ドゲンジャーズハイスクール第6話

nico.ms

現時点で今期一番好きかもしれない。6話!

今回なんか満足感がすごかった。いつもが物足りないというのではなく、毎回ED流れてくると「秒じゃん!」ってなるのが今回はなくて「きっちり19分見たなぁ」って充足感があったというか。いや毎話19分なんだけど。
なんだろう。感覚的なことしかわからないけど、アバンからのOPの流れと、次の話へのカットがあったからかなぁ。ドゲンジャーズって1期も2期も引きがめちゃくちゃ強くて毎週「金なら払うから今すぐ次見せてくれ……!」ってなってたのを思い出した。3期は1話完結っぽくて、それがどっしりした感じで良いんだけど、次を見せてくれるのやっぱり好きなのかな。あとは単に、エルさんが職人さんたちと一緒に働いてるの見られると嬉しい。普通に就職して働いてるヒーロー大っ好き。

オーガマン回で先生回。先生キャラ強いなぁとは思ってたけど、こんなにがっつり掘り下げられると思わなかったー。小曽川先生役の山崎さんと、あとコメディエンヌとしての優愛ちゃんの演技、どっちも振り切ってて素晴らしかったな……。山崎さん、Twitterでも福岡愛だだ漏れでドゲンジャーズを大事にしてくださっててファンにならざるを得ない。

ファティマでオーガマンが先生を褒めるとこ、そういえば先生って生徒からあんなふうに褒められることない仕事だよなぁと思った。子供向けと限定される番組ではないけど、視聴者の中には先生よりは生徒の方が共感しやすい人が多いであろう番組で珍しい描写だった。
「同じ先生が同じ学校にずっといる」というの、私立独特の事情なので、ずっと公立だった私にはわかるはずもないのだけど(卒業して何年か経って行くと知ってる先生誰もいない)、不思議と自分の恩師のこと思い出した。
私の恩師は高校の名物教師だったんだけど、新設校に異動になって、残念に思っていたら数年後私の母校に戻ってくることになった(多分定年前の花道だった)。それを新聞で知って「めでたいなぁ、お祝い言いたいけど先生の連絡先知らないしなぁ」と思っていたら、後日、先生が戻ってきた時の始業式に祝電が多数来ていたと聞いて、電報ってそう使うのか! 諸先輩方さすがです……!と会ったこともない先輩たちをすごく身近に感じた。
自分がお世話になった先生のことを、同じ生徒の立場である真子ちゃんに「よろしくね」と頼みたい先輩のような、あの生徒同士の連帯は、恩師を持つかつて生徒だった者に等しく懐かしく共感される。
シャベさんの出身校は私立なので、体験が反映されているんだろうと思う。作家の私的で有機的で個人的なエピソードが、一見全然関係ない受け手の私的で有機的で個人的な記憶を呼び覚ますのは、物語が普遍性を獲得するひとつの手段だ。

MAKOちゃん幹部4人相手に夜まで一人で戦ってるの、すごく強いと思うんだが、それ以上に切袴の疲れ具合からして、前回のフクオカリバーさんの特訓は幹部4人と戦うよりきつかったんだなー。
今回もカラミーちゃんいっぱいで楽しかったなぁ。あの、オーガマンがずんずん進んでいくとカラミーちゃんが避けるの見て、エイプリルフールにリリースしたゲームを思い出した(プレイヤーごとに難易度が違いすぎ、オーガマン選ぶとカラミーちゃんがクモの子を散らすように逃げていっていきなりボス戦)。

田中くんが働いてる大賀薬局も、結社が飲み会やってる大自然も、戦闘すると騒音で通報されて駆けつける警察も、全て当たり前にあるものとして差し挟まれるのがたまらない。福岡行きたい。悪の秘密結社の負けちゃった飲み会全てが最高好きで筆舌に尽くしがたいとはこのことか。メイド執事さん泣き上戸なんすねそうなんすね。私服シャベちゃんの素っぽいのも最高だよー大自然行きたいよー。

って言ってたらEDでほんと声出して笑ったね! いやもう、多分見てるお子さんとかが結構踊れるようになってきたタイミングでこれ。前もOP歌えるようになってきた頃にやったよね。こうやって、テレビの前にいる誰かを常に意識して出し抜いてやろうとするドゲンジャーズが大好きだよ……。

