KOCからのSSL

Simple Set Live
8/31 19:30 しもきた空間リバティ


少ない組数・長尺が売りのこのライブ。こないだ風松が出たときに行ってたいそう楽しかったのと、イッピキムスメ直後の「トップリードの長尺なら何でも見たい」というテンションがあいまってチケットを買っていたらしい(ひと月前のことなんか何一つ覚えていない)。
なので、当日がまさかKOCのファイナリスト発表日とはつゆ知らず。私は予選を見ていないので不平もないけれど、トップリードが決勝にあがれなかったのはやっぱり残念で残念で。
しかし残念と言うならご本人がいちばん残念だろうし、悔しいと言うならご本人がいちばん悔しいだろうし、即「来年がんばって!」てのもなんか失礼だしとまぁとにかくなんか言いたいけどなんも言えねぇという状態で向かったしもきた空間リバティ。ここの座席はふかふかしてて好きだ。


前MCがいきなりトップリードと鬼ヶ島という、鬼ヶ島曰く「まだ生傷」の2組(笑)。出てくるなり「笑いにきたのかー!」と絡みモード。この場合の「笑う」は嘲笑う方の「笑う」ね。
新妻「どっちか行ってればなー!」から「鬼ヶ島は行ったと思ったでしょ!?」とずーっとKOC話。皆が話してる間、和賀さんが手で目の上に庇を作って照明を遮りながら客席を見渡してるなーと思ったら「今KOCの話してます」と注釈を入れた。和田「俺らが落ちたの有名な話じゃなかった!?」確かに私の周囲では今日イチホットな話題でした(笑)。とりあえず和賀さんかっこいい(口癖)。


鬼ヶ島は自分たちでも手応えがあった。袖に戻ってカメラにインタビューされるんだけど三人ともホカホカしてた。
野田「力がみなぎってた」(新妻さんに終わった後みなぎってどうするとつっこまれる)。
野田氏は楽屋に戻った後どうして良いかわからず鞄持って外出て5mくらい一周して帰ってきた。ちなみに楽屋に戻った時、吉本の人とかいろんな人から「行ったんじゃないですか〜?」と言われたが、真っ先に肩を叩いてきたのはしずる兄さん(笑)だった。
新妻さん曰く、鬼ヶ島は楽屋で芸人にむちゃくちゃ受けていた。暗転して野田氏がすっと消えた瞬間(という感じのことを言っていたが私はネタを見てないのでよくわからない)に楽屋がボカーン!と沸いた。


トップリードは前がラバガで後がしずるでどっちも滅茶苦茶受けてて、
新妻「なにこのサンドイッチ!」
新妻さんが袖を見ると和賀さんがしずるで大爆笑してたらしい。
和賀「俺しずる大好き!」
新妻さんがラバーガールはほんとにおもしろかった、大水さんの動きがおもしろかった、飛永さんが笑いながらつっこんでてこれは行ったと思った、と言ったら鬼ヶ島もものすごく同意してた。
和田「(飛永さんが)アドリブでつっこんだりしてたよね!?」


受かった体で迎えて欲しいと一度退場して、照明まで消して再登場。大喝采で迎えられる。全員斜に構えてたのは謙遜とか得意げを体現するとああなるのか(笑)。
そこから全員でガッツポーズしながら「We are King of Conte」と声をそろえる団体芸を何度もやる。


結果発表の話も少し。最初がいきなり2700何番のジャルジャルで、
新妻「その時点で185番フラミンゴはないんです!」
2800番台がシードで、そこからずーっと2800何番が呼ばれ続ける(鬼ヶ島とトップリードもそこ)。鬼ヶ島の番号が飛ばされた瞬間の野田氏を大川原氏は横目で見ていた。
大川原「ぱかーん!ってなった」
実際は音もなく天を仰いだらしい(笑)。


トップリ・鬼ヶ島共にほんとに悔しいと言っていた。最近はツイッターでご本人のコメントが即読めるけれど、あれはあくまでオフィシャルなアナウンスなんだと痛感した。泣き言はほとんどなく、すぐに切り替えているように見えるけどそんなわけない。生で聞いてやっと、どんだけがんばったか、どんだけ悔しかったか、どんだけショックなことかわかった。それだってもちろん全部はわかってない。
あの場でご本人たちから「来年」という言葉が聞けたから、来年がんばってほしいとほんとにこころから思った。来年のKOCはトップリードと鬼ヶ島のもんだよ!


