんは「俺どんだけお前のこと好きなんだよ!」と叫んでいた。
でもこっちからすると、今まさにこの瞬間も、上田さんは楽しそうで楽しそうで、なんでそんなに長く一緒にいる人といること自体をそんなに嬉しそうにできるのか、聞きたいくらいに楽しそうだった。


不定期なのが残念なくらい、既に次回のトークライブが楽しみ。単独も、次回は絶対行きたいなぁ。そして何よりFKDの中にいるHi-Hiを年内にもう一回くらい見たい……。大活躍の上田さんを、岩ちゃんはどんな風に見ているのか見てみたい。


以下ツイートしたことを中心に覚書

  • 序盤は「今日で人類が滅亡するらしい」と言う話題から、上田さんが好きな古代文明とかオーパーツの話で盛り上がってた。スケッチブックまで持ち出す上田さん、いい加減なようで知識はしっかりしてた。オチもあり、岩ちゃんもまた素直に感心したりして。
  • 「上田:なんだお前あなたあなたって! 嫁さんか!」
  • メインは封筒からお題を引いてテーマトーク。「元カノ」とか「結婚」とか。
  • 20年も前に「彼女と初めてキスしようとしてたときに上田さんが遊びに来たのでじゃけんに追い払ってしまった」ことを気にして真面目に謝る岩ちゃんと、「いやそれは俺の方がごめんだよ」と謝る上田さんに、なんなのこのかわいすぎるおっさんたち……と若干白眼になる。
  • 仕事で一緒になった人の連絡先聞く芸人なんか最低だ!という上田さんは、もう結婚できるとしたら女性が運転する車にひかれるしかないと思っている。そうすればごく自然に連絡先が交換できるし、お見舞いに来てもらったら食事に誘えると。
  • お金を借りる話で、春日氏はすぐに貸してくれる。「カス、ムリ、ダメだ、頼む」と言えばすぐに振り込んでくれる。
  • 単調なバイトの作業に楽しみを見出す岩ちゃんに、「お前ぜったい洗脳できねーよー!」とものすごく嬉しそうに楽しそうにつっこむ上田さん。
  • 上田さんが岩ちゃんをネタ合わせに呼び出して、10分くらいで気が乗らないから帰れ!と言っても怒らない岩ちゃんを不思議に思う上田さん。岩ちゃんの言い分は、「あなたが気が乗らないのに練習してもうちの芸風的にダメでしょ、考えてできる漫才じゃない」。ちょっと感心しかけて、すぐに「寝られないくらい考えてるわー!」と怒る上田さん(笑)。
  • 最後は事前アンケートを読んでお客さんからの質問に答える。時間がなくなってしまって駆け足ながら全部読もうとする誠実さよ。ごめんねと言っていたけど読んでくれただけで十分だよ……! 風松なんてこないだ質問ふたつしかごほごほ。
  • やっぱりみんな気になっていた「うちの人」呼びは、岩ちゃん曰く「相方」は関西の言い方だから使わないのだと。同じように「相棒」はオフィス北野の呼び方だと。とにかく上田さんの名前を呼びたくないらしい。学生時代から呼んだことがなく、上田さん曰く「負けた気がするんだろ?」と。どういうことなのかよくわからないけど、お互いにはわかってるようだった。
  • 途中パチンコの話もイキイキとしてたなぁ。「○○はまだ打ってないんだよー!」
  • 10月いっぱいで上田さんの家を出る予定だった鬼ヶ島和田さん。上田さんの作ったカレーを焦がした話。上田さん曰く、「和田は「消す」か「強火」しかない」。