画面外の覚書

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1日だけって言ってたからもうアーカイブ残ってないと思うんだけど、真子ちゃん涼子ちゃん明峰ちゃんがインスタライブやってくれたー。もうずっと可愛くてずっと楽しそうで、ほんとに、よくぞこんな素敵な人たちばかり見つけてきてくれた……と天を仰いだ。彼女たちには人としても俳優としても、どこまでも健やかに大きくなってほしい。ドゲンジャーズのショーにも出てくれることがあればいいなぁ。


木曜にこのツイートが出てからTwitter騒然。花束⁉︎ 花束⁉︎ 夢女の素養が一切ない私にもわかるこのやばさ。聞かれてもいないのに書くと即座に欲しい!となったのはヤバシャベメタルであることを告白します。


youtu.be

金曜にダンゴムシマンさんが新商品説明の生配信を。エンスカイ様主導とわかる。足を向けて寝られない。あの花束写真別カットたくさんあるんでしょ⁉︎ もう稼げるだけ稼いで欲しい。ポストカードクリアファイルフレームアクキーネットプリントなんでも作って。JRと格安航空会社に払う金はないがあの写真にはいくらでも出す。


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今週ご無沙汰だったシャベリーマンさんのキャスに、フクオカリバーさんが登場。聴けば聴くほど謎が謎を呼ぶフクオカリバーさんのスペックと為人。しかしほんとうに大人で頭が良くて言葉の一つ一つに重みがある……ほんとうに毎度思うけど、こんな大人になりたかたった。働いて、自分の好きなことをして、フットワーク軽く、人生を楽しんでいる。

ドゲンジャーズハイスクール第5話

nico.ms
ここでこう来たかー!の5話!

放送当日福岡に日帰りしてまして、帰ってきても魂が天神に置いてけぼりでかなりぼーっとした状態で見てしまい、あまりわかってないうちにシャベさんの副音声解説も聞いちゃったんですね。なので何度か本編見返したけどその解釈を完全になかったことにして見ることはできないし、しかし有料だからまんま書くわけにもいかんしという状態だったりする。
でもまぁバルトやデリダは大学時代ほんのちょーっとだけかじったので、元々「作者の意図」なんて見てる時に考えないし、受け手の数だけ意味はあるので(なので昨今の考察の上に正解があるみたいなのは全然相入れない)、見たように書きます。受け取り方は自由だと思っているからこそ、作り手からのああいうお話はめちゃくちゃ聞きたいし大好きです。

真子ちゃんたち人間キャストを描くことで、ヒーローたちの成長を示すお話なのかなと思っていたら、まさか今回、修羅王丸をこういう切り口で描くとは。修羅様の場合は「成長」というよりも「変化」というか、自分でも気付いてなかった心の裡に気付いたのかな。

自分は真子ちゃんと釣り合わない……と悩んで泣いちゃう涼子ちゃん、切なかったー! わかるよー! 若い頃ってそういうので悩むことあるよねぇ! でも釣り合いとか考えないで「クラスが一緒になった」とかの理由で友達になれるのって若いうちだけだからー!とおせっかいな中年丸出しで泣いてしまったぜ。あと涼子ちゃん稀に見る働き者よ。自信持って。
物語の中の高校生の女の子にこんなに共感したのは初めてかもしれない。自分もかつて高校生の女の子だったものとして。
これまでのフィクションで当事者以外からの欲求乗っけられまくった共感ゼロというか非実在の「女子高生」に煮湯を飲まされてきた恨みが深すぎて何度も書いてしまうんだが、ほんとに普通に勉強して部活して、悩んで笑って高校生やってただけなのよ。たまたま性別が女の人間が。それが「女子高生」という記号になるとなんであそこまで歪められないといけないのか。
真子ちゃんも涼子ちゃんも明峰ちゃんも、ひとりひとりの人間として描かれていて、その上で、「思ったことをきちんと言葉にして伝えられる素直な女の子」の姿を借りることでヒーローと悪役の関係性を浮かび上がらせるって……離れ業すぎる……。こんなことができるのか。
3期の第1報を聞いた時、「女子高生」というワードだけで一抹の不安を覚えた浅慮を謝りたい。