ネタは
カレー「交通量調査」
ツィンテル「恋占いにご用心」
ジンカーズ「雑踏の中の立ち話」
トップリード「ヘビと写真を撮ろう!」
鬼ヶ島「くまごろう」
タイムマシーン3号ガリガリ君奇譚」
ツィンテルとトップリード以外のタイトルは適当です)


トップリードは単独以来のヘビ! ほとんど変えてないと思う。和賀さんの「ガイドブックどこ!?」はなかったけどわかったのはそこぐらい。ただ、終始二人ともテンションが高く(もともとテンション高い設定だけど)、途中のリズムに乗るところで和賀さんが奇妙な踊りをしてそれを新妻さんが真似したりしてまぁ楽しい(笑)。
毎度思うんだけど新妻さんのマイムってそのあとの展開を知ってて見るとものすごく細かくやってるんだってわかるなぁ。


鬼ヶ島、これが噂のくまごろうかー! いきなり鬼ヶ島ワールド炸裂で首根っこつかまれて笑わされる感じがたまらん。尺を稼ぐためか、途中で野田氏が床に這いつくばって嘆くシーンに放り込んできた。「なんで落ちたんだー! We are King of Conteー!」(笑)。大川原氏も少しのっかり、その間笑いをこらえつつ一度も振り向かない和田氏がまた素晴らしい。


タイムマシーン3号は、これがもういろいろ露骨でおもしろかった! すげー芸人さんらしい芸人さんだなーと。のっけから「KOCの結果出てる! やった! ○○○落ちた!」とかもう最低(笑)。最後も尺調整のために「なぜ漫才師である我々がKOC準決勝までいったのか!? 受けたからです!」とか。好き放題だった(笑)。


企画は企画は4人1組のチーム戦でゲーム。和賀さんがMC。対決の内容よりジンカーズがいじられまくってたこと(和賀さんから樋口氏の高校時代のあだ名が「王子」とばらされて、そこから終始王子いじり)と鬼ヶ島とタイマの罵り合いのが面白い。タイマに向かって鬼ヶ島が「今年最後だろ! M-1落ちろ!」ってどんだけ直球だ(笑)。
どこかで和賀さんが「カレーの王子様」ってうまいこと言ったら馬場氏だったかKOC落ちるの納得いかない! 審査員に抗議する!と言って引っ張って行こうとしてた。
ゲームの最後で和田さんが書いたんだったかな? ジンカーズの絵がそっくりなのでツイッターのアイコンにしようということになり、確かにいま馬場氏のアイコンがその絵になってます(笑)。


EDの仕切りもトップリード。タイマが単独ライブの告知してたけどなんとKOC決勝の日で「決勝行かないの前提」って(笑)。
あ、あと、新妻さんが事務所ライブの告知の後「インスタントジョンソンがKOC落ちてものすごくがっかりしてるから、見かけたら「お疲れ様、おじいちゃん」って声をかけてあげてください」って言ってた。
なんの流れだったか新妻さんが「皆さんなんでK-PROのライブ来るんですか? 他のライブの主催者が不思議がってる。なんでK-PROだけ客が入るのか、お金配ってるんじゃないのか」と言って、他の誰かも「今日のメンツで普通こんなに入らない。全員顔が地味」と言っていた。OPで出てきた時も「すげー入ってる」って驚いてたなそういえば。
私はK-PRO以外のライブに行く方が少ないので何がいいのかとかよくわからないけど、お客さんいっぱい入る→芸人さんテンションあがる→お客さん楽しくてまた来るの好循環なんじゃないかと思うんだけどさてどうだろう。
どっちかと言うとK-PROだから行こう!じゃなく、好きなメンツのライブを選んだらたいていK-PROになるんだけど。K-PROさんが選ぶ芸人さんに集客力があるんだと思ってた。
まぁでも確かにK-PROのライブ終わって「あーつまんなかった!」てことはたぶんない、と思う。いっぺん微妙なのあったけど。時間割いて行ったライブがつまらないとほんと人生終わったくらいぜつぼうてきな気持ちで帰ることになるから、そういう意味で信頼のブランドではあるなぁK-PRO


とりあえずSSLの前OPは私的に鉄板ということは分かった(こないだは風松と夙川氏)。そんで、賞レース直後のライブは見とくもんだなと思った。