無理は禁物

先週、仕事がかなり忙しかったにもかかわらず平日に4日ライブに行き、土曜は出張でこっちに来ていた姉と新宿で大散財したりつけ麺食べたり夕飯食べ過ぎたりしたら、オードリーANNを寝過ごし、朝から腹痛に襲われた後昏々と眠ると言う休日になりました。無茶はいかんね。
どれも楽しいライブだったんだけど細かく感想書く気力がないので覚書のみ。

8/29 FKD48〜暗躍〜

待ちに待ったFKDの本公演。レポートはナタリーさんがくわしくしてくださっている。どんどんチーム感が増して、無茶苦茶楽しくなってるなぁ。
ファイナリストトップリードをいじるくだりもさらっと。全体的にトップリードは活躍してました。華がないギャグがないキャラがないと言われるトップリードだけど、ネタカバーでななめのアイドル衣装を着た新妻さんは、やはりこういうの似合うなぁと。華があるのとは違うけど、陽の人ですね。華はこれからガンガンつくよ!
LADY WAGAはいわずもがな、チーム女装の樽を作ったのも新妻さんだったそうで、ファイナルリストになってから忙しそうなのによくそんな暇あったなーと思ったんですが、ネタカバーもユニットコントも、たぶん全員相当前から準備してたんだなと見て取れる充実の内容でした。
5人漫才が嬉しかったなー。都内トップクラスの漫才師が揃ってるんだなと実感。メガ大喜利なんて、浴衣とメガネってどんだけ私のための企画だ。この夏一番の思い出です。ありがとうK-PROさん。
こないだのトークライブで活躍してた人がそのまま回しで活躍してた印象。ネタカバー前のMCが風藤さんで、松原さんも終始両手でマイク握っててかわいい。チーム分け企画の久保さんの司会がお見事! 仕切るだけじゃなく自らボケる。風松はEDもマイク持ち。こうやって役割分担ができていくのかな。
チーム分けは、誰にも触れられないながら風松がそろってチームKにいるので私は今日からチームK推しです。
FKDが盛り上がって、それこそ全国ツアーでもできるようになったらほんとにお笑いの流れを変えられるんじゃないかと思う。その前に、メンバーの誰が売れて抜けても不思議はないけど!

8/30 K-PROプレミアムyard

トン子が入ったので一度は諦めたんだけど、やはり見たくて行ってしまった。
前説がHARA君だったんだけど、前説であんなにしーんとしたのは初めて見たなぁ。「まだ22歳」って言うんだけど、いかんせんゴッホ君が初めて見たときまだ20歳なりたてとかへたすりゃ10代だったので、「まだ」感がもてないんだ。
OPMCが「阿諏訪:KOCセミファイナリストのうしろシティと!」「塚本:ファイナリストのラブレターズです」これを見に行ったのよ。ラブレターズはなにをしても調子に乗ってると思われそうで、ツイートすらできないらしい(笑)。はやく1ヶ月経って解放されたいそうです。
しかし皆さんファイナリストをいじるのもなかなか手探りのようで、ちょうど前日にFKDのいじり……というほどでもないさらっとした触れ方を見たばかりだからなるほどあれも技術なんだなと。yardはまだチームって感じでもないしなー。溜口さんがシャツの下にファイナリストTシャツを仕込んでたけど、途中から隠したがってた。
ラブレターズはファイナル決まって最初のライブがこれだったそうで、ライブ後からツイートで皆にいじられ始めてた。みんなどう触れるか考えていたのかなー。
そんなラブレターズのネタは校歌だった! あらびっくり。最初に比べたら歌い方の緩急の付け方が無茶苦茶多彩になってるんですね。
うしろシティは「コント!居酒屋!」って宣言して始まるネタ。これ初めて見たけどうしろシティにこんな構造のネタがあったのか! おもしろーい! ただあれだ、半裸の金子さんが阿諏訪さんの顎持って顔を自分の方に向けさせたときの客席の反応が正直すぎだ。ああいう普段かわいい人が男出すとひゃーって言っちゃうのはわかるけどね……。けっこう良い体してるよね金子さん……。ちなみに予定より脱ぎすぎたようで、阿諏訪さんが「乳首ちっちゃいな!」と叫びながらTシャツで金子さんの胸を隠そうと必死になってた(笑)。
ボーナストラックは三拍子。ネタはたっぷりした尺で、高倉さんがまぁ自由(笑)。
三拍子はその後若手三組とトークまでするってことで、久保さんの負担よ(笑)。最後に出てきたクロヤギの質問が、「あまり聞きたいことはないんですが、仲良いんですか?」と。それも久保さんが高倉さんのことを「亮くん」って呼ぶから仲が良いのかなーと思ったそうで、アナ学の後輩だそうですがファン目線っぽい質問だなーと。話すうち、「高:楽屋にあんなに人がいるのに、つっこんでくれるのは久保だけ」。クロヤギが、よくあれだけつっこみますねと久保さんに言ったら
  久:高倉は滑らせちゃいけない!
名言出たー。久保さんのツッコミとしての技量は高倉さんによって培われたのね……とちょっと感動してしまったよ。
あと、もう一個名言は溜口さんの「俺ネタ書いてないもん!」でした。KOCもノンプレッシャーだと。塚本さんが諦めたように笑ってて、ツィンテルかなぁ、誰かが「こんなやつに負けたのかー!」(笑)。
組数が増えた上に、企画有り、トークありだったから2時間半近くやったんじゃないかなぁ。久保さんの負担! 企画は本家プレミアムでもやったゴングで出てくる即興コント。皆さんオチに苦労されてました。