ドゲバースの修羅様って、多分実在の修羅様より結構わかりやすいキャラクター造形なんじゃないかと思うんだけど、冒頭でフクオカリバーさんに死合を申し込まれたと思ってものすごい喜んでいるの、こんなに感情を露わにすることあるんだ……!と驚いた。2期まででは、修羅様は境地に至ることで強くなるのが目的なんだと思っていたけど、本当には死場所を、自分を殺してくれる相手を求めている(と本人は思っている)のかとあの喜びぶりを見て思った。
あんなに喜んでいたのは、自分を殺してくれるかもしれない相手が他ならぬカリバーさんだからなんだろうなーと勝手に思っていたんだけど、修羅様自身がそのことに気づいたのは今回の話を通じてかもしれず、「なぜ余はつきあう」の言い方の変化がその想像の余地を与えてくれた。ラストシーンの修羅様、毎秒最高値叩き出しっぱなしだったな……。かっこいいしちゃんとものすごく恐ろしい……。

修羅様が「これからも付き合い続ける」と言ったけど、カリバーさんの方が「付き合い続ける」とも言えるよなぁ。「現の夢から醒める」、つまり彼岸に行ってしまう修羅様を繋ぎ止められるのはカリバーさんだけかもしれないと、ご本人わかっているのかいないのか。全部わかった上で、「試合しよ〜⭐︎」って言ってるのがカリバーさんな気がする。本当に大事なことを知っていて、自分を曲げぬままそれを守れてしまうのが。

修羅様がさらりと口にした「この街」が、当たり前に福岡なのがぐっとくる。真子ちゃんの言う「今いるみんなが大事なの」のみんながいるのも福岡で、そう気づくたびに「ドラマで説明ないとき舞台は基本東京」に縛られていた心が自由になる気がする。ヤバちゃんがネクタリスさんに奢ってもらっていたのももちろん福岡の大自然ですね。書いておかずにはいられない、お猪口で日本酒飲む社長最高。

画面外の覚書



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毎週ありがとうございますのNGシーンとメイキング。メイキングこんなに大ボリュームで見せていただいていいんですか……! 結社のアジトのシーン嬉しい。

イベント続きだったGWもヤマシロヤさんで終わり、ダンゴムシマンさんに会った友達がすっかり魅了されていた。ヤマシロヤさんの付箋、この世にはこんなに絵が描ける人がたくさんいるのか……って圧倒されたな。


結社が長く定期公演をやっていた天神ポケットさんがクローズ。一回だけでも行けてよかった。


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5/14に初の試みドゲンミーティング。めちゃくちゃ楽しかったー! 初回はキタキュウマン、シャベリーマン、大賀社長、フクオカリバー、エクス、ピザクック原野社長、ビンチョウファイヤー、ちょっと登場MMAの下青木社長。
こんな豪華メンツの貴重なお話を、1100キロも離れた場所からタダで聞いていいんですか⁉︎と肩揺さぶりたくなるような配信だった。出てる人のうち4人社長なんていう恐ろしいメンツにそんな失礼な真似しないけど。
実在するからこそできる配信で、実在の方の彼ら、特に憧れの大人であるフクオカリバーさんの素っぽいお喋り聞けるの最高すぎた。給料日前……。
原野社長が2期の脚本についてちらっとお話ししてくれたところ大興奮だった。そういうの、そういうの聞きたい。ふくやさんの社長にもきてほしい。アクターさんのお話も聞きたい。毎月の楽しみが増えた。

これさえあれば

天神北大週報The Last
5/8 天神ポケット 13:00

「天神北大週報」は、悪の秘密結社がかつて行っていた定期公演。ドゲンジャーズで彼らを知った私はもちろんその中身を知る由もないのだけど、とにかくいい名前だなぁと思っていた。

これは別に自虐でも、自分より後から来る人を貶める気もないのだけど、どこに行っても自分は「遅れてきたファン」だなぁという自覚がある。四半世紀くらいファンクラブに入っているスピッツにだって、そう思う。私はオーバーオールを着てロフトに立つマサムネくんを見られなかった。

