M-1グランプリ3回戦

11/14 19:00 よしもとプリンスシアター


昨日初めてM-1の現場に行ってきた。3回戦の3日目、もちろん風藤松原が出るのでお誘いいただいたのだ。


とにかくこの場で受けた人が受かるんだな、という印象。センター試験以上の一発勝負。合格者のうち、受け方は、天狗、エリートヤンキー、ピース、バース、グリーンランドがトップグループ、次が囲碁将棋、風藤松原だと思った。その次に受けてるなーと思ったメメとか初恋タローとかのグループは受からなかった。ここ3日、40組から受けて受かるのが7、8組。
しょーじき、今年の準々決勝が去年までの準決勝ということで、まぁ風松は準々決勝までは大丈夫だろうと始まる前は思っていた。しかしおととい三拍子が落ちて、とたんに怖くなった。
会場についてみたら、風松はトリだった。びっくりした。
面白くて手をたたきたいときに邪魔になったら嫌だったのでメモは取らなかった。普段行くライブより笑いの量が少ないと思った。審査員のつもりで来ているお客さんが多いのかもしれない。男性もたくさんいた。


風松の漫才を見て、昨日から今日にかけていろんな方の風松の漫才に対する意見を読んだ。ちなみに風松のネタは瞬間大喜利のオールスター。いろんな意見の出る漫才だと思う。


見たこと聞いたこと全部ひっくるめて思ったのは「私は風藤松原をみくびっていた」。
これは、昨日の漫才が最高の出来とか、あの形が風松の究極だとか言いたいんじゃなくて、むしろ逆かもしれない。それでも私は風松をみくびっていたと思う。細かく書くつもりはない。ただ芸人てすげぇ、プロって底知れねぇ、私はただおもしろいと思う限り彼らを見て、おもしろくないと思ったら見るのをやめればいいんだと思った。私にとっての最高が、彼らにとっての最高とぴったり重なることを祈るだけだ。客として。


つまんない話かもしれないけど、自分に「プロです」と言える分野があって良かった。なかったら相当打ちのめされていたと思う。私が見たのはそのくらいかっこいい漫才師だった。でも印刷屋として8年、私にはまだ3回戦のトリは務められない。