8/31 トン子vol.2

待ちに待った2回目のトン子。行けて良かった。
組数がえらいこと増えたので、まず前回とは全然別物なんだろうと思ってたんだけど、相変わらずOPからEDまで、う大さんの頭の狂いっぷりがそのままアウトプットされたようなものすごい世界を確立していた。いやこれはちょっとすごすぎる。芸小の独特な雰囲気も相まって、なんかあの時間だけ世界から断絶された空間にいた気さえする。空気がね、なんかずっと灰色の紗がかかってたような。
OPでジンカーズとわらふじなるおが出てきてしゃべるんだけど、そのうしろにいろんな人が出てきては邪魔をする。おそらく一筋縄ではいかないとは思ってたけど、う大さん曰く「夢でライブ見たらこんな感じかと思った」って、なんだその設定! いやでもほんと全体的に、う大さんの夢の中に迷い込んだみたいな、トン子自体がひとつ大きなコントだった。
ネタはそれぞれ1本ずつで、企画が2本。
一つ目の企画が、「ボケの人に記憶操作を施して、誰が相方かだけの記憶を失わせた。自分が相方だと名乗らずに、相方だと気づかせろ」というゲーム。まず設定からしておかしい。
う大さんの頭の中には明確な設定があるみたいなんだけど、それを全員が酌んでいる訳じゃないからだいぶおかしなことになる。これ大丈夫かな?と思ったところで惑星No.3のボケの人が倒れて、そこから皆が自分の相方に駆け寄って相方愛の茶番に。そうくるかー!
企画の間中、阿諏訪さんじゃない人が喋るたんびに「あれが相方だ!」って顔をする金子さんがツボでした。あと、阿諏訪さんが最後の茶番のところで金子さんに思い出させようとして、向き合って何度も頭をなでてあげてたのが(笑)。普段なにやってる設定なんだ。
最後、う大さんが「科学の力も相方愛にはかなわない!」って言って終了。馬鹿馬鹿しすぎて涙が出るかと。
2個目の企画は、ラブレターズの「校歌」を強化するためにみんなで歌詞を考えよう。ほんとにおもしろいものを考えるつもりだったのかどうかはわからないんだけど、途中からたけし軍団縛りになり、それを他の人がみんなステージ上で見てる前でラブレターズが披露。皆笑わないように言われていたのか、能面のような表情の大量のコント師と学ランのラブレターズというものすごい光景に。何人か笑いそうになって顔を背けていた(笑)。
そんでED、詳しくは書かないけど素人さんがステージに上がるという(笑)。う大さん曰く「お客さんにも出演者にも、初めてを体験して欲しかった」確かに芸人さん愕然としてたよ!*1
私は、普通なら素人なんざみたくもないし、すごく不快に思うんだろうけど(ステージに上がった人がvol.1の握手会で唯一ステージに上がった人だったのがわかってたし)、う大さんがOKだしたんならそれで良いと思えたんだよなー。無理してる訳じゃなく、それくらい、う大さんの脳内設定ががっつりあって、それからはみだしてるものはないんだとわかる。
だから、趣向が変わっても主旨がぶれない。次回もまた、人数も、企画も、変わるんだろうけど、う大さんの狂気に対する信頼が揺るがないので絶対に行く。
ただ、誰かにお勧めとかはしない絶対。今回も、なにしろ前回がラブレターズの「校歌」を産んだライブだって言うんで、なんかこうすごく前向きで発展性のあるライブだと思って来た人がいたと思うんだけど、そういうのでは全然ないから。
でもすごく、東京のコント師の可能性とか、この先を感じさせるライブではある。今回もOPトークで、コントライブなのにこんながっつり喋るんですねと言われたマキオさんが「漫才師の人がいるとがーっとつっこんできてうるさい、コント師だけだとゆっくり喋れる」みたいなことを言っていたんだけど、FKDにしろトン子にしろ、限定的なメンツだからこそできることを遺憾なくやっている。ここからコントの新しい流れが生まれても、全然不思議はない。トン子のかもめんたるは輝いている。
ちなみにマキオさん、うるさい漫才師は具体的に誰と言われて最初は濁すも「三拍子の久保だよ!」と仰っていた(笑)。

*1:ラジオかもめんたるでこの時の話が聞けます。http://www.voiceblog.jp/iwasakimakio/1548795.html