ドゲンジャーズを知って、悪の秘密結社のツイートの過去ログを遡って、天神北大週報の中の一つである「キタキュウマンと結社の馴れ初めショー」の存在を知った時、あまりに見たすぎて「この最高のショーをやっていた日に私はなにをやっていたんだ」と自分のツイートを掘り返したことがある。そしたらフジテレビの月9の「デート」の再放送にだだはまりして「この最高のドラマをやっていた時リアルタイムの私はなにをやっていたんだ」みたいなツイートをしていた。なんの落語かと思ったが、私は一生この繰り返しなのだ。

でも何かを好きなるというのは、とある対象のとある瞬間が自分に合致するということなので、ただの好みの問題だというのもわかっている。それ以前にその対象を知るきっかけがあったとしても、その時好きになれるとは限らない。ていうか大体ならない。私の好みのタイミングは、いつもちょっと間に合ってない。

とはいえ、後になってあれが見たかったと思っても、その時の私は私で、その時一番見たいものを気が済むまで見ているんだから諦めはつく。これはそうやってしか生きてこなかったから自信がある。
未来の自分がこれを見たいと思うだろうなんて予想して今見るものを決められるわけもなく、結局は今見たいものを後悔ないように見るしかない(ここ2年はそれもままならなかったけど)。
天神ポケットのクローズで急遽天神北大週報の最終回をやると決まったとき、遅れてきたとか間に合わないとか考える間も無く迷わずチケットをとった。

滞在時間8時間で天神に行って帰ってきて、それからずっといろんなことを考えているのだけど、天神ポケットにいた2時間、その前で並んでいた30分くらいも含めて、その時間はとにかくずっと楽しかった。めちゃくちゃ楽しかった。
タワーズ天神の3階にあった天神ポケットは、ライブハウスとしてはシアターDより2回りくらい小さい面積だったかなぁ。伝わる必要ないと思って書くけど、正方形っぽいステージの幅は中野Vスタジオくらいだけど奥行きはFuくらいあった。ステージの高さは低くて、客席の上手側の壁に沿って10センチくらいの高さの花道みたいなのがあった。それが客席後方の楽屋と繋がっているようだった。
そこから怪人が登場するたびに歓声が上がるのだけど、マーク3社長と、ドゲンジャーズ2期2話までのメイド執事さんが出てきたときの歓声の意味は、初めてここにきた私にもわかった。
彼らが出てきた理由は、時系列としては私にもわかる。でも、長くこの公演を見ていた人の文脈では理解できない。できないし、軽々しく推測もしたくない。ただ、わぁっと沸き立って光ったような空気に、客席からの「やってくれた」、スタッフからの「やってやりましたよ」という信頼を超えた共犯関係を確かに感じて、その末席になれたことがすごく嬉しかった。
こう書くと、古参の中に新規が肩身狭くお邪魔してる感じに思われるかもしれないけれど、居心地の悪い思いなんて一つもしなかった。

話は逸れるけど、お世辞じゃなくて、来てる人がびっくりするくらいいい人ばかりで、並ぶ時も席決める時も、すごい自然に声を掛け合ってて(もちろん顔見知りの人も多いのだろうけど、初見の私にも)、同調圧力とかではなくこの輪を乱してなるかと初心者なりに思うくらいみなさん譲り合っててすごかった。都民は無言の行列得意だけど、そういうんじゃなくて、入場の時も受付の店員さんがささっと捌きながらもネイル可愛いですねって褒めてくれたり、すごい、人と人のやりとりー!ってなる(芦屋でも思った)。
こないだガルフ兄ちゃんがポップアップに来た手下のマナーに感心して褒めてたけど、わかるなぁと思う。自分も写真撮る時最前になったりしたらなるべくシャッと座るようにとか、すごく気を付けようと自発的に思う。

内容に話を戻すと、きっと理解できていないこともあるし、かつてを知っている人と私では、同じものを見ても受け取る量は全然違う。でも、そんな私も一緒になってゲラゲラ笑えるくらい、語られるエピソードも今より少し若い出演者たちもあまりに面白くて無茶苦茶で、心から楽しかった。
遅れてきたファンである私が疎外感を感じなかったのは、知らなかったことも知っていることも、全部ひっくるめて結社で、その結社がどうしようもなく現在進行形で、最初には間に合わなくても今は同時代を生きていると思えたからだ。

