一歩ずつ前に出る人たちの集まり

阿佐ヶ谷ロフトA presents『めがねミーティング』
10/1 19:30
【出演】夙川アトムダーリンハニー風藤松原永沢たかし(磁石)、美甘子玉城ちはる山崎樹範
オープニングアクト】須永トミエ


10/1が眼鏡の日なんだそうです。
あんまり告知もしてないし、出演者(しかも直前に増えた)以外は何をやるかさっぱりわからなかったイベント。でもちゃんと埋まってた。存外眼鏡かけてないお客さんもいたけど、店員さんも全員眼鏡。
開演前にご飯食べてたら、オープニングアクトの須永トミエ氏が出てきて弾き語り。サポートのリズムの男性も眼鏡で、「眼鏡(だから呼んでもらえて)で良かったね」と話してたそう。1曲目がワンダーフォーゲルで、おおちゃんと眼鏡だとテンション上がる。オリジナル曲の後、ダーリンハニー吉川氏とどきキャン佐藤氏が組んでいたユニット「赤いきつね」の曲をやります、といって歌った「初秋」ってのがこれ普通に良い曲で。最近吉川氏が娘さんにサニーディ弾き語りをしているとツイートしてらしたけど、なるほど納得。
須永氏のさりげない歌声を聞きながらお酒飲んだりして、ああ大人になっておいて良かったとつくづく思った。贅沢な時間だった。ネタのライブに「さぁ笑うぞ!」って行くのも良いけど、こういうのもほんと良いなぁ。本編も、具体的になにがどうおもしろかった、とは言えないのだけど、とても楽しい、良い時間を過ごした。こういうのがあるからライブはやめられない。


トーク本編は、ほんとに何も決めてなかったそうで、磁石永沢氏が仕切りで風藤さんがサポートする感じでなんとなーく進行。でもこれが楽しかった。どこで眼鏡を買っているか、とか、みんなの視力は? とか。ほんとに目が悪い物同士の会話だなー。私はレーシックしちゃったのと、あとこういう話はだいたい眼鏡かけ始めたころに済ませちゃっているので、なんか懐かしかった。
細かいレポートをするのはあんま意味がないかなーと思うので割愛(終わった直後にツイートはしたので興味のある方はこちらでご覧ください)。
ただダリハニはやっぱり眼鏡芸人として長くやってるだけあって、話すことのいちいちが趣旨に沿っていた。おふたりともほんとに眼鏡が好きなのがよくわかった。
最近風松が宣材写真をダブル眼鏡バージョンに撮り直したらしく、その話は出なかったけどどうも眼鏡芸人で行くみたいなので、なるほど道は険しいなと。なにしろ松原さんの眼鏡がマルエツて! 真ん中から折れてアロンアルファでくっつけてるって! 


唯一企画っぽいのが大喜利だったんだけど「めがね大喜利」と「ピンクめがね大喜利」があるけどどっちやる?と聞いてすぐ後者に決定したり*1、何度も「房時の際は眼鏡をはずすかかけるか」の話になるし、みんな飲んでたせいもあるけど(笑)眼鏡はやっぱりどっか性的なもんなのかなと。でも意外なことにフェティシズムの話にはほぼならなかった。
こういう集まりは、外からは眼鏡フェチの集団だと思われるんだろうけど、全員眼鏡だったせいか、あんまりそっちには行かなかった。特殊性としての眼鏡ではなく、前提眼鏡、という感じだった。「眼鏡の何に萌えるか」みたいな話題はほとんどなくて、ほんと実用とか、自分が使う道具としての眼鏡の話だった。そこもちょっとおもしろいなと。私は眼鏡好きだけど眼鏡そのものに萌えるってのはなくて、好みの人が眼鏡かけてれば五割増し!というたちなので、とても聞きやすかった。
オールナイトイベントになったらそっちの話題にも行くのかと思う。3時間じゃ全然短かったので、ぜひ次はオールナイトでお願いしたい。また、お話だけじゃなくて歌とか、詩歌とか、なんかいろいろあるゆったりしたイベントに行きたいなぁ。良い時間だった。

*1:お題考案にどきキャン佐藤氏。ケイダッシュライブがなかったらいらしてたんじゃないかと思う