ゲストの児塚あすかさんと兎月つかささんは、ドゲンジャーズ以前から天神ポケットにゆかりの深い方で、その方たちがドゲンジャーズで出会っているのは、ご縁もあるのだろうし、意志もあるのだろう。

あの姿の社長とメイド執事さんにこの先会えるかわからないけど、天神ポケットで会えたのが最後でしたなんて美しい物語に回収する必要はないし、芦屋の時も思ったけど、ずっと好きでいて、会いたいと望んでいいんだと思った。確かに彼らはいるし、私は好きなのだから、もう一度会えるか会えないかは最後についてくるおまけみたいなものだ。

福岡から帰る時は大抵T字路sを聞いているのだけど、「これさえあれば」という歌を聴きながら思っていた。

どこをどう探しても
逆立ちしてみたって
他のどれでも駄目さ
代わるものなど何もない

全て無くし果てても
身ぐるみ剥がされても
これさえあれば平気さ
望むのもなど何もない

この歌の中で「これ」はなにか明言されないのだけど、天神ポケットでの公演は、天神北大週報にしても執念祭にしても大暴年会にしても、誰かにとっての「これ」だったんじゃないかなぁ。やる方にとっても見る方にとっても。
知らぬ身で想像は良くないのだけど、たった一度最後の天神北大週報を見た者のひとりとして、99%は想像だけど1%は実感と確信がある。

昔を知らない私だけど、ドゲンジャーズ以前を揺籃期は呼べない。そう言うには多分青春そのものすぎるだろう。出てる方も、見てる方も。正直自分が天神で見たものと、ドゲンジャーズ商圏の規模感が違いすぎて、帰ってきてから結構ずっと混乱している。
お笑いライブでしか例えられないんだけど、事務所ライブの規模感ですらない、芸人さんの自主ライブが一番近かった。地下アイドルライブに行ったことがあればもっと適切な例えができるんじゃないかと思うんだけど。なんでっていうのもあれだが、なんであのライブやってた人たちが、4年後博多の名だたる大企業と組んで仕事をしてるんだろう。いやドゲンジャーズ1期からの流れは見てるし、なんで1期ができたかも知識としては知ってるけど。当選メールの文面見た時に「ドゲンジャーズのときはすごく頑張ってちゃんとした会社をやってるんだなぁ」とは思ったけど。

かと言って歴史が断絶しているとも感じなかった。思い出と呼ぶにも活きが良すぎる。あの頃があって今があるというような綺麗な一本道じゃなくて、今から先もあれはやりたいことの一つなんだろう。
定期公演はコロナのせいでできなくなったのかと思っていたのだけど、結社のツイートで検索して出てくる限りでは2018年が最後で、なんでやらなくなったのかはわからないけどこの先できれば良いなと思う。昔のように平日にやるなら私はなかなか行けないと思うけど、あれやって元気になった結社の面々が遠くまで届く作品を作ってくれるなら、それで十分恩恵を受けることになると綺麗事でなく思った。行ける時は行くけど。そのくらい、結社のガス抜きに必要なものなんじゃないかと思った。

空港でピザクックさんの広告に載っているグレイトZを見て、天神ポケットの前にINCUBEに行って、天北見て、帰りの空港のふくやさんでMAKOちゃんを見た。1日のうちに混乱するほど規模感の違う仕事を同時に目の当たりにして実感した。結社の仕事全てを続けながら、シャベリーマンさんがキャスで言ってた「昔グッズを買ってくれたことを黒歴史にしない」という至難の業を叶えるのは、福岡でないとできない。一つしか選べない不自由な未来と違って、いとも簡単に過去は変わる。

どうにかして自分が今の仕事続けながら福岡に住むか、結社の東京支社ができるかして、楽に見られるようにならないかなーという気持ちがずっとあったことを白状する。
福岡は遠いし、お金かかるし、諦めなきゃいけないことたくさんあるけど(夜公演も見たかったよ!)、ずっとそこにいてほしい。私が行くから。
天神ポケットで天神北大週報を見て、ようやくその覚悟が